SAP、2012年度第3四半期の業績を発表、ソフトウェア売上が10億ユーロを突破

2012年10月25 日 by SAP News 0

(本リリースは、10月24日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

SAPジャパン株式会社

  • 2012年度第3四半期のソフトウェア売上は、17%(固定通貨換算ベースでは12%)増の10億2,600万ユーロ
  • 2012年度第3四半期のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、19%(固定通貨換算ベースでは13%)増の32億1,000万ユーロ
  • 3つの主要イノベーション分野であるクラウド、SAP HANA®、およびモバイルでは3桁成長を達成
  • 2012年度第3四半期のNon-IFRSベースの営業利益は、10%(固定通貨換算ベースでは4%)増の12億4,000万ユーロ
  • 2012年度第3四半期のNon-IFRSベースの営業利益と営業利益率を前年同期と比較するにあたっては、前年同期の利益へのTomorrowNow訴訟関連の引当金減額による7億2,300万ユーロの影響も考慮の必要
  • Ariba社の予想業績を含めて通年の見通しを更新

SAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は本日、2012年9月30日を決算日とする2012年度第3四半期の決算を発表しました。

2012年度第3四半期の事業ハイライト

SAPは第3四半期に2桁成長を達成しました。南北アメリカでは好調な業績を挙げ、アジア太平洋地域では堅調な2桁成長を遂げました。EMEA地域では前年同期の極めて大きな業績と比較しても好調な業績を挙げました。SAPの新しいイノベーションへの需要はすべての地域にわたって続いています。SAP HANAの売上は8,300万ユーロとなり、通年の目標額である3億2,000万ユーロ以上に向け順調に推移しています。モバイルの売上は4,800万ユーロとなり、通年の目標額である2億2,000万ユーロに向けて順調に推移しています。またクラウドの好調は第3四半期にも持続し、この12か月間の新規およびアップセル利用料金は14倍に増加しました。SAPの2011年度の業績にSuccessFactorsを含めた場合においても成長率は3桁の116%となります1。SuccessFactors単独での12か月間の新規およびアップセル利用料金は92%増でした。Non-IFRSベースのクラウド利用料金およびサポート売上は20倍の8,000万ユーロに拡大しました。SAPのコア事業も堅調な成長を達成しました。小売、ヘルスサイエンス、製造、およびエネルギーをはじめとするコア業界、ならびにSAPパートナーを通じた業務拡大の継続も第3四半期の業績に貢献しました。

SAPの共同CEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)とジム・ハガマン・スナーベ(Jim Hagemann Snabe)は、次のように述べています。「SAPのイノベーション戦略は、引き続きワールドクラスの価値と市場をリードする業績を生み出しています。SAPではビジネスとはイノベーション、卓越した業務遂行、および成長の推進を意味します。たゆみのないお客様中心の姿勢を誇りとしており、また競合他社に優る業績を今後も達成できることを確信しています。」

SAPのCFO、ワーナー・ブラント(Werner Brandt)は、次のように述べています。「第3四半期全体としての業績に満足しています。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は11四半期連続で2桁成長を遂げました。また第3四半期にもクラウド事業への投資を継続しました。規律維持に引き続き注力しており、通年の見通しに対しても自信を持っています。」

業績の詳細

2012年度第3四半期ハイライト


1) 全ての数値は未監査のものです。
2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

IFRSベースのソフトウェア売上は、前年同期比17%(固定通貨換算ベースでは12%)増の10億2,600万ユーロ(2011年=8億7,500万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で19%増の31億9,000万ユーロ(2011年=26億9,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で19%(固定通貨換算ベースでは13%)増の32億1,000万ユーロ(2011年=26億9,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの総売上は、前年同期比16%増の39億5,000万ユーロ(2011年=34億1,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比16%(固定通貨換算ベースでは10%)増の39億7,000万ユーロ(2011年=34億1,000万ユーロ)となりました。

前年度である2011年第3四半期には、TomorrowNow訴訟関連の引当金減額に伴い、中止したTomorrowNow関連事業から大きな利益を計上しました。これにより2011年第3四半期のIFRSベースの営業利益率には21.2パーセンテージポイントの押し上げ効果が生じました。このため2012年度と前年度のIFRSベースの利益額と利益率を直接比較することはできません。

