コカコーラ・エンタープライズとSAP、「ダイレクト・ストア・デリバリー」(DSD)の分野で協力販売、ロジスティクス、サービス、モバイル・アプリケーションの拡充を目指す

2004年2月13 日 by SAP News 0

世界最大の飲料販売会社が、飲料業界のパフォーマンスとマーチャンダイジングの最適化に向けて、モバイル・ビジネス・ソリューションの開発でSAPと提携
(本リリースは、2月12日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)とコカコーラ・エンタープライズ (NYSE: CCE)は本日、飲料業界およびその他消費財業界向けに、店舗直送とフルサービス・ベンディング、さらに機器サービスを向上させる次世代ソリューションを目指す戦略的開発で提携すると発表しました。この戦略的開発には、これらの事業分野を向上させ、サポートするモバイル・ソリューションなどが含まれます。

またこの開発においては、mySAP Business Suiteの統合ソリューションを活用によって、フィールド・セールスやインサイド・セールス、ロジスティクス機能における相互作用の効率化、さらに関連コストの削減とカスタマ・サービスの拡充が可能となります。両社の協力は、コカコーラ・エンタープライズが培ってきた飲料市場開拓や実行に関する実証済みノウハウと、SAPのソフトウェア開発力を合体させることで、受注から現金処理・決済まで店舗直送のプロセスに対応できる、次世代ソフトウェア・ソリューションの開発を目指します。

SAPは、世界最大のソフトドリンク製造販売会社であるコカコーラ・エンタープライズとの共同開発を通じて、現在のダイレクト・ストア販売ソリューションを拡張します。共同開発では、コカコーラ・エンタープライズが数十年に渡る店舗直送の管理経験で培ったベスト・イン・クラスのプロセスを活用して、mySAP Business Suiteの機能強化を目指します。SAPは今後、新機能の追加によって、マーチャンダイジングや価格設定、販促実施の向上、さらにシェアの拡大や顧客満足度の向上、ロジスティクス・コストの削減を支援する多様な製品ラインで、グローバル企業に対するサポートを強化します。この開発協力では、飲料業界に加え、その他消費財業界において最も包括的かつ先進的な販売モデルの開発を目指します。

SAP AGのエグゼクティブ・ボード・メンバーであるレオ・アポテカー(Leo Apotheker)は、次のように語っています。「消費者や顧客の満足度向上が企業の生き残りと成長の鍵となる環境において、消費財を扱う企業は、要求やサービス要件に、適時に、期待に沿う形で、また可能な限り効果的に対応できなければなりません。業界をリードするコカコーラ・エンタープライズは、SAPがモバイル・ビジネス・ソリューションや業界別機能を、飲料業界全体向け、また、食品業界など店舗直送プロセスを利用しているその他の企業向けに強化することを可能にしてくれるビジネス・ノウハウを持ったパートナーです」

SAPとコカコーラ・エンタープライズは、SAP Mobile Infrastructure(モバイル・インフラストラクチャー)のベースとなっている業界トップの統合アプリケーションプラットフォームであるSAP NetWeaverを活用して、モバイルとバックエンド活動のシームレスな統合に重点的に取り組みます。新機能によりコカコーラ・エンタープライズは、市場における提携各社に対するサポートや、さらには顧客に対してダイレクトに提供するサポートを大幅に拡充することが可能となります。

コカコーラ・エンタープライズのシニアバイスプレジデント兼CFOであるパット・マネリー(Pat Mannelly)氏は、次のように述べています。「今回のイニシアティブにより、当社は日常業務から収集した情報をより有効に活用でき、顧客サービスの拡充や実行効率の向上、ビジネスの拡大を図ることができます。SAPには同社30年以上の業界ノウハウと広範なグローバル・ビジネス・サポート、財務力のほか、mySAP Business Suiteソリューションの利用によって既に大きな投資効果ももたらされています」

