SAPジャパン、ユビキタス・エンタープライズを実現するモバイル・インフラストラクチャ最新版を出荷開始

2004年11月30 日 by SAP News 0

-既存のIT投資を活かし、モバイル・アプリケーションを実現-

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:藤井 清孝、以下SAPジャパン)は本日、モバイル・アプリケーションの技術基盤であるSAP Mobile Infrastructure(エスエイピー・モバイル・インフラストラクチャ、以下SAP MI)の最新版、「SAP MI 2.5」を出荷開始する、と発表しました。

「SAP MI 2.5」は、SAPが提供するオープンな統合アプリケーション・プラットフォームであるSAP NetWeaver 2004の構成要素であり、エンタープライズシステムのモバイル化を実現する技術基盤です。SAPのモバイル・アプリケーションのみならず、あらゆるモバイル・アプリケーションに対応するオープンなモバイル基盤を提供するとともに、モバイル・プリンター、RFIDリーダー/ライターなどの周辺機器の利用も可能にします。

「SAP MI 2.5」はモバイル端末上で動作するMIクライアントと、サーバー側のSAP Web AS(エスエイピー・ウェブアプリケーション・サーバ)に組み込まれたMIサーバーから構成されます。クライアント側はJavaベースで特定のプラットフォームに依存しないため、Linux Zaurus、PocketPC、Windows2000/XPなどのOSをサポートする多様なモバイル・デバイスに対応します。また、周辺機器接続用の汎用ドライバーを持っているため、バーコードやRFIDのリーダー/ライター、モバイル・プリンターなどのデバイスドライバーの組み込みが容易です。

「SAP MI 2.5」は、(1) 業務効率化による早期ROI実現と運用管理簡素化によるTCO削減、(2) セキュリティの強化、(3) 広範なモバイル・アプリケーション、といった特長を備えています。

業務効率化による早期ROI実現と運用管理簡素化によるTCO削減
企業の従業員は、「SAP MI 2.5」を利用することにより、社外での業務実行時でも、社内サーバーに接続せずに、業務プロセスを実行することが可能となります。社内サーバー上のバックエンドシステムとモバイル・デバイス間で業務データの同期がなされるため、社外からでもリアルタイムに情報を得られます。そのため、作業時間短縮などの業務効率化だけでなく、業務の正確性向上による作業ミス時の手戻りの防止など、導入効果が数値として早期に明確になります。「SAP MI 2.5」による平均モバイル導入期間実績は3ヶ月と少ない投資コストのため、早期のROI(投資回収)実現が可能となります。

また、「SAP MI 2.5」では、ソフトウェアのダウンロード・バージョンアップ、トランザクション履歴、モバイル・デバイスおよびユーザ管理までを、中央のサーバーで一元管理することが可能となります。したがって、社外にあるモバイル・デバイスやモバイル・アプリケーション管理の煩雑さを最小化し、結果として運用コストを減らすことができます。さらに、「SAP MI 2.5」ではモバイル開発キットを提供しているため、既存のアプリケーションを容易にモバイル化することが可能です。従来のIT投資を有効に活用することができ、運用管理簡素化と合わせTCO削減に貢献します。

セキュリティの強化

「SAP MI 2.5」では、業務システムのモバイル化で最も懸念される要件のひとつであるセキュリティも強化されています。「SAP MI 2.5」では、クライアント起動時にログインIDとユーザ認証を行うことになっており、同一デバイス内にあるローカル業務データをユーザごとに選別する機能が備わっているため、「SAP MI 2.5」を基盤とするモバイル端末を複数の人が共有しても、個々のユーザのデータを別のユーザが使用することはありません。また、社内サーバーアクセスもSAP MIクライアントでのユーザ認証を前提としているため、社内の業務データに対する不正アクセスが防止されます。社内サーバーとモバイル端末間の同期の際に発生するデータ転送のプロトコルにはSSLを利用しているため、データ転送中に傍受されてもデータが漏えいすることはありません。なお、サーバー側からは定期的にモバイル端末の作動状態をチェックし、モバイル端末上の業務が正しく行われているかどうか、同期が取れているかどうかなどを確認します。

広範なモバイル・アプリケーション
「SAP MI 2.5」は、企業のエグゼクティブ、外回りの営業員、サービスエンジニア、倉庫管理員等、社内ネットワークの届かない場所にいる社員に企業システムの利用を可能にし、その業務を支援するSAP Solutions for Mobile Business(エスエイピー・ソリューションズ・フォー・モバイル・ビジネス)の基盤でもあります。SAP Solutions for Mobile Businessは、企業における既存のITインフラストラクチャを低コスト、かつ短期間で容易にモバイル化し、企業資産を最大限に活用します。「SAP MI 2.5」に対応するアプリケーションは、従来より格段に拡張されており、モバイル設備資産管理、モバイルセールス・サービス、モバイル店舗直送管理、モバイル倉庫管理、モバイル勤怠・旅費管理、モバイル・プロキュアメントなどの広範なアプリケーションが用意されています。さらに、SAP以外のアプリケーションに対しても、モバイル開発キットにより容易にモバイル化を可能とします。

充実した開発体制とパートナーの協力
「SAP MI 2.5」の開発には、SAP Labs Japan(エスエイピー・ラブズ・ジャパン)の開発チームが貢献しています。日本において品質・機能検証などが行われており、製品導入・サポートに対して支援します。また、テクニカルパートナーとして、引き続きシャープ株式会社にもご協力いただいており、ザウルス端末上での「SAP MI 2.5」サポートを支援します。

SAPジャパンはオープンでスタンダードな技術の採用により、顧客企業が既存のIT資産を活用して業務プロセスをモバイル化できる技術基盤を提供します。「SAP MI 2.5」は、既存のSAP顧客企業、特に、製造、公益などを中心に、2005年末までに20社の導入を目標としています。

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、企業向けビジネス・ソフトウェアの分野において世界のリーディングカンパニーであるSAP AGの日本法人として、1992年に設立されました。SAPは統合基幹業務ソフト (ERP) をはじめ、サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント (SRM) やサプライチェーン・マネジメント (SCM) 、カスタマーリレーションズ管理 (CRM) 、企業向けポータル (Enterprise Portal) 、製品ライフサイクル管理 (PLM) などの構築を可能にするさまざまなソリューションを提供しています。すでに世界では120カ国、24,450以上の企業で1,200万人以上のユーザに利用されており、企業内、および企業間のあらゆるビジネスプロセスの統合・効率化を達成しています。日本国内でもすでに1,100社以上の企業グループで利用され、日本企業の情報化の推進、国際競争力および企業価値の向上に貢献しています。(http://www.sap.co.jp )

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