IFRSベースの営業利益は、前年同期比48%減の9億2,100万ユーロ(2011年=17億6,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年同期比10%(固定通貨換算ベースでは4%)増の12億4,000万ユーロ(2011年=11億3,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの営業利益率は、前年同期比28.3パーセンテージポイント減の23.3%(2011年=51.6%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年同期比2.0パーセンテージポイント減の31.2%(2011年=33.2%)、固定通貨換算ベースでは、前年同期比2.1パーセンテージポイント減の31.1%でした。

2012年度第3四半期のNon-IFRSベースの営業利益およびNon-IFRSベースの営業利益率は、SuccessFactorsの買収による約100ベーシスポイントの影響を受けています。このほか2012年度第3四半期中にはさらに6,800人(うち2,300人が買収によるもの)増員しました。

IFRSベースの税引き後利益は、51%減の6億1,800万ユーロ(2011年=12億5,000万ユーロ)でした。Non-IFRSベースの税引き後利益は、3%減の8億3,600万ユーロ(2011年=8億6,000万ユーロ)でした。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比50%減の0.52ユーロ(2011年=1.05ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比3%減の0.70ユーロ(2011年=0.72ユーロ)となりました。2012年度第3四半期のIFRSベースの実効税率は24.8%(2011年=28.7%)でした。同期間のNon-IFRSベースの実効税率は26.7%(2011年=23.3%)でした。2012年度第3四半期の税引き後利益および1株当たり利益には、最近完了したAriba買収に伴う買収価格の通貨ヘッジに関連した6,400万ユーロ、1株当たりでは0.05ユーロの費用による引き下げ効果が発生しました。

2012年度1月〜9月期ハイライト

1) 全ての数値は未監査のものです。
2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください

IFRSベースのソフトウェア売上は、前年同期比17%(固定通貨換算ベースでは12%)増の27億2,000万ユーロ(2011年=23億3,000万ユーロ)となりました。IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で18%増の89億4,000万ユーロ(2011年=76億ユーロ)となりました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの売上は、前年同期比で18%(固定通貨換算ベースでは13%)増の89億8,000万ユーロ(2011年=76億2,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの総売上は、前年同期比15%増の112億ユーロ(2011年=97億3,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比15%(固定通貨換算ベースでは10%)増の112億4,000万ユーロ(2011年=97億6,000万ユーロ)となりました。

2011年9月30日を期末とする9か月間には、TomorrowNow訴訟関連の引当金減額に伴い、中止したTomorrowNow関連事業から大きな利益を計上しました。これにより2011年9月30日を期末とする9か月間のIFRSベースの営業利益率には7.3パーセンテージポイントの押し上げ効果が生じました。このため2012年度と前年度のIFRSベースの利益額と利益率を直接比較することはできません。

IFRSベースの営業利益は、前年同期比23%減の24億7,000万ユーロ(2011年=32億1,000万ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの営業利益は、前年同期比11%(固定通貨換算ベースでは5%)増の32億5,000万ユーロ(2011年=29億3,000万ユーロ)となりました。IFRSベースの営業利益率は、前年同期比10.9パーセンテージポイント減の22.1%(2011年=33.0%)でした。Non-IFRSベースの営業利益率は、前年同期比1.1パーセンテージポイント減の28.9%(2011年=30.0%)、固定通貨換算ベースでは、前年同期比1.4パーセンテージポイント減の28.6%でした。

IFRSベースの税引き後利益は、23%減の17億2,000万ユーロ(2011年=22億4,000万ユーロ)でした。Non-IFRSベースの税引き後利益は、8%増の22億5,000万ユーロ(2011年=20億9,000万ユーロ)でした。IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比23%減の1.45ユーロ(2011年=1.88ユーロ)となりました。Non-IFRSベースの基本1株当たり利益は、前年同期比8%増の1.89ユーロ(2011年=1.76ユーロ)となりました。2012年度1月〜9月半期のIFRSベースの実効税率は24.9%(2011年=28.7%)でした。同期間のNon-IFRSベースの実効税率は26.7%(2011年=26.7%)でした。

