SAP、2006年度第3四半期および1~9月の業績を発表

2006年10月20 日 by SAP News 0

第3四半期におけるソフトウェア関連の売上が17%増加
製品売上が13%増加
1株当たり利益が16%増加
(本リリースは、10月19日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

Tokyo【独ワルドルフ発 – 2006年10月19日】 – SAP AG(NYSE: SAP、以下SAP)は本日、2006年9月30日を決算日とする第3四半期および9カ月間の暫定的な決算報告を発表しました。業績のハイライトは次のとおりです。

2006年度第3四半期ハイライト

売上

  • 2006年度第3四半期のソフトウェア関連の売上は前年同期比で17%(固定為替レート換算では20%)増加して6億9100万ユーロ(2005年=5億9000万ユーロ)となりました。
  • 2006年度第3四半期の製品売上は前年同期比で13%(固定為替レート換算では16%)増加して16億ユーロ(2005年=14億ユーロ)となりました。
  • 2006年度第3四半期の総売上は前年同期比で11%(固定為替レート換算では14%)増加して22億ユーロ(2005年=20億ユーロ)となりました。

コア・エンタープライズ・アプリケーション・ベンダー・シェア

  • 4四半期連続で比較したソフトウェア関連の売上に基づくと、コア・エンタープライズ・アプリケーション・ベンダー(業界アナリストの調査に基づくSAPの定義では、ソフトウェア関連の売上の総額で約164億ドルを占める)におけるSAPの世界シェアは、当期も拡大を続け、2006年度第3四半期末においては22.6%となり0.9パーセンテージポイント上昇しました。このシェアは次点のベンダーの2倍以上に相当します。

地域別業績

2006年度第3四半期は全3地域においてソフトウェア関連の売上で二桁成長率を達成しました。南北アメリカ地域におけるソフトウェア関連の売上は19%(固定為替レート換算では23%)増加して2億9200万ユーロとなり、米国では15%(固定為替レート換算では20%)増加して2億2800万ユーロとなりました。ヨーロッパ・中東・アフリカ(EMEA)地域ではソフトウェア関連の売上は14%(固定為替レート換算では15%)増加して3億100万ユーロとなり、ドイツでは3%増の1億1700万ユーロとなりました。アジア太平洋(APA)地域における2006年度第3四半期のソフトウェア関連の売上は22%(固定為替レート換算では28%)増加して9800万ユーロとなり、日本では51%(固定為替レート換算では65%)増の3900万ユーロとなりました。

利益

  • 2006年度第3四半期の営業利益は前年同期比13%増の5億8300万ユーロ(2005年=5億1700万ユーロ)となりました。見込営業利益は前年同期比17%増の6億600万ユーロ(2005年=5億2000万ユーロ)となりました。
  • 2006年度第3四半期の営業利益率は26.0%で、前年同期比で0.3パーセンテージポイント上昇しました。2006年度第3四半期の見込営業利益率は27.0%で、前年同期比で1.2パーセンテージポイント上昇しました。
  • 2006年度第3四半期の純利益は3億8800万ユーロ(2005年=3億3400万ユーロ)、1株当たりでは1.27ユーロ(2005年=1株当たり1.08ユーロ)となり、前年同期に比べて16%増加しました。2006年度第3四半期の見込純利益は4億500万ユーロ(2005年=3億3700万ユーロ)、見込1株当たり利益は1.32ユーロ(2005年=1株当たり1.09ユーロ)となり、前年同期比では20%増加しました。

SAPのCEO、ヘニング・カガーマン(Henning Kagermann)は、「第3四半期は全地域で目覚ましい成約率と二桁成長率を達成でき、好調な四半期となりました。固定為替レート換算では、これでソフトウェア関連の売上は11期連続の二桁成長となりました。SAPは買収などでビジネスの拡大を進めるのではなく自らが成長する有機的成長戦略をとっており、それが功を奏し、長期間にわたり好業績を維持することができたのだと思います。これは弊社の主要競合企業による主張の誤りを証明するものです。SAPの戦略はお客様と弊社双方にとって極めて高い有効性を示し、SAPは抜群の顧客満足率に加えて、コア・エンタープライズ・アプリケーション・ベンダー・シェアにおける世界シェアを過去3年間に16.5%から22.6%へと大幅に拡大することができました」とコメントしています。

さらにカガーマンは、「SAPでは2007年に完成を予定しているエンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(enterprise SOA)の完成までの道筋を定めたロードマップを提示しました。おかげさまで現在、ロードマップ完了に必要となるすべての成果物で作業は目標通りかつ予定通りに進行しています。さらに、mySAP ERP 2005の投入により、SAPはお客様とパートナー各社に、業界初のエンタープライズ・サービス対応製品を競合他社にかなり先行して提供開始しました。エンタープライズ・サービス指向アーキテクチャは柔軟性が高く、mySAP ERP 2005を投入したSAPは、何年間も選択タイプの拡張パッケージを提供することで、お客様にアップグレードなしの迅速な継続的革新を可能にするという独自のポジションを獲得しています」と述べています。

