SAP、業界をリードするテクノロジーベンダーとエンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティを設立

2008年4月15 日 by SAP News 0

SAPエコシステムにより仮想化を次のステップへ先導。エンタープライズ・サービス・コミュニティのアドバイザリーグループが仮想化テクノロジーとビジネスプロセスの連携を促進
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TokyoSAP AG(NYSE: SAP、以下SAP)は、本日、「エンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティ」を設立し、エコシステムによる共同イノベーションをさらに強化して行くと発表しました。このコミュニティにはAMD、Cisco、Citrix、EMC、HP、Intel Corporation、NetApp、Novell、Red Hat、Sun、VMwareなどの業界をリードするテクノロジーベンダーが参加し、効率の向上やコスト削減を実現することを目指して、ビジネスプロセス主導型の仮想化(注1)戦略を開発します。「エンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティ」の設立は、4月7日から10日まで、カリフォルニア州パロアルトにあるSAP Co-Innovation Labで開催されている「SAP Virtualization Week 2008」にて発表されました。

今日、企業は、複雑化するコンピューティング環境および迅速な事業展開や成功を支援するITニーズへの需要拡大への対応が課題となっています。今回、設立された「エンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティ」は、お客様が抱えるこうした課題に、ビジネスプロセスとSAPエコシステムのパートナーが提供する仮想化製品およびテクノロジー間を連携させることで、多面的かつオープン性を提供することで対応します。当コミュニティは、SAPの呼びかけにより、パートナーやお客様がビジネス課題を解決できるソフトウェアの開発や導入方法などの検討支援を行うエンタープライズ・サービス・コミュニティという業界をまたがるプログラム内に設置されました。

「お客様との対話の中で、仮想化がよく話題に上がります」と、SAPのCTO(最高技術責任者)であるビシャール・シッカ(Vishal Sikka)は述べています。「企業は、将来を見据えた上で、どうしたら仮想化テクノロジーを最大限に活用できるのかを検討しています。こうした中でお客様は、これまでのインフラストラクチャとアプリケーションへの投資の見直しを継続的に行っています。お客様は、コスト削減と効率向上には仮想化環境の活用が欠かせないことをよく心得ています。今日SAPは、エコシステムを活用し、主要な仮想化ベンダーと協力して、仮想化環境でビジネスプロセスを最適化し、企業を支援していきます」

SAPは、2003年からパートナーと仮想化環境でのSAPのソリューションの稼動実現を目指し、協業を進めてきました。SAP NetWeaverプラットフォームの高い適応能力により、お客様のハードウェアを最大限に活用するとともに、仮想化環境でSAPアプリケーション管理を実現することができます。仮想化環境でSAPアプリケーションのみを稼動させているハードウェアの運用コストは、最大で70%も軽減できます(詳細は2005年9月21日発表の「Adaptive Computing Capabilities from SAP Drive Down IT Costs to Fund Business Process Innovation」をご覧ください)。お客様がビジネスプロセス主導型の仮想化を採用することで、仮想化技術について詳しくないビジネスプロセス担当者でも、仮想化環境でモデリング手法を使うことにより、新しいプロセスを設計可能にすることが、当コミュニティの目的でもあります。

幅広い分野からのベンダーが「エンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティ」に参加していることは、企業が、CPU、サーバー、ストレージ、デスクトップなど多様な分野でそれぞれの環境を仮想化している現状を反映しているといえます。SAP NetWeaverは業界をリードするテクノロジー・プラットフォームであり、各ベンダーが提供するインフラストラクチャと連携させることができます。SAPは、エンタープライズ・サービス指向アーキテクチャ(エンタープライズSOA)を重視するとともに、お客様、パートナー、そして個人とのエコシステムを強化するなど、こうしたベンダーとの関係を構築することによって、企業の仮想化をインフラストラクチャレベルからビジネスレベルへと一段階推し進めることに成功しました。

IDC Enterprise Platform Groupのプログラム・バイスプレジデントのジョン・ハンフリーズ(John Humphreys)氏は、次のように述べています。「仮想化はインフラストラクチャを機敏なものとし、また、コストを抑えるなどのメリットがありますが、この技術を次のステップに推し進めるためには適切な実装ロードマップを設定するだけではなく、仮想化の特質を、お客様が直面するビジネスプロセスにおける課題にうまく適用できるパートナーと協力する必要があります。今回のエンタープライズ・バーチャライゼーション・コミュニティは、ITコミュニティをうまくまとめ、こうした実現に向けた大きな一歩となるでしょう」

VMwareのグローバルパートナー&ソリューションのバイスプレジデントであるブライアン・ビュン(Brian Byun)氏は次のように述べています。「VMwareとSAPは強力なパートナーとしてお客様に優位性のあるSAPソリューションを提供してきました。VMwareは、WindowsおよびLinuxの両方の本番環境をSAPから認定、サポートされる唯一の仮想化プラットフォームです。我々は、VMwareがもつ仮想化技術とSAPで次世代のエンタープライズSOAへの取組みを加速させたいと考えています。これにより、お客様は、データセンターのインフラの総所有コスト(TCO)の飛躍的な軽減、アプリケーションの稼働時間および信頼性、生産性の向上、セキュリティの強化および二酸化炭素排出量の削減やなどを実現することができます」

以上

注1)仮想化とは、システムなどのレイアウトや場所に関係なくITシステムやリソースを機能的に管理する技術です。たとえば、サーバー、ストレージ、ネットワーク、オペレーティング・システムなどの仮想バージョンを作り上げ、リソースを1つ以上の環境に振り分け実行します。デバイス、アプリケーション、およびユーザは、あたかも実際の1つの論理的なリソースのように仮想リソースを扱うことができます。

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