【参考資料】AOK、患者治療の向上とコストの削減に向け、SAP HANA™プラットフォームを採用

2011年11月16 日 by SAP News 0

戦略的判断に基づき、ドイツ最大の健康保険プロバイダがSAPを採用、大量の医療データでターゲット分析を実施

(本リリースは、11月10日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、ドイツ最大の健康保険プロバイダであるAOKが、予防治療への取り組み強化に向け、SAP HANA™ プラットフォームを採用したと発表しました。今回の取引は2011年第3四半期に締結されたもので、SAP HANAの契約としては世界で過去最大です。AOKでは、地域的な変動の多い病状パターンを早期に特定し、個人に合わせた予防プログラムを提供するために、SAP HANAを使用して大量の医療データをリアルタイムに分析することを計画しています。これによって同社は、よりいっそう効率化を図り、顧客にとってこれまで以上に魅力的な企業になることを目指します。

ドイツの法定健康保険基金のすべてがそうであるように、AOKも、増加し続ける膨大なデータを処理する必要があります。例えば、2,400万人の被保険者を抱える12の独立した地域の健康保険基金や、3億7,000万件以上の外来患者の治療事例と、こうした患者の15億件の診断事例に加え、その他、膨大な治療データがあります。ドイツの自由化された医療市場では、約150の法定健康保険基金が、顧客の注目を集めようと躍起になっています。特に、2009年1月1日に中央医療基金が設立され、保険負担料が標準化されてからは、プロバイダ同士の差別化が以前にも増して難しくなってきており、こうした競争環境の中、より優れた医療プログラムとサービスを展開することが極めて重要になってきています。そのような中、重要性が高まっているのが医療と予防治療の管理であり、ここがまさに、AOKがSAP HANAを活用しようと考えている分野なのです。

AOKの連邦協会の副会長であるウベ・デー(Uwe Deh)は、次のように述べています。「医療基金としての信条に従い、私たちは、お客様の病気の回避をサポートすることを第一優先としており、多岐にわたる既存の予防プログラムも、まさにこれを目的としています。しかし、革新的な企業として、当社はこうしたサービスを常に改善し、効率性と影響を高めることを目指しています。そのためには、自分達の受け取る膨大な医療データのリアルタイム分析を実施し、潜在的な医療リスクを認識し、さまざまな予防プログラムを組み合わせ、こうしたリスクに適切かつ事前に対応するためのツールが必要です。SAP HANAは、こうした要件のすべてに応えてくれます」

AOKは、データのリアルタイムの処理・分析機能以外にも、既存のデータ・ウェアハウス・ソリューションを常に進化させることのできるSAP HANAの進化的なアプローチにも関心がありました。これらのソリューションは、AOKが開発した、法定健康保険基金向けの業界ソリューションである「oscare®」をベースとしたものです。SAP HANAプラットフォームは、既存のインフラストラクチャ上にインストールし、手元のデータと連携できるように設計されています。中期的には、SAP HANAのデータベースは、SAP NetWeaver® Business Warehouseコンポーネントと連携して使っていた従来型のリレーショナル・データベースを置き換えることができるようになります。

こうした機能により、AOKは近い将来、極めて広範なデータでリアルタイムの分析とシミュレーションを行うことを検討しています。こうした取り組みが活用可能なこれまでの分野の一例としては、糖尿病や心臓疾患の患者の予防治療が挙げられます。AOKでは、早期検出システムの開発を目指しており、これによって、一般開業医の周辺を中心に、多数の医療・予防治療のモデルの強化を目指しています。このほか、カスタマイズされた予防機能により、高価で不要な治療を行わないことで、コストの大幅な削減も考えています。

AOKでは、2001年より、ビジネスとITのスタンダードであるSAPソフトウェアを基盤とした重点的な戦略を推進しています。

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