2006年度9カ月間のハイライト

売上

  • 2006年度9カ月間のソフトウェア関連の売上は前年同期比で15%(固定為替レート換算では15%)増加して18億ユーロ(2005年=16億ユーロ)となりました。
  • 2006年度9カ月間の製品売上は前年同期比で13%(固定為替レート換算では13%)増加して44億ユーロ(2005年=39億ユーロ)となりました。
  • 2006年度9カ月間の総売上は前年同期比で13%(固定為替レート換算では12%)増加して65億ユーロ(2005年=58億ユーロ)となりました。

利益

  • 2006年度9カ月間の営業利益は15億ユーロ(2005年=14億ユーロ)で、前年同期比で13%増となりました。2006年度9カ月間の見込営業利益は16億ユーロ(2005年=14億ユーロ)で、前年同期比で16%の増加となりました。
  • 2006年度9カ月間の営業利益率は23.5%で、前年同期比で横ばいでした。2006年度9カ月間の見込純利益率は25.0%で、前年同期比で0.7パーセンテージポイント上昇しました。
  • 2006年度9カ月間の純利益は11億ユーロ(2005年=8億7700万ユーロ)で、1株当たりでは3.53ユーロ(2005年=1株当たり2.83ユーロ)となり、前年同期比で24%の増加となりました。2006年度9カ月間の見込純利益は12億ユーロ(2005年=9億1000万ユーロ)で、1株当たり3.75ユーロ(2005年=1株当たり2.94ユーロ)となり、前年同期比で27%の増加となりました。2006年度9カ月間の純利益、1株当たり利益、見込純利益および1株当たりの見込利益は、主として特定項目に関する財政当局との和解に伴って第2四半期の実効税率が25%に低下したことにより、約3000万ユーロ(1株当たり0.10ユーロ)の好影響を受けました。

キャッシュフロー

  • 2006年度9カ月間の営業キャッシュフローは13億ユーロ(2005年=11億ユーロ)でした。2006年度9カ月間のフリー・キャッシュフローは10億ユーロ(2005年=9億100万ユーロ)で、総売上額に対する割合は16%(2005年=16%)でした。2006年9月30日現在の当社が保有する流動資産(短期有価証券を含む)は28億ユーロでした(2005年9月30日=31億ユーロ)。流動資産の対前年減少は主として2006年の自社株買戻し増加、買収関連支出、配当支払い増加によるものです。

自社株買戻しプログラム

  • 2006年度9カ月間に当社は自社株581万株を1株平均165.25ユーロ(総額9億6000万ユーロ)で買い戻しました。前年同期には275万株を買い戻しました。2006年9月30日現在、自己株式は1135万株、1株平均139.89ユーロとなっています。SAPは現行の自社株買戻しプログラムの下で、最大3000万株まで購入できます。フリー・キャッシュフローが好調なことから、SAPでは今後も引き続き株式買戻し機会の評価を行います。

今後の見通し

SAPは、2006年度通年の見通し修正および最新の見通しも発表しました。

  • 2006年度通年の1株当たり見込利益(社員持ち株制度適用、買収、減損処理に伴う費用を含まない)の見通しを引き上げました。2006年度通年の1株当たり見込利益、以前発表の1株当たり5.80~6.00ユーロの範囲をやや上回る見込みです。
  • 2006年度通年の製品売上が前年比13~15%の増加となる見込みであることを確認しました。この増加率は、2006年度通年のソフトウェア関連の売上が2005年度に比べて15~17%増加するとの予想に基づいています。現時点における見通しでは、製品売上もしくはソフトウェア関連の売上増加がこれらの範囲の上端に達する見込みはそれほど高くないと見られます。
  • 2006年度通年の見込純利益率(社員持ち株制度適用および買収に伴う費用を含まない)は前年比で0.5~1.0パーセンテージポイントの上昇が見込まれることを確認しました。現時点における見通しでは、見込純利益率の上昇がこの範囲の上端となる見込みはそれほど高くないと見られます。

※この見通しでは、当期も米ドルとユーロの為替レートを1.00ユーロ=1.23ドルとして計算しています。

地域別業績

2006年度第3四半期の地域別業績概要につきましては、こちら(PDF, 63KB)をご覧ください。

2006年度第3四半期における主要な結果

  • SAPは、2006年度第3四半期にさらに勢いを増し、すべての主要地域で大型の契約を獲得しました。2006年度第3四半期に締結された主な契約は以下の通りです。

    [南北アメリカ地域]:
    オー・ボン・パン、Beall’s、Century Casinos Inc.、ミシガン州財務省、ペンシルバニア ターンパイク コミッション(PTC)、フィラデルフィア新聞社、ノースカロライナ州政府
    [ヨーロッパ・中東・アフリカ地域]:

