SAP、2010年第1四半期のソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上で2桁成長を達成

2010年4月30 日 by SAP News 0

(本リリースは、4月28日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

Tokyo【独ワルドルフ発】 – SAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は本日、2010年3月31日を決算日とする第1四半期の暫定決算を発表しました。

2010年度第1四半期ハイライト

SAP – 2010年度第1四半期1)
  IFRS Non IFRS2)
(単位:百万ユーロ) 2010年度
第1四半期
2009年度
第1四半期
増減率
(%)
2010年度
第1四半期
2009年度
第1四半期
増減率
(%)
固定通貨
換算ベース
増減率(%)3)
ソフトウェア売上 464 418 11% 464 418 11% 7%
ソフトウェアおよび
ソフトウェア関連
サービス売上
1,947 1,741 12% 1,947 1,752 11% 10%
総売上 2,509 2,397 5% 2,509 2,408 4% 3%
総営業経費 -1,952 -2,090 -7% -1,897 -2,012 -6% -6%
-うちリストラクチャリング費用 0 -166 -100% 0 -160% -100%
営業利益 557 307 81% 612 396 55% 47%
営業利益率(%) 22.2 12.8 9.4pp 24.4 16.4 8.0pp 7.2pp
税引後利益 387 196 97% 435 263 65%
継続事業からの
基本EPS (ユーロ)
0.33 0.17 94% 0.37 0.22 68%

1) 全ての数値は未確定で未監査のものです。

2) 売上は、SAPが取得した会社が単独企業であった場合は計上されていたにも関わらず、企業結合会計を導入した結果、IFRSの下ではSAPによる計上が認められないサポート売上部分を調整したものです。営業費用の項目に含まれる調整は、買収関連費用および廃止事業です。

3) 固定通貨換算ベースの売上および営業利益の数値は、当期のものではなく前年同期の平均為替レートを用いて当期の売上および営業利益を換算し、算出したものです。当年のNon-IFRSによる固定通貨換算ベースの数値と、前年同期のNon-IFRS数値を比較し、固定通貨換算ベースの前年同期比の増減率を算出しています。

売上

  • IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は前年同期比12%増の19億5,000万ユーロ(2009年=17億4,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は前年同期比11%(固定通貨換算ベースでは10%)増の19億5,000万ユーロ(2009年=17億5,000万ユーロ)となりました。
  • IFRSベースのソフトウェア売上は前年同期比11%(固定通貨換算ベースでは7%)増の4億6,400万ユーロ(2009年=4億1,800万ユーロ)となりました。
  • IFRSベースの総売上は、前年同期比5%増の25億1,000万ユーロ(2009年=24億ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は前年同期比4%(固定通貨換算ベースでは3%)増の25億1,000万ユーロ(2009年=24億1,000万ユーロ)となりました。

2009年第1四半期のNon-IFRSベースの数値からは、Business Objects社買収による繰延保守の一次償却費1,100万ユーロが除外されています。

利益

  • IFRSベースの営業利益は、前年同期比81%増の5億5,700万ユーロ(2009年=3億700万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は前年同期比55%(固定通貨換算ベースでは47%)増の6億1,200万ユーロ(2009年=3億9,600万ユーロ)となりました。2009年第1四半期のIFRSベースの営業利益は、人員削減に伴い発生したリストラクチャリング費用1億6,600万ユーロ(Non-IFRSベース=1億6,000万ユーロ)による影響を受けています。
  • IFRSベースの営業利益率は、前年同期比9.4パーセンテージポイント増の22.2%(2009年=12.8%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は前年同期比8.0パーセンテージポイント増の24.4%(2009年=16.4%)、固定通貨換算ベースでは7.2パーセンテージポイント増の23.6%でした。2009年の各四半期はリストラクチャリング費用による影響を受け、同年第1四半期は、IFRSおよびNon-IFRSベースの営業利益率がそれぞれ6.9パーセンテージポイント、6.6パーセンテージポイントのマイナス影響を受けましたが、2010年第1四半期はこの影響は受けませんでした。しかしながら、2010年第1四半期は組織再編を行った結果として、退職手当2,700万ユーロと未使用リーススペース費用900万ユーロが発生したため、IFRSおよびNon-IFRSベースの営業利益率はそれぞれ1.4パーセンテージポイントのマイナスの影響を受けました。
  • IFRSベースの税引き後利益は、前年同期比97%増の3億8,700万ユーロ(2009年=1億9,600万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの税引き後利益は65%増の4億3,500万ユーロ(2009年=2億6,300万ユーロ)となりました。IFRSベースの1株当たりの継続事業利益は前年同期比94%増の0.33ユーロ(2009年=0.17ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの1株当たりの継続事業利益は前年同期比68%増の0.37ユーロ(2009年=0.22ユーロ)でした。2010年第1四半期に発生した退職手当および未使用リーススペース費用(税引き後)は、2010年第1四半期のIFRSおよびNon-IFRSベースの1株当たり継続事業利益に0.02ユーロの影響を及ぼしました。2009年第1四半期に発生したリストラクチャリング費用(税引き後)は、2009年第1四半期のIFRSおよびNon-IFRSベースの1株当たりの継続事業利益に0.09ユーロの影響を及ぼしました。2010年第1四半期のIFRSおよびNon-IFRSベースの税引き後利益、ならびにIFRSおよびNon-IFRSベースの1株当たり継続事業利益は共に、2010年第1四半期のIFRSおよびNon-IFRSベースの実効税率が前年同期と比べて低下したことにより影響を受けました。


