【参考資料】SAP HANA®、テラバイト単位の巨大データ・セットをサポート

2012年6月4 日 by SAP News 0

ビッグデータに対応したマルチノード機能を提供

(本リリースは、5月16日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、SAP HANA®プラットフォームが、テラバイト単位の巨大データ・セットをサポート可能なスケールアウト機能の提供を開始します。

SAPのテクノロジー・パートナーである大手企業の富士通HPIBMなど、x86サーバを提供するOEM企業の50%以上は、SAP HANAをスケールアウト環境での実装可能なハードウェア構成として認定を取得しています。さらに、SAPはIntelと協力し、Intelプロセッサー上の実行にSAP HANAを最適化しました。ビジネスの俊敏性が高まるとともに画期的な利用モデルが実現できるため、変化しつづける状況にリアルタイムで対応できるようになります。

SAP HANAでは、高性能・高可用性の構成において、大量ノードへ瞬時にスケールアウトすることが可能となり、SAP NetWeaver® Business Warehouseアプリケーションなどの大量インスタンス、ビッグデータ、また成長指向のアプリケーション・アナリティクスを効率的かつ安定的なマルチノード機能を提供します。主なメリットは、以下のとおりです。


  • 大量データを処理可能:必要メモリー量を根本的に削減するデータの圧縮に加え、SAP HANAは、複数ノードにまたがるデータ・ボリュームの数とともに成長することができます。SAPでは16ノードの検証を行っており、パートナー各社やお客様にはオンデマンドで膨大な数のノードを認証していますが、その数に限界は見られません。

  • フェイルオーバの向上と高可用性:可用性が高いため、分散型SAP HANAデータベース内でノードのフェイルオーバが可能です。クラスター構成では、フェイルオーバはコールドのスタンバイ・ノードを使って行い、トリガーは自動的にかかります。ノードに障害が発生すると、スタンバイ・サーバのデータベースをコールドスタートし、共有ストレージの最終セーブ・ポイントからログに従ってリプレイを行い、最終の整合状態を再現します。データは分散処理されるので、サーバ1台を超えてシステムをスケールアップすることが可能ですし、単一障害点もなくすことができます。

  • パフォーマンスをエンド・ツー・エンドで改善: SAP HANAクラスターのノードを増やせば、MPP(超並列処理)機能を活用してデータのロードやアナリティクスを分散することができます。

SAPのエクゼクティブ・ボード・メンバーでテクノロジー&イノベーション担当のビシャル・シッカ(Dr. Vishal Sikka)は、次のように述べています。「SAP HANAはスケールアウトが可能であるため、コンピューティング・ノードを増やすとほぼ直線的にパフォーマンスが向上します。つまり、CIOのみなさんには今後、データの増加とともに大きくできるという安心感を持って、大規模実装でインメモリーのデータベースを採用し、エンド・ツー・エンドのパフォーマンスを劇的に改善していただけます。」

最近SAPでは、16ノードのサーバ・クラスターを使ったSAP HANAのスケーラビリティ試験を行い、SAP HANAのビジネス価値を明らかにしました。この試験でSAP HANAは、1,000億件もの販売・流通データに対してSAP NetWeaver BW型のクエリーを1秒以下で実行することができました。索引も作成していなければチューニングも行っていません。従来はデータのETL(抽出、変換、ロード)を行い、集合体やマテリアライズド・ビューを構築する必要がありましたが、この試験結果からわかるように、SAP HANAであれば、取引データそのものから直接、リアルタイムの分析が行えます。試験の詳細は、先日発表されたSAP HANAパフォーマンスのホワイトペーパーに記載されています。

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