営業キャッシュフローは、前年同期比3%増の30億6,000万ユーロ(2011年=29億7,000万ユーロ)でした。フリーキャッシュフローは、前年同期比2%増の26億9,000万ユーロ(2011年=26億4,000万ユーロ)でした。総売上に占めるフリーキャッシュフローの割合は、24%(2011年=27%)でした。2012年9月30日時点での現金および現金等価物、短期投資を含むSAPグループ全体の流動資金は、39億3,000万ユーロ(2011年12月31日=56億ユーロ)でした。2012年9月30日時点での純流動資金は、2011年12月31日時点で16億4,000万ユーロだったのに対し、2億7,800万ユーロとなりました。純流動資金の減少の主な理由としては、2012年度1月〜9月期中に発生した、配当金支払とSuccessFactorsの買収が挙げられます。

部門ごと業績発表の変更について
クラウド事業への注力強化に伴い、SAPは2012年第3四半期に経営陣が業務関連の判断に使用する組織構成と、それらの組織へのリソース配分と業績測定のための主な利益測定方法を変更しました。これによりSAPには「On Premise」と「Cloud」の2つの部門が生まれ、これらはそれぞれさらに業務セグメントに分割されています。On Premise部門は「On Premise Products」と「On Premise Services」の2つの業務セグメントから構成されています。2012年第3四半期時点でのSAPのCloud部門には「Cloud Applications」セグメントのみが含まれていました。Aribaの買収に続いてSAPは主にAribaの業務から構成された2番目の業務セグメントをCloud部門内に設立する計画です。

今後の見通し
SAPは2012年度通年の見通しを2012年7月24日付けのものから以下のとおり変更しました。Non-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービスの見通しについては固定通貨換算ベースで設定し直し、またAribaから予想される売上と利益を同社買収日(2012年10月1日)から年度末までの期間に含めています。

  • Aribaを含めた2012年度通年のNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上は、固定通貨換算ベースで10.5%〜12.5%の範囲で増加する(2011年=113億5,000万ユーロ)と予想しています。これには、SuccessFactorsとAribaの事業を合わせた約2.5パーセンテージポイントの寄与分が含まれています。これに対しまだAribaを含めていない7月時点での予想は10%〜12%の範囲でした。
  • マクロ経済状況が悪化しないことを前提として、SAPはNon-IFRSベースのソフトウェアおよびソフトウェア関連サービス売上の固定通貨換算ベースの増加率が10.5%〜12.5%の範囲の上限に達すると予想しています。
  • 2012年度通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで引き続き50億5,000万ユーロ〜52億5,000万ユーロの範囲(2011年=47億1,000万ユーロ)と予想しています。SuccessFactorsとAribaを除いた2012年度通年のNon-IFRSベースの営業利益も同様な範囲になると予想しています。この見通しは7月に発表したものから変更されていません。
  • 2012年度通年のIFRSベースおよびNon-IFRSベースの実効税率については、それぞれ26.5%〜27.5%(2011年=27.9%)および27.0%〜28.0%(2011年=26.6%)と予想しています。この見通しは7月に発表したものから変更されていません。

その他の補足情報
2012年2月21日以降の売上、利益、キャッシュフローの数値には、SuccessFactorsによる売上、利益、キャッシュフローが含まれています。前年同期の業績には、これらの数値は含まれていません。この業績には2012年10月1日に完了したAriba買収による影響は含まれていません。

TomorrowNowの訴訟に関する最新情報:2011年9月1日の予審判事による命令の後、オラクルは損害賠償を無効にすることを求めた早期控訴を申し立てましたが、この申立は判事により拒否されました。このためオラクルは新たに裁判を行うことを選びました。この新しい裁判の代わりに双方の当事者は3億600万ドルの裁決を求めましたが、これについてはいずれの側も控訴の権利をすべて保持しています。SAPはこの件を解決に導くため法的手続きを引き続き遂行します。本件の詳細についてはSAPの2012年第3四半期の中間報告書をご覧ください。

地域別業績
2012年度第3四半期の地域別業績概要につきましては、こちらをご覧ください。

2012年度9か月間の地域別業績概要につきましては、こちらをご覧ください。

なお、本社プレスリリースの原文はこちらをご参照ください。
SAP Announces Record Third Quarter Results Exceeds €1 Billion In Third Quarter Software Revenue

以上

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