MKI、「ビッグデータ」ビジネスへの取り組みを開始SAP HANA™を用い、バイオサイエンス分野でのビッグデータ解析検証から着手

2011年11月10 日 by SAP News 0

癌細胞のゲノム解析と、創薬におけるデータ解析へSAP HANAを活用

Tokyo三井情報株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:下牧 拓、以下:MKI)は、ビッグデータ分析を企業経営へ有効活用する技術ノウハウ取得に向け、SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安斎 富太郎、以下:SAPジャパン)が提供するインメモリソフトウェアSAP HANA™ ※1)を用い取り組むことを発表します。検証の第一弾として、癌研究におけるゲノム解析と、創薬開発プロセスにおける化合物データ解析にビッグデータ分析を活用する実証実験から着手します。

昨今、非定型かつ、リアルタイム性の高い大量のデータであるビッグデータを有効活用し、経営戦略に役立てる取り組みが企業でも検討され始めています。個々の企業が所有するビッグデータを分析・処理し、新たなビジネス創出やコスト削減へ取り組むことは、今後、企業にとって必須の取り組みとなります。
MKIは、SAP HANAをデータ基盤としたリアルタイム情報分析手法を確立し、ビッグデータ解析へ適用することでお客様の経営戦略へ有益となる情報を提供してまいります。また、MKIは従来よりSAPジャパンが提供するERP(統合基幹業務システム)を構築するサービスパートナーとして、ユーザー企業にシステムインテグレーションを提供しており、基幹業務と解析データを連携させることで新たなビジネス価値を提供してまいります。

■ MKIが取り組む「ビッグデータ」解析分野  ~バイオサイエンス分野~
バイオサイエンスの研究開発においては、膨大な量のデータを効率よく処理することが新薬の開発、疾病要因の特定に大きな影響を与えます。また、今後バイオサイエンス分野における研究データは大幅に増大することが予想され、新薬開発への時間短縮・コスト削減を実現するためにはデータ解析の精度向上とスピード化、可視化を実現する仕組みが必要不可欠です。
MKIは先進的なICT技術をバイオサイエンスの研究に応用する取り組みを長年にわたり手がけてきました。今後ますます増加が予想されるデータの解析へSAP HANAを用いた「ビッグデータ」解析手法を提供することでバイオサイエンス分野の発展へ貢献してまいります。

【癌細胞ゲノム解析】
 
癌はゲノムの異常が原因であることが知られ、癌化のメカニズムの解明や治療薬の開発にゲノムの変異解析が重要な役割を果たします。次世代シーケンサー(※2)と呼ばれる技術によって癌のゲノム全体の塩基配列の決定が可能になり、膨大に生み出される癌細胞と正常細胞のゲノムを比較することにより癌の原因となる遺伝子異常の探索が進められています。SAP HANAを当解析に適用することにより癌遺伝子探索の効率化を行うことを試みます。

【創薬におけるデータ解析】
製薬企業における新薬開発では数百万化合物のライブラリーから薬の候補となる化合物を選択し、実験や臨床試験等の研究開発を経て薬として市場に販売されます。化合物データベースをコンピュータで選別し、化合物を選び出すことで研究開発の期間を短縮することが可能となります。これには膨大な化合物データの解析を行い、薬らしい化合物かどうかの予測を行う必要があります。SAP HANA上でこの解析を実行することにより予測時間の短縮を試みます。

以上

(※1)SAP HANA (エスエーピー ハナ):
メモリ上でデータアクセスを行うことでディスクと比較し、より高速かつ安定した超高速分析を実現したインメモリアプライアンス ソフトウェア。得られた分析データをSAP社が提供する基幹データシステムとの連携が可能となることで迅速にビジネス情報の取得が可能となる。

(※2)次世代シーケンサー:
ゲノム(全遺伝情報)の塩基配列を決定する装置。従来のDNAシーケンサーに比べ高速に大量の塩基配列を解読することが可能。

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