    エービーエヌ・アムロ、ベラルーシ銀行、ビー・エム・ダブリュー、ニュルンベルク市、富士通・シーメンス・コンピューターズ
    [アジア太平洋地域]:
    アビームコンサルティング株式会社、京セラミタ株式会社、株式会社ソーテック、日本特殊陶業株式会社、フィールズ株式会社、株式会社ミツバ、ローランド株式会社、中国海洋石油総公司、ウーマート(順不同)

  • SAPは、「mySAP ERP」の製品リリースに関する新たなロードマップを発表しました。今後、2010年までにmySAP ERPに加えられる機能強化はすべて「mySAP ERP 2005」に対する一連の選択可能な拡張パッケージ(Enhancement Package )の形で提供されることになります。
  • 2006年9月29日、SAPは、Java Platform, Enterprise Edition 5(Java EE 5)互換を実現したと発表しました。これによって、SAPのお客様とパートナーは、最新の成熟した技術規格を使用して「SAP NetWeaver」プラットフォーム上で堅牢なJavaアプリケーションを開発できるため、アプリケーション開発プロジェクトの簡素化と迅速化を実現することができます。
  • 2006年9月28日、SAPは、コンポジット(複合)アプリケーション「SAP xApp Manufacturing Integration and Intelligence(SAP xMII)」のインストール数が300を突破したと発表しました。これは、有機的成長と自社部門への統合を目的とした戦略的買収を通じて価値あるソフトウェア機能を追加し、世界中のお客様の需要に応えるという同社の戦略の正当性を実証するものです。このマイルストーンは、2005年にSAPが行ったライトハンマー・ソフトウェア・デベロップメント・コーポレーションの買収からわずか1年で達成されたものです。
  • 2006年9月26日、SAPは、第三の波となるSAP CRMオンデマンド・ソリューションの提供開始を発表し、今年2月に打ち立てた四半期単位の製品ロードマップを無事に達成しました。SAPはまた、既存のSAP CRMオンデマンド・ソリューションに対する追加機能も発表しました。
  • 2006年9月20日、アクセンチュアとSAPは、コラボレーティブ・ヘルス・ネットワーク(CHN)ソリューションの共同開発を目的としたグローバルな契約を発表しました。これは、情報のアクセス・統合・共有手段を合理化することでヘルスケア機関の患者のケアを支援するものです。
  • SAPは、ビジネスプロセスのエキスパートを対象とした業界初のコミュニティを開設しました。このコミュニティは「Business Process Expert Community(ビジネスプロセス・エキスパート・コミュニティ)」と呼ばれるもので、ITとビジネスプロセスの交流促進を目的としています。
  • SAPは、内部・外部ソースの重要なビジネスデータの容易な検索・活用でナレッジワーカーを支援し、時間の節約と生産性の向上を可能にするアプリケーション、「SAP Enterprise Search」を発表しました。このアプリケーションは、本日より開発者向けのダウンロードが開始されます。商用提供の開始は2007年を予定しています。
  • SAPは、enterprise SOA向けの「SAP Discovery System」ソフトウェアを発表しました。「SAP Discovery System」を使用することで、開発者やエンタープライズ・システムのアーキテクトは、enterprise SOA実証において、リスクのない第一歩を踏み出すことができます。
  • 2006年9月6日、SAPは、コンプライアンス市場への継続的な取り組みを強化するものとして、ガバナンス、リスク、コンプライアンス(GRC)の管理で大小の企業を支援するソリューション・ポートフォリオを拡張したと発表しました。また北米では、シスコ・システムズとの戦略的提携を発表しました。これは、高性能なアクセス/ID管理を通じ、SAPのGRCソリューションの有効性を強化するものです。
  • 2006年8月15日、SAPは、インテリジェント機器管理(IDM)のリーダー企業、クエストラ・コーポレーションに対して投資を行ったと発表しました。この発表は、SAPによる1億2500万ドルのグローバル基金「SAP NetWeaver Fund」が行った最初の投資であるとともに、SAP NetWeaverプラットフォームを基礎とした革新的なソリューションの開発を促進するというSAPの取り組みを裏付けるものでもあります。
  • 2006年7月26日、SAPは、業界リーダーであるSAPとマイクロソフトの共同開発・サポートによる初のソフトウェア製品である「Duet」が、ペンシルバニア ターンパイク コミッション(PTC)によって導入されると発表しました。Duetを使用することで、従業員は馴染み深いMicrosoft Office環境でSAPのビジネスデータやビジネスプロセスにアクセスできるため、ビジネスの効率性がこれまで以上に推進されるとともに、技術システムの価値がよりいっそう高まります。
  • 2006年7月10日、SAPは、「SAP Business One」にeコマース機能とWeb対応機能を導入すると発表しました。これらの新機能によって、企業はオンラインショップを容易に設立するとともに、カスタマー・リレーションシップ・マネージメント(CRM)ソフトウェアをインターネット経由で迅速・簡単に展開できるため、新規のユーザ層にもSAP Business Oneが入手しやすくなります。

以上

Original Version

Tags: