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中堅企業向けエントリーパッケージ「mySAP ERP」を発表

SAP R/3とSAP NetWeaverの組み合わせで、短期、段階的導入を促進

TokyoSAPジャパン株式会社 (本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井 清孝、以下SAPジャパン) は本日、同社のERP(統合基幹業務ソフトウェア)で中核製品である「SAP R/3 Enterprise」を、拡張性と柔軟性に富んだ統合基幹業務ソリューションとして発展させ、新しく「mySAP ERP」と再定義した、と発表しました。「mySAP ERP」により、企業で必要とされる基幹業務ソリューションに絞って導入することができるため、SAPの包括的ソリューションである「mySAP Business Suite」契約に比べライセンス価格が安価で、また短期間での導入が可能となります。SAPジャパンは「mySAP ERP」を中堅企業向けエントリーパックとして本日より出荷を開始します。

「mySAP ERP」は、SAPの統合アプリケーション・プラットフォームである「SAP NetWeaver」(エスエイピー・ネットウィーバー)を技術基盤として、「SAP R/3 Enterprise」の会計・人事・販売・購買などの基幹業務系の実行機能に加え、企業の意思決定をサポートする経営管理ソフトウェア「SAP SEM」( 戦略的企業経営)や従業員間の連携・共同作業の生産性を向上させる「マネージャー・セルフ・サービス」、「セルフ・サービス購買等」を構成要素としています。「mySAP ERP」は、「SAP R/3 Enterprise」をより強化し、単なる基幹業務の実行だけでなく、マネジメントレベルでの経営管理、従業員の情報収集・業務処理自動化を可能にし、実行から管理におよぶ基幹業務全体の効率化と利益の最大化を実現します。

「mySAP ERP」の導入企業は、「SAP NetWeaver」によって、既存のIT投資を保護しながら段階的なシステム導入を可能にするため、統合や配備に掛かるコストや期間を削減することによってTCOの削減の実現が可能となります。この「mySAP ERP」による投資費用の低額化や導入期間の短縮化により、SAPジャパンが新たにターゲットとしている中堅企業にあって特に、統合基幹業務システムを構築していくことが可能となります。

「mySAP ERP」の導入企業は、将来SAPのCRM (カスタマ・リレーションシップ・マネジメント)やSCM(サプライチェーン・マネジメント)などのソリューションを必要に応じて追加購入することも可能です。これらのソリューションはERPと統合されることを前提に開発されているため、新たにインターフェースを構築する必要はなく、迅速な導入が可能です。このSAPの新たなアプローチによって、顧客企業は、ビジネス環境が大きく変化しても、既存システムすべてを入れ替えることなく、既存のIT投資を効果的に活用しながら理想的な基幹業務システムを構築することで、柔軟な経営に対応できるようになります。

以上

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、カスタマーリレーションズ管理 (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、20,000以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp )