【参考資料】SAP、次世代のカスタマーエクスペリエンスの実現に向け、hybris社を買収

2013年6月17 日 by SAP News 0

買収によって、あらゆるチャネルのカスタマーインティマシーや洞察を促進

(本リリースは、6月5日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)とhybris社は本日、SAPがhybris社を買収する計画であることを発表しました。hybris社は、eコマース(電子商取引)技術のリーダーとして急成長している会社で広く知られています。世界中の企業各社が、増加の一途をたどる提供チャネル、デバイス、タッチポイントを通じて、企業や消費者へのカスタマーエクスペリエンスの最適化を追求しています。SAPは、今回の買収によって、オンプレミス型またはクラウド型で、次世代のeコマースプラットフォームを提供できるようになります。SAPの業界をリードするエンタープライズソリューションと、hybris社の敏捷なオムニチャネルソリューションが一つになることで、今後は、利益率や顧客ロイヤリティの最適化に欠かせない、強力なデータとツールが得られます。顧客関係を全体的に把握することで、SAP®ソリューションは、営業、サービス、マーケティング、コマースなど、顧客対応(カスタマーエンゲージメント)を全面的に管理しつつ、ソーシャルチャネルを通じて、お客様への理解やインティマシーを維持できるようサポートします。

今日の消費者や企業は、あらゆるチャネルを通じてシームレスなブランド体験やショッピング体験を求めています。業界アナリストによると、eコマーステクノロジー市場全体の規模は370億USドルと推定されています。企業各社が、Web、モバイル、店舗、コンタクトセンターをはじめ、顧客対応のタッチポイントをシームレスに横断する顧客行動の変化に対応する中、eコマーステクノロジー市場は急成長を迎えています。そして、ビッグデータ、クラウド、ソーシャル技術によって、一貫した顧客対応の管理に欠かせない、画期的なコマースソリューションへの需要は高まるばかりです。eコマースは現在、小売業界の2倍の成長率を誇り、収益性の高い顧客関係の特定・獲得・成長を実現する上で必要不可欠な機能としての認識が高まっています。

SAPの共同CEOのビル・マクダーモット(Bill McDermott)とジム・ハガマン・スナーベ(Jim Hagemann Snabe)は、次のように述べています。「hybris社によって、SAPは、消費者経済の最先端に立つことができます。hybris社が加わることで、SAPは、顧客関係管理のレベルアップと、次世代型カスタマーエクスペリエンスの策定に向けた、決定的な一歩を踏み出します」

1997年に設立され、スイス・ツーク州に本社を置くhybris社は、世界で最も急成長をしているeコマースソフトウェア企業です。同社は現在、Web、モバイル、コールセンター、店舗の各種ソリューションを組み込んだ包括的なオムニチャネル・コマース・プラットフォームを提供しており、あらゆる地域・規模の企業を対象に、すべてのタッチポイント、チャネル、デバイスを通じて、商品、サービス、デジタルコンテンツの販売を支援しています。hybris社のソリューションでは、あらゆるチャネルを対象に、最先端のマスターデータ管理と統合されたコマースプロセスを実現することで、複数の要求や提供チャネルを通じて、顧客、商品、注文を一元的に把握することができます。同社の出資企業は、カリフォルニア州パロアルトに本社を置くプライベート投資企業のHGGCで、過半数の持分を取得しています。

hybris社のコマースプラットフォームと、主力インメモリープラットフォームのSAP HANA®、分析およびクラウドアプリケーション、ソーシャル・ソフトウェア・プラットフォームのSAP® Jamが組み合わさることで、SAPがあらゆるチャネルで新しいレベルの顧客に関する洞察と顧客対応を提供する上での優位性は大幅に高められます。SAPは、SAP® CRM powered by SAP HANAで構成される顧客対応ソリューションSAP 360 Customerソリューションを提供開始したことに続き、今回の買収によって、企業各社が十分な顧客対応を行い、ロイヤリティを高め、より強力で価値の高い関係を構築できるような支援をさらに推進していきます。

hybris社の最高経営責任者(CEO)であるアリエル・ルディ(Ariel Lüdi)氏とhybris社のプレジデント兼共同創立者のカーステン・トーマ(Carsten Thoma)氏は、次のように述べています。「hybris社は、コマース・プラットフォーム・テクノロジーのリーダーとして評価されています。今回SAPと一緒になることで、今後は包括的なオムニチャネル・ビジネス・ソリューションを提供しつつ、これまでの強力な成長の軌跡を継続することができます。SAPとの連携により、hybrisのコマースプラットフォームの範囲・規模・能力は大幅に拡大し、あらゆるチャネルを対象に、顧客対応の次世代イノベーションを実現できます」

規制当局の認可やその他の完了条件にもよりますが、取引の完了は2013年第3四半期を予定しています。hybris社は今後、独立事業としての運営を行い、ルディ氏とトーマ氏を代表とする、これまでの経営体制は維持されます。

以上

【hybris社について】
hybris社は、あらゆるタッチポイント、チャネル、デバイスを通じ、あらゆる地域の企業がより多くの商品、サービス、デジタルコンテンツを販売できるよう支援しています。同社の提供するOmniCommerce™は、最先端のマスターデータ管理や統合したコマースプロセスを実現しており、企業は自社の顧客、商品、注文を、そして顧客はその企業のことを、一元的に把握できます。hybris社のオムニチャネルソフトウェアは、オープンスタンダードをベースとした、単一プラットフォーム上に構築されています。そのため、際限のないイノベーションを迅速にサポートし、最高の総所有コスト(TCO)を効率的に導き出すことができるほか、その拡張性によって、企業各社の求める究極のプラットフォームとなります。主要な業界アナリスト企業2社はともに、hybris社を「リーダー」に、そして、同社のコマースプラットフォームを市場の上位2~3製品の1つに位置付けています。オンプレミス、オンデマンド、マネージドホスティングで同一のソフトウェアを利用できるため、あらゆる規模の商店主には、最高の柔軟性が得られます。グローバルなB2BサイトであるW.W.Grainger、Rexel、General Electric、Thomson Reuters、3Mや、消費者ブランドのToys“R”Us, Metro, Bridgestone, P&G, Levi’s, Nikon, Galeries Lafayette, Migros, Nespresso and Lufthansaをはじめ、hybris社のソリューションは500以上の企業に採用されています。同社は現在、世界15カ国で事業を展開しています。hybrisは、コマースの未来を実現します。詳細については、www.hybris.comをご覧ください。

【SAPについて】
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国238,000社以上の顧客企業に利用されています。
詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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