NECとSAPジャパンが製造実行システム領域で協業

2006年12月4 日 by SAP News 0

~両社のシステムを連携し、経営視点で製造ラインの「見える化」を実現~

Tokyo日本電気株式会社(注1、以下 NEC)、株式会社NEC情報システムズ(注2、以下 NIS)、SAPジャパン株式会社(注3、以下 SAPジャパン)は、ERPに代表される基幹業務・計画システムと製造現場(工場)の生産進捗・実績情報システムを結び、生産計画から製品の完成に至るまでの生産活動全体の管理を行う製造実行システム(MES:Manufacturing Execution System)の領域において、協業関係を確立することといたしました。

本協業は、1)国内大手企業200サイトへの販売実績を誇るNIS製の工程管理システム「SFCPOP/J」(エスエフシーポップ・ジェイ)およびその簡易版システム「PROIMPROVER」(プロインプルーバー)とSAPジャパンが提供する製造プロセス可視化ツール「SAP xMII」を連携したシステムを、NISとSAPジャパンが共同で開発するとともに、2)電気・電子機器・機械・自動車部品製造業界を中心とした組立製造業向けに、NECとSAPジャパンが共同でマーケティング・販売活動を行うものです。

このたびの協業によりSAPユーザは、「SAP xMII」と「SFCPOP/J」「PROIMPROVER」を連携したシステムを導入することで、生産計画から各製造現場(工場)の進捗・実績までをトータルかつリアルタイムに把握することが可能となり、経営視点での製造ラインの「見える化」や、受注変動・生産変動に対する意思決定の迅速化が実現されます。

「SAP xMII」と「SFCPOP/J」を連携したシステムの価格は4,000万円(税別、注4)からとなり、本日より販売活動を開始します。NECとSAPジャパンは、今後3年間で100社への販売を目指しています。

本協業の主な特長は、以下のとおりです。

  1. SAPシステムとNISの工程管理システム「SFCPOP/J」「PROIMPROVER」を連携

    SAPは需要管理・生産計画など生産プロセスの主に川上領域を対象とする機能を提供している。今回新たに、多拠点工場のデータをリアルタイムに集約し経営者目線で現場まで透過的に「見える化」する製造プロセス可視化ツール「SAP xMII」と工場・生産ラインのきめ細かな作業実績・進捗データを提供するNIS製システム「SFCPOP/J」「PROIMPROVER」を連携し、川上から川下までのトータルな生産情報の把握を実現。

  2. システム構築・製品開発・販売・マーケティング活動の共同推進

    生産工程管理領域において、NECとSAPジャパンの両社合わせて60名体制で、共同プロモーション・顧客への共同提案・システムの構築支援・導入支援サービスを行う。また、本活動を通して把握した顧客ニーズを基に、NISとSAPジャパンがシステム構築や製品開発の強化を行う。

製造業においては、多様な顧客ニーズに対応する付加価値製品を短サイクルで開発しタイミング良く生産・市場投入することが求められており、製品開発・生産プロセスが企業競争力の源泉として重要な役割を果たしております。生産プロセスにおいては、川上領域(生産計画)のみならず川下領域(現場での日々の進捗・実績)までトータルに把握できる仕組みを構築することで、ボトルネックの早期解決といった生産の効率化にとどまらず、ひいてはその企業全体のスピード経営が可能となります。

このたびの協業により提供するシステムは、こうした顧客企業の競争力強化に貢献するものです。

本システムは、「C&Cユーザフォーラム&iEXPO 2006」(開催期間:12/6~12/8 会場:東京ビッグサイト)に出展いたします。

■「SFCPOP/J」について:

工場など製造現場での工程や品質情報管理を中心に、作業者や設備等のリソース管理まで全体カバーし、末端情報を正確に収集して見える化を実現、ERP等の上位基幹システムへ経営情報として提供するシステム。入力端末としてRFIDタグ等の活用により棚卸保有日数短縮等の経営のコア課題解決に有効。
URL:http://www.nis.co.jp/sfcpop/

■「PROIMPROVER」について:

SFCPOP/Jの機能を工程進捗・品質管理・生産性分析等に絞り込むことでスピーディな導入・立ち上げを可能にするシステム。Linux等のオープンソースソフトにも対応しリーズナブルな価格で提供可能。英語・中国語をはじめポルトガル語など多言語対応も実現。
URL:http://www.nis.co.jp/proimprover/

■「SAP xMII」について:

MESデータベースにある膨大かつメッシュの細かい管理情報から、経営者、プラントマネージャー、品質・操業管理者等が必要な情報をリアルタイムに抽出し可視化するツール。ERPだけでなく生産プロセスまで連動した異常感知・即応型ビジネスプロセス実現までカバーする。

以上

English Version

(注1) 本社:東京都港区 代表取締役 執行役員社長:矢野 薫
(注2) 本社:東京都港区 代表取締役 執行役員社長:岡田 裕行
(注3) 本社:東京都千代田区 代表取締役社長:ロバート・エンスリン
(注4) 100名規模の工場で現場端末20台を想定。ハードウェアとしてSAP xMII端末1台、製造管理サーバ1台、管理端末1台、現場端末20台を含む。

*本文に記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。

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