ベリングポイント、シスメックスに対して日本初のSAP® GRC Global Trade Servicesをベースとしたグローバル安全保障貿易管理テンプレートを構築

2008年9月18 日 by SAP News 0

~ 全社規模での本格導入に先立ち、海外子会社にパイロット導入~

Tokyoビジネスコンサルティング大手のベリングポイント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:内田士郎、以下ベリングポイント)とSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ギャレット・イルグ、SAPジャパン)は、臨床検査機器・診断薬の製造・販売大手のシスメックス株式会社(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:家次 恒、以下シスメックス)のシンガポール現地法人にSAP® GRC Global Trade Servicesを基盤に構築した安全保障貿易管理テンプレートのパイロット導入を行い、2008年9月に稼動開始したことを発表いたします。

この導入によりシスメックスは、シンガポール現地法人における法令規制の遵守状況を契約、取引先、品目ごとに正確かつタイムリーに把握し、精度の高い法令遵守を実現するとともに、リスク回避のための施策を迅速に実施できるようになります。
またSAP® GRC Global Trade Services導入を通じた業務プロセスの見直しによって、本社と海外子会社間の業務プロセスの明確化、透明化、および、権限設定による承認プロセスの徹底が実現し、グローバル規模での安全保障貿易管理業務における効率化とリスクコントロール強化が図られることになります。

ベリングポイントは、(1)ライフサイエンス業界および安全保障貿易管理業務・システムに精通していること、(2)SAP® GRC Global Trade Servicesの国内トップクラスの導入経験を有していること、(3)グローバルカンパニーであり海外拠点における導入まで支援が可能なことなどから、今回のコンサルティングパートナーとして採用されました。
今回のプロジェクトにおいてベリングポイントは、安全保障貿易管理のグローバルテンプレートの構築を7ヵ月、シンガポール現地法人へのパイロット導入を4ヵ月の期間で完了させています。

導入の経緯

シスメックスはダイアグノスティックス(検体検査)分野の売上高世界ランキングトップ10に入る唯一のアジア企業です。毎期増収増益を達成し、成長を続ける一方で、「ワンカンパニーマネジメント」というビジョン実践においては、急速なグローバル化の進展とともにグループ内のオペレーションや情報の分断による様々な課題も抱えていました。
これらの課題を解決し、グループ全体最適型のマネジメントを実現するために、グローバルレベルの業務やシステムの標準化を目指しました。安全保障貿易管理においても、世界的な規制強化に伴う本社業務の包括対応、海外子会社における貿易管理の効率化、グループ内の統制・監視レベルの向上のため、グループ全体での安全保障貿易管理強化に取り組みました。同社は先進的機能性を有するベストプラクティスという理由から国内・海外グループ会社の安全保障貿易管理システムにSAP® GRC Global Trade Servicesを採用、グローバルテンプレートを構築するコンサルティングパートナーにベリングポイントを選びました。
シスメックスはSAP® GRC Global Trade Servicesのシンガポール現地法人へのパイロット導入の成功により、日本および他の海外子会社への導入を推進し、2010年には経済産業省が推奨する水準の安全保障貿易管理を全拠点において効率的に実現することを目指します。

シスメックスが目指すグローバル安全保障貿易実現モデル

近年の国際政治情勢の変動に伴い、経済産業省は貿易に携わる企業に対して、海外子会社を含むグループ全体での安全保障貿易管理の強化を求めています。シスメックスにおけるSAP® GRC Global Trade Servicesを中核にした海外子会社の安全保障貿易管理体制の構築はこの要請に応えるものであり、日本企業における海外子会社への導入としては、初の事例となります。

SAP® GRC Global Trade Servicesについて
今回採用したSAP® GRC Global Trade ServicesはSAP® ERP (SAP® R/3® 4.0B以降を含む)の貿易管理機能を拡張し、別コンポーネントとして、精度の高い法令遵守と貿易業務の効率化を両立するソリューションとして開発されました。海外子会社を含むグループ全体での貿易管理のコンプライアンス強化を支援するITソリューションとして認知されており、現在までに約500社の導入実績があります。
シスメックスにおける導入においても、本社および海外子会社が遵守すべき日本の安全保障貿易管理要件と、海外子会社が遵守すべき各国の法令要件を効率的に一元管理することを目的に開発を進めました。課題となっていたマスタ(項番、懸念取引先、仕向国等)の管理については、職務分掌・役割分担の明確化とシステム面での整備により、グループ全体で業務負荷を最小化する仕組みを構築。取引審査については、受注・出荷のタイミングで最新マスタに基づくチェックを自動化することで、安全保障貿易管理業務の効率化を実現しています。

シスメックス株式会社について
1963年、国内ではじめて自動血球計数装置の実用化に成功し、1968年に東亜特殊電機株式会社が製造する医用電子機器の販売会社として東亞医用電子株式会社を設立。以来シスメックスブランドを確立し、血液、尿などを調べる「ダイアグノスティックス(検体検査)」の分野を事業領域とし、その検査に必要な機器や試薬をはじめ、検査情報システムやサービス&サポートまでを総合的に提供し、その製品は世界150カ国以上へ提供されています。ダイアグノスティックス分野で培ってきた技術を活用した新しい事業領域にも挑み、工業分野、スポーツ分野などにも進出しており、当該市場では売上高世界ランキングトップ10で唯一のアジア企業として成長しています。またシスメックスでは、コンプライアンスを「法令遵守とともに、高い倫理観にもとづいた正々堂々とした事業活動を行うこと」と定義し、様々なステークホルダーの皆様方から誠実な企業として高い信頼をいただくために、コンプライアンス推進体制の整備やしくみづくり、コンプライアンス意識を高めるための教育・啓発活動等に取り組んでいます。2008年2月にはコンプライアンスの取り組みが認知され、特定輸出申告制度に基づく「特定輸出者」の承認を神戸税関より取得しています。(http://www.sysmex.co.jp

ベリングポイント株式会社について
ベリングポイントは、大手ビジネスコンサルティング会社であり、フォーブスのグローバル2000企業や官公庁・医療機関などの公的機関に対して、マネジメントとテクノロジーの両面から支援しています。日本においては約1,200名、世界では16,000名を超えるプロフェッショナルがその熱意と豊富な経験をもとに、クライアントの経営課題を解決するため、経営戦略の策定から実行までそのクライアントにとってのベストなソリューションを総合的に提供しています。クライアントの戦略を理解し、それを共に実現していく、「戦略実現コンサルティングファーム」を目指し、企業を多面的にサポートしています。(http://www.bearingpoint.co.jp

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