Tokyo — 株式会社セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、代表取締役社長〈COO〉:村田紀敏)は、流通・小売業界として初めてスマートシティ市場へ参入するため、2012年12月中旬より「スマートシティプロジェクト」に参加いたします。今後、生活者のニーズに応える多業態運営のノウハウを活かし、「スマートシティプロジェクト」と共に次世代の生活をより快適で便利にするインフラ作りを行ってまいります。
■ 「世界25社の連携で取り組んでいるスマートシティプロジェクト」
スマートシティ(*エネルギー効率の向上、省資源化の徹底、市民のライフスタイルの転換などを複合的に組み合わせた環境配慮型の街)の市場は今後20年間で約4,000兆円ともいわれる巨大市場で、環境・エネルギー技術に強い日本は、多くの市場機会の可能性があります。
スマートシティを世界で展開するには、その街の様々なニーズ・制約条件に対応する必要があり、1企業での対応は困難であると言われています。2009年9月、8社で「スマートシティプロジェクト」(*詳細後述)はスタートし、これまでに世界のリーディング企業25社が連携して世界の様々なニーズ・制約条件に対応したソリューションを構築してきました。
■ 「ワンストップ・トータルソリューション」の強化
「スマートシティプロジェクト」では、街を5つの層で定義しています。第1層は不動産開発、第2層は基礎インフラ、第3層は環境・エネルギー技術などに代表されるスマートインフラ、第4層は生活サービス、第5層を生活スタイル・文化芸術とし、これまで主に第1~3層を起点としたトータルソリューションの構築を図ってきました。
5つの層で街を捉えたことでスマートシティに必要な機能や要素がより具体化し、改めて第4層を起点とした、街に住まう人の生活サービス分野を拡充するため、コンビニ、スーパー、百貨店、銀行など、生活者のあらゆるニーズに応える多業態を擁する小売グループとしてセブン&アイ・ホールディングスが「スマートシティプロジェクト」へ新たに加わります(合計26社)。
「スマートシティプロジェクト」は、次世代の生活をより快適で便利にするインフラ作りを行うべく、「ワンストップ・トータルソリューション」の更なる強化を追求していきます。
■ 株式会社セブン&アイ・ホールディングス
セブン&アイ・ホールディングスは、商品の開発、製造、物流、販売に至るサプライチェーン全体でお客様、地域社会、お取引先様と協力しあいながら、商品の安全・安心はもとより、環境問題対策において、世界の小売業のトップリーダーを目指しています。一例としては、新規出店や商品・サービスの拡充にともなう環境負荷の低減を図るため、省エネルギー型の設備の導入や、小売業の特性を活かし、環境に配慮した商品の販売や、レジ袋の削減、募金活動などを通じ、お客様とともに環境活動を推進しています。又、地球規模でのCO2排出抑制に向けて、国内外で森林保全のためのプロジェクトなども積極的に実施しています。具体的には、セブン- イレブンにて、2012年度末までに7,000 店舗に太陽光パネルを設置する予定です。これにより、メガソーラー(大規模太陽光発電所)並の電力を作り出し、発電した電力は、店舗内の運営に使用します。
■ 「スマートシティプロジェクト」の経緯
2009年9月、ジョイント・ベンチャー「スマートシティ企画株式会社」が設立され、一般社団法人フューチャーデザインセンター(http://www.fdc.or.jp/index.html)の第1弾プロジェクトとして「スマートシティプロジェクト」(http://www.smartcity-planning.co.jp)が始動しました。
2012年12月11日時点の参加企業は以下の通りです。
アズビル株式会社
伊藤忠商事株式会社
SAP AG
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
LG CNS
株式会社カネカ
川崎重工業株式会社
国際航業グループ
JX日鉱日石エネルギー株式会社
清水建設株式会社
シャープ株式会社
住友林業株式会社
積水ハウス株式会社
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
ツネイシホールディングス株式会社
東京ガス株式会社
凸版印刷株式会社
株式会社日建設計
日本電気株式会社
日本電信電話株式会社
日本ヒューレット・パッカード株式会社
株式会社日立製作所
一般社団法人フューチャーデザインセンター
三井不動産株式会社
三井ホーム株式会社
イーソリューションズ株式会社