【参考資料】北京市、SAPにより税金徴収管理を改善

2007年6月27 日 by SAP News 0

中国の首都における税金の支払い処理を、柔軟性のある新しい税金徴収管理のフレームワークで簡素化および統合化

(本リリースは、6月19日に弊社独本社から発表されたものを和訳したものです)

Tokyo【独ワルドルフ/中国、北京発】 – SAP AG(以下SAP)は、中国税務総局の主要事務局の1つである、北京市にある西城(Xicheng)区国家税務局がSAPを稼働したことを発表しました。この稼働によって、2割以上の中国大手企業の税金の支払い処理の簡易化および統合化を実現する税金徴収管理の新しいフレームワークの構築が実現されます。

税金徴収管理ソリューションは、エンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)を活用し、標準基盤であるSAP NetWeaver上に構築し、SAP NetWeaver Business Intelligence(以下、SAP NetWeaver BI)を使って、さまざまな政府ITシステムからの情報を統合します。このソリューションは、税務局や税務局支局がより効率かつ的確に税金の支払いをモニターし、確認、分析そして予測を行う支援ができるよう設計されています。

西城区国家税務局は、北京市の税収の7割以上を占める中国のトップ180企業のうち、38社を担当しています。納税者はこれまで、異なる地元の税務当局に管理されており、西城区中央局は地方管轄外に拠点を持つこうした企業やこれら企業で勤務する社員のオペレーションや金融口座の情報へのアクセス権がありませんでした。それだけではなく、西城区の税務当局は数兆人民元(数十億ユーロ)にも及ぶ税務統計の調整を手入力で行っていました。こうした調整は納税および経済統計の的確さや信頼性に影響を及ぼすだけではなく、この作業のために納税者や企業が大変な作業に追われる原因となっていました。

情報の調和とプロセスの簡素化によって、複雑な要件に対応

こうした課題を解決し、税金徴収管理プロセスの合理化や標準化を図るために、西城区国家税務局は、SAPの採用を決定しました。SAPの公共部門の専任チームは、西城区と協業を行い、既存の業務を徹底的に検証した上で、適正なシステム要件を以下3つのように特定しました。まず、1) 西城区がこれまで使用してきた税金徴収管理システム(CTAIS)には、連結ベースで納税を行うすべての企業の情報が格納されているため、SAPとこのCTAISとの連携させること、2)管理化にある企業にこのシステムを通じて、調査、問い合わせ、分析、予測などの各種情報を国家税務局が管理化にある企業に提供すること、そして3) 将来的な事業要件や、税法規の変更に適応、準備ができる拡張性と柔軟性が高いシステムを装備することです。

西城区国家税務局の幹部らは、SAPの展開に大きな期待を寄せており、西城区国家税務局副局長のフー・ヨンジン(Hu Yongjin)氏は、次のように述べています。「課税の成否は国家経済の発展に直接関係し、調和のとれた社会主義社会の構築に大きな影響を及ぼします。SAPが持つ先進的な技術と、近代的な管理概念に則った公共部門での税金徴収および歳入管理に関する広範なノウハウを組み合わせることで、私たちは連結ベースで納税を行う企業の管理を向上させ、納税者情報へのアクセスと信頼性を改善していきます。そうすることで、組織のサービスレベルを向上させ、持続性のある健全で秩序的な課税を推進できると考えています。」

エンタープライズSOAをベースとした柔軟なSAPのソリューションは、西城区国家税務局のさまざまな需要に応え、合理的で統合された税金徴収管理システムの基盤を構築する上でなくてはならないものでした。この新たな納税システムは、SAP NetWeaver BIを活用することで、相互的に得られた外部情報やデータシートなどの各種データソースを統合し、実際の税金関連業務と分析機能を一体化します。こうした新機能によって、データと意思決定支援の管理が向上し、ビジネス管理機能が拡張され、税金の算定や分析、予測が向上するほか、インターネットポータルを介したリモートアクセスが実現します。

SAPグローバル・パブリック・サービス(SAP Global Public Services)のプレジデント、トーマス・シャーク(Thomas Shirk)は、次のように述べています。「中国の経済と政治のグローバル化による影響の高まりを受け、中国政府はあらゆるレベルで、政治、ビジネス、ITに関するさまざまな課題に直面しています。SAPは西城区国家税務局に対し、業界をリードする堅牢な税および歳入管理ソリューションを提供します。SAPのソリューションは、21世紀の新たな課題に直面する西城区国家税務局に適応し、ともに成長することができるほか、同局が市民に提供する公共的価値を最大限に高めることができます」

SAP for Public Sectorについて
SAP for Public Sectorソリューションポートフォリオは、行政機関の公共価値を最大限に高めます。このソリューションポートフォリオはビジネスプロセス・プラットフォームとして機能するため、行政機関はプロセスを最適化し、各種業務でサービスの応答性を高めることができるのです。公共部門向けの共有サービス展開に関するSAPの経験や市場でのリーダーシップと、公共における費用対効果の評価手法が組み合わされることで、行政機関はコラボレーションによる成果を実現し、財務的、社会的、政治的な側面で公共的価値を測定することができます。世界70カ国以上に1,500以上の顧客企業を持つSAPは、公共部門向けのエンタープライズ・ビジネス・ソリューションの大手プロバイダです。

以上

※「mySAP」は「SAP」に変更されました。
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