設計開発段階における情報共有と、業界標準に準拠した設計品質管理を支援する新製品「cProjects Suite」を追加

2003年11月17 日 by SAP News 0

~製品の開発から製造、販売、サポートを支援する「mySAP PLM」により、短期間・低コスト、最適な技術情報で製品開発を効率化~

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井清孝、 以下SAPジャパン)は本日、製品ライフサイクル管理ソリューション「mySAP PLM (Product Lifecycle Management:製品ライフサイクル管理) 」に、製品開発関連情報をウェブ上で一元管理し、開発プロセスにおける期間・コスト・品質についての最適化をはかる製品「cProjects Suite(以下、cプロジェクト・スイート)」の日本語版を追加し、このたび出荷開始すると発表しました。

近年、急激な技術革新や製品ライフサイクルの短縮化、市場やサプライヤーとの協業関係の変化など、製品開発を取り巻く環境はめまぐるしく変化しており、その対応は製造業にとって困難なものとなっています。このような環境下で企業に求められるのは、明確な製品戦略に基づいた、手戻り(仕様の再作成、予定価格オーバー、作成時の不具合、納期遅れなど)のない、確実な製品開発プロジェクトの遂行と、設計段階において、後工程で想定される品質の不具合に十分に対応した設計仕様の作りこみ、市場の需要にあわせて製品を設計、開発できる体制です。

「cプロジェクト・スイート」は、社内だけでなく顧客やパートナー企業、サプライヤーなど、開発に関わる関係者全員による製品情報の共有化を可能にします。また、開発スケジュールや進捗管理から、リソース計画、さらには承認の管理に至るまでの全てのプロセスを把握できる進捗管理掲示板の役割をも果たします。文書や図面、品目、部品表など製品開発に関する情報をウェブ上で一元管理することによって、情報整理の簡易化と、共有化、そして社内外におけるコミュニケーションの効率化を実現し、製品開発プロセスにおけるコミュニケーション全体の流れを円滑にします。

「cプロジェクト・スイート」の構成要素は以下の2点。

  1. cプロジェクト:
    1. 開発プロジェクトの進捗管理
    2. APQP(Advanced Product Quality Planning:先行製品品質計画)に準拠した製品開発手順管理
    3. 開発リソース計画(人的リソース管理)
    4. PPAP(Production Part Approval Process:製品計画承認プロセス)に準拠した承認の管理
  2. cフォルダー:
    1. 製品開発、開発購買、設備購買における情報共有をベースに、社内外における仮想的な協業の場を提供
    2. 文書、図面、品目、部品表などの情報の管理、共有化

明確な製品戦略の立案と、それに基づく製品開発プロセスの管理
「cプロジェクト・スイート」はWebベースでプロジェクトの進捗管理や設計品質管理を行うツールです。「cプロジェクト・スイート」では、製品開発における各プロセスをあらかじめ登録したテンプレートを用いてプロジェクトを容易に構築することが可能です。また、フェーズ毎にチェックリストを作成できるので、もれ・ぬけや見落としを防ぎ、成果物責任を明確にする事ができます。「cプロジェクト・スイート」はWebベースのシステムですが、ガントチャートを用いて、工程におけるタスクをグラフィカルにわかりやすく表示することも可能です。

さらに、クオリティゲートの設定が可能なため、品質責任を明確化できるほか、各ゲートでの承認を受けた上で次のフェーズへと進む仕組みになっているため、品質を維持しつつ確実な進捗管理を行うことが可能です。「cプロジェクト・スイート」では、プロジェクト内容を多言語で記述できるので、海外の企業との情報共有もできるようになっています。

リソース管理
「cプロジェクト・スイート」には、工程内の各タスクで要求されるスキルや資格を定義し、担当者を割当てる機能もあります。また、承認作業の担当者を指定することも可能です。さらに、各プロジェクト、フェーズ、タスク毎に、そこにアクセスできるユーザを設定できます。

製品開発プロセスにおける仮想的な協業の場を提供
「cフォルダー」は、製品開発に関する情報をウェブ上で一元管理するためのツールです。「cフォルダー」で管理されたコンテンツは社内だけでなく、開発にかかわるパートナー企業やサプライヤーとも情報を共有することができます。また、共同開発のビジネスプロセスに加え、調達における競争購買のビジネスプロセスもサポート。文書情報だけでなく部品表やディスカッション、ネットミーティング機能も提供しているので共同開発プロセス全体の効率向上にも貢献します。さらに、製品開発段階の成果物に対して権限を設定し、照会・編集作業を制限できるので、機密性の高い情報に対するセキュリティの管理が可能です。もちろん「cプロジェクト・スイート」の成果物を「cフォルダー」で管理するといった連携も可能です。

「cプロジェクト・スイート」は単体導入が可能で、導入期間は約30日から60日と簡単に導入できるところを特長としています。SAPジャパンでは、「cプロジェクト・スイート」の投入により、自動車部品メーカ、ハイテク、化学をはじめとする製造業に携わる企業を対象とし、2004年末までに50社以上からの受注を予定しています。

以上

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネージメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、カスタマーリレーションズ管理 (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にする様々なソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、20,500以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力及び企業価値の向上に貢献しています。( http://www.sap.co.jp)

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