SAPジャパン、IFRS対応の金融商品会計 導入文書テンプレートを提供開始

2010年5月26 日 by SAP News 0

IFRS導入の期間短縮を図る日本の金融市場向け支援ツール

TokyoSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:ギャレット・イルグ、以下SAPジャパン)は、「SAP金融商品会計 導入文書テンプレート for IFRS」を本日より提供開始することを発表します。本テンプレートには、国内金融機関で一般に取り扱われる各種金融商品に対応したIFRSにおける会計仕訳パターンが整理されており、これを元に要件定義を進めることで、SAP金融商品会計ソリューション設定時の仕様書のひな形として利用することができます。

SAPでは、2015年にも強制適用が見込まれる国際会計基準(国際財務報告基準、IFRS)の導入を見据え、国内の金融機関に対してIFRSに対応したソリューションを提供していますが、金融機関にとってIFRS導入の際に特に負荷が高くなると想定されるのが金融商品会計です。SAPでは、各種金融商品に対する会計仕訳の生成および補助簿管理を複数の会計基準で実現できるSAP® Accounting for Financial Instruments*1 を提供することで、金融機関のIFRS導入をサポートしてきました。しかし、国内の金融機関では自社開発による勘定系システムにより会計仕訳処理を行っていることが多く、設計思想の異なる会計仕訳パッケージの導入には、勘定系システムとのマッピングや会計処理パターンの整理などの多くの作業が求められていました。また、IFRSにおける金融商品会計に対応するには、まず金融商品ごとに従来の国内基準との処理の差異を明確にする必要があり、金融機関ではこの要件定義作業にも多くの時間を要していました。

今回提供が開始される「SAP金融商品会計 導入文書テンプレート for IFRS」は、IFRS導入時に発生する金融商品会計処理に関わる作業を簡素化するための導入支援テンプレートです。本テンプレートをひな形として活用することで、SAPAccounting for Financial Instruments導入時の工数削減および要件定義に費やされる期間の短縮を図ることができるようになります。

SAP金融商品会計 導入文書テンプレート for IFRSには、「金融商品会計イベント一覧」、「金融商品会計仕訳一覧」、「会計仕訳定義テンプレート」など、約8種類のテンプレートが含まれます。例えば、金融商品会計イベント一覧テンプレートでは、個々の金融商品に関して付随するイベントが整理されており、貸出であれば、契約締結、貸出実行、利息受取、返済などというように商品固有のイベントがあらかじめ定義されています。また、本テンプレートは、SAPが欧州において蓄積したIFRS導入のノウハウを活かしつつ、日本の金融商品向けに独自に開発されたもので、SAP Accounting for Financial InstrumentsのユーザーにSAPジャパンが提供する導入コンサルティングサービスの一環として提供されます。SAPジャパンは、国内のパートナー企業と連携しながら、本テンプレートを活用して国内金融機関におけるIFRS対応の支援を加速させていきます。

なお、6月21日(月)に「金融業界向けセミナー:IFRS対応とその先を見据えたソリューション」を開催し、本ソリューションを紹介させていただく予定です。
詳細は、こちらをご覧下さい。http://www.sap.com/japan/fin0621

以上


*1 SAP Accounting for Financial Instruments:
銀行業向け経営管理ソリューションであるSAP® Bank Analyzerで提供されるアプリケーションのひとつで、国内基準、IFRSなどといった複数の会計基準において各種金融商品に対する会計仕訳の生成および補助簿管理を行う。会計システムから仕訳部分のみを独立させることで、IFRS対応を容易にする。

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