コカコーラ・エンタープライズとSAPの関係は長期に渡るもので、mySAP CRM (mySAP Customer Relationship Management)、mySAP SCM (mySAP Supply Chain Management)、SAP solutions for mobile business、mySAP ERPなど、mySAP Business Suiteソリューションの導入もその一環です。コカコーラ・エンタープライズはSAPとの関係を構築するにあたり、広範な評価プロセスを実施しました。

ダイレクト・ストア・デリバリー、フルサービス・ベンディング、機器サービス
ダイレクト・ストア・デリバリー(店舗直送)とフルサービス・ベンディング、機器サービスは、飲料メーカーの業務およびプロフィット・センターの重要な構成要素です。飲料メーカーのバックエンドITシステムとモバイル機器との緊密な統合により、フィールド・セールス担当者や配達ドライバー、機器サービス・スタッフは、広範な顧客要求に、より迅速かつ効果的に対応できます。具体的には、SAPの店舗直送は、企業がロジスティクスのパフォーマンスや効率を向上させ、販売から決済までのデータをほぼリアルタイムで、より効果的に監視・分析・統合することを支援します。

店舗直送は不要な書類をなくし、現金決済を適切に行い、貨物スペースの無駄を最小限に抑えることで、配達の生産性を高め、コストを削減します。また、企業はDSDにより、新規顧客や市場機会を特定し、有益に獲得・管理可能です。コカコーラ・エンタープライズとの協力によって、マス・カスタマー環境における価格リストや販促の管理能力が強化されます。さらに、マーチャンダイジングおよびカスタマー・プロスペクティング機能についても、ハンドヘルド・アプリケーション対応が充足されます。

フルサービス・ベンディングは、ハンドヘルド機器による販売データのダイレクト・アップロード/ダウンロード対応など、自動販売機のサービスやフルフィルメントに関連したプロセスで構成されます。SAPのフルサービス・ベンディング機能は、販売機から回収した商品代金の明細管理にも対応しています。

SAPの機器サービス機能により、飲食料品会社は、修理部品や定期保守・修繕、サービス情報の収集、機器在庫などをより効果的に管理できます。開発される新ツールは、資産会計や定期保守・修理・修繕サービスに加えて、購買や構成にも対応します。

コカコーラ・エンタープライズについて
コカコーラ・エンタープライズ(NYSE: CCE)は、世界最大の瓶入り・缶入りソフトドリンク販売・流通・生産会社です。同社は、北米においてコカコーラ・カンパニーの瓶入り・缶入り飲料の約80%(数量ベース)を販売しているほか、ベルギー、フランス、イギリス、ルクセンブルク、モナコおよびオランダでは、国内唯一のコカコーラ・カンパニー認定製造販売会社となっています。

SAPについて
SAPは、ビジネス・ソフトウェア・ソリューションの世界的リーディングプロバイダーです。同社が提供するソリューションによって中堅企業からグローバル企業に至るまであらゆる規模の企業ニーズに対応しています。複雑性と維持管理総経費 (TCO)を低減し、ビジネスの変革と革新を促進するオープンな統合アプリケーション・プラットフォームである「SAP NetWeaver」を基盤とした「mySAPビジネス・スイート」ソリューションは、顧客関係の改善、パートナーとのコラボレーションの強化、サプライチェーンおよびビジネスオペレーションの効率化などで世界中の企業をサポートします。SAPの25業種におよぶソリューション・ポートフォリオは、航空宇宙産業から公益産業まで、さまざまな業種において効率的で独自のコアプロセスをサポートします。

SAPのソフトウェアは、すでに120を超える世界各国の21,600社以上の企業、69,700サイト以上で利用されており、企業内・企業間のあらゆるビジネス・プロセスの統合・効率化を達成しています。SAPは世界の50ヵ国以上に現地法人を持ち、またフランクフルト証券取引市場やニューヨーク証券取引市場を含む幾つかの取引市場で「SAP」の銘柄で取引されています。同社の詳細についてはhttp://www.sap.comをご参照ください。

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