2010年第1四半期のNon-IFRSベースの営業利益からは買収関連費用および廃止事業費用の合計額5,400万ユーロ(2009年=7,800万ユーロ)が除外されています。2010年第1四半期のNon-IFRSベースの税引き後利益とNon-IFRSベースの1株当たり継続事業利益からは買収関連費用と廃止事業費用の合計額4,800万ユーロ(税引き後)(2009年=6,700万ユーロ)が除外されています。

SAPのCFO、ワーナー・ブラント(Werner Brandt)は次のように述べています。「第1四半期において、力強い伸びと成長軌道への回帰を実現できたことを喜ばしく思っています。堅調な売上の伸びに加えて営業利益率の上昇により、SAPは財務目標である長期的な利益成長の達成に向けて軌道に乗りました」

SAPの共同CEO、ビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように付け加えています。「第1四半期の成長は、大規模かつ安定した市場と急成長を遂げる新興市場の両方で、全般的に着実に事業を遂行してきたことで実現しました。SAP BusinessObjectsのソリューションおよび中堅・中小企業向けビジネスにおける需要の急拡大により、堅調な業績を達成することができました。また、事業運営の向上のためにお客様にSAPを活用して頂いたおかげで、SAPが注力する業界で好業績を上げることができたことも喜ばしく思っています」

SAPの共同CEO、ジム・ハガマン・スナーベ(Jim Hagemann Snabe)は次のように述べています。「市場環境が回復し、お客様は成長のための投資を再開し始めている中、ビジネスプロセスを支える幅広く一貫性のある総合的ポートフォリオを保有し、分析を通してビジネスへの洞察力を提供するSAPは、非常に有利な立場にあります。SAPは、オンプレミス・オンデマンド・オンデバイスに関わらずシームレスに統合して機能する革新的な技術とソリューションを開発する傑出した能力を持っています」

キャッシュフロー

営業キャッシュフローは前年同期比44%減の7億7,200万ユーロ(2009年=13億9,000万ユーロ)でした。2010年第1四半期の営業キャッシュフローが前年同期の数値を下回ったのは、主としてSAPの2段階の保守モデルの導入により提供されたオプションであるSAP Enterprise SupportまたはSAP Standard Supportのいずれの選択結果について、お客様から通知いただくまで2010年のサポート料金の請求を延期する決定を下したことによります。フリーキャッシュフローは前年同期比46%減の7億1,500万ユーロ(2009年=13億4,000万ユーロ)でした。総売上に占めるフリーキャッシュフローの割合は28%(2009年=56%)でした。2010年3月31日現在の現金および現金等価物、使途制限付現金、短期投資を含むSAPグループ全体の流動資金は30億ユーロ(2009年12月31日=22億8,000万ユーロ)でした。2010年3月31日現在の純流動資金(グループ全体の流動資金から銀行負債を控除)は23億ユーロでした。

2010年度のコスト抑制策

SAPは先に、今日の市況や世界的不況の影響の広がりにSAPの事業規模を適合させるため、2010年末までに全世界で4万8500人にまで人員削減を行う計画であり、こうした目標を達成するための一要素として従業員の自然減を最大限活用していくと発表しました。またこの人員削減によって2010年には2億ユーロ程度の一時的なリストラクチャリング費用の発生を予想しているとも発表しています。2010年度の3ヵ月間に計上した営業利益には、約2,900人の人員削減に伴い発生した1億8600万ユーロのリストラクチャリング費用が含まれています。

今後の見通し

2010年度通年の見通しは、以下の通りです。これは2010年1月27日に公表した見通しからの変更はありません。

  • 当社は2010年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上が固定通貨換算ベースで4%~8%増の範囲と予想しています(2009年=82億ユーロ)。
  • 当社は2010年度通年のNon-IFRS営業利益率を固定通貨換算ベースで30%~31%の範囲と予想しています(2009年=27.4%)。
  • 当社は2010年度の実効税率を27.5%~28.5%(IFRSベース)と予想しています(2009年=28.1%)。

地域別業績

2010年度第1四半期の地域別業績概要につきましては、こちら(PDF 111KB)をご覧ください。

新たに契約した主なお客様

2010年度3四半期に締結された主な契約は以下の通りです。(順不同)

[ヨーロッパ・中東・アフリカ地域]
Boots UK Limited、ダイムラーAG、ガスプロム OAO、クロネスAG、ベスタス・ウィンド・システムズA/S

[南北中央アメリカ地域]
Cooper Tire & Rubber Co.、ドール・フード・カンパニー・インク、El Palacio de Hierro、Jabil Circuit, Inc.、McCain Foods Limited、ConAgra Foods Inc.

[アジア太平洋・日本地域]
アステラス製薬株式会社、大塚ホールディングス株式会社、日本写真印刷株式会社、A-DATA Technology Co., Ltd.、Hong Tu-San Bao Hi-Tech Co., Ltd.、中国工商銀行、Shaanxi Electric Power Corp.

なお、本社プレスリリースの原文はこちらをご参照ください。
SAP Reports Double-Digit Growth in Software and Software-Related Service Revenues for the First Quarter 2010

以上

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