SAP HANA®プラットフォームのオープンエコシステムが強化

2014年7月8 日 by SAP News 0

Red Hat、IBM、HP、VMwareなどへの対応により、お客様は最高の選択肢、容易な導入環境、シンプルなIT環境を実現

(本リリースは、6月4日に弊社独本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP AG(NYSE:SAP、以下SAP)は、世界各国のお客様、パートナー、スタートアップ、デベロッパーが、SAP HANA®プラットフォーム上で簡単にイノベーションを実現できるように、パートナーとの協業によるエコシステムを強化しました。Red Hat、IBM、HP、VMwareのほか、スタートアップ企業で構成されるパートナーとの戦略的な協業を強化することで、SAPは、より広範な選択肢、容易な導入環境、シンプルなIT環境をお客様に提供し、SAP HANAの先進的な機能を活用いただくことでお客様のビジネスの変革を支援します。

Red Hat Enterprise LinuxがSAP HANAの認定を取得
SAPは、Intel Ivy Bridgeを含むRed Hat Enterprise Linuxの本番使用のサポートを認定し、SAP HANAが対応するOSの選択肢を拡大しました。これにより、お客様は優れた業績とイノベーションを実現しつつ、既存のITアーキテクチャーの選択肢を活用できます。

さらに、パブリッククラウドを活用し、自社のデータ管理ニーズに対応したいと考える企業を対象に、SAPでは、Amazon Web Services(AWS)マーケットプレース上で、Red Hat Enterprise Linux for SAP HANAを活用できるようにする計画です。SAPとRed Hatは、協業を進めるにあたり、AWSクラウド上で業務を行うSAPのライセンシー企業が、近日中には、Red Hat Enterprise Linux for SAP HANAをオンデマンドで利用できることを目標に掲げています。

Red Hatのプラットフォーム事業部バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャである、ジム・トットン(Jim Totton)氏は、次のように述べています。「Red Hat Enterprise Linux for SAP HANAの提供という形で、SAP HANAの普及促進に向け、SAPとコラボレーションを展開できることを非常に嬉しく思います。SAPのお客様にとっては、今回初めて、リアルタイムのデータ管理/アプリケーション・ソリューションの導入について、OSプラットフォームの選択肢を得ることになります」

IBM Power Systemsのテスト・評価プログラムでSAP HANA
SAPとIBMは、POWER7+や新登場のPOWER8のLinux対応システムなど、IBM Powerテクノロジーを使用したSAP HANAの実行環境を目指し、緊密なコラボレーションを続けています。両社が最終的に目指しているのは、SAPのミッションクリティカル・アプリケーションをIBM Power Systems上で実行するお客様へのメリットを実現することです。そして、SAPとIBMは、IBM Power Systems環境でSAP HANAを使用する際の、限定的なテスト・評価プログラムを発表しました。これによって、一部のお客様は、IBM POWER Systems上のSUSE Linuxの環境で、SAP HANAのテストを行い、既存のITインフラストラクチャー投資を活用しつつ、SAP HANAなどのテクノロジーを活用することで、イノベーションを推進できます。

IBMのPower Systems担当ジェネラルマネージャのダグ・バローグ(Doug Balog)は、次のように述べています。「SAPとIBMは、これまで長きにわたりテクノロジーパートナーシップで成功を収めてきました。IBM Power Systems上のLinux環境で、SAP HANAのテスト・評価プログラムを展開することで、こうしたパートナーシップを拡大できることを、非常に嬉しく思います。IBM Power Systemsは、オープンなサーバプラットフォーム上で開発されており、大量のデータを圧倒的速度で処理できるよう、ゼロから設計されています。今回の組み合わせは、お客様にとって、オープンなイノベーションの原動力となり、データの洞察に基づく、より効果的なビジネス変革が可能になると確信しています」

HP ConvergedSystem 900がSAP HANAの認定を取得
新しいHP ConvergedSystem 900 for SAP HANAは、SAPの認定を取得しており、単一のメモリプールに12テラバイトのデータを格納することで、ミッションクリティカルなビジネスアプリケーションにも対応することが可能です。本ソリューションの商用化計画は、HPとSAPの共同イノベーションイニシアチブ「Project Kraken」によって誕生したものです。HP CS 900 for SAP HANAは、お客様が超大容量の多種多様なデータセットを単一のシステムから管理・分析し、ビジネス上の意思決定をリアルタイムで生み出すことのできる、超高拡張性システムとして開発されています。お客様にとって、本システムの柔軟な構成と高い可用性は、中央集中型のプラットフォームにミッションクリティカルなビジネスアプリケーションを統合して、コストの削減とIT環境の簡素化を実現できるものとなっています。

HPのコンバージドシステム担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャのトム・ジョイス(Tom Joyce)氏は、次のように述べています。「大量のデータセットに基づき、ビジネス上の意思決定をリアルタイムで行うため、各社はSAP HANAを採用しているものの、インフラストラクチャーの拡張性や可用性に制限がある事例も多々あります。そこで、HP ConvergedSystem 900 for SAP HANAを通じ、HPは、最大かつ最もミッションクリティカルなワークロードに最適化されたシステムを提供することで、SAP HANAを使用するお客様がビジネスの変革を実現できるよう支援する予定です」

SAP HANA 、VMware vSphere 5.5上での本番稼働が可能に
VMware vSphere 5.5は、SAP HANA認定アプライアンスサーバ上で、単一の仮想マシン(VM)を実行する環境の本番稼働をサポートしています。SAPでは、SAP HANA認定サーバを使用し、複数の仮想マシン構成を本番稼働するケースでは制限付きのサポートを行います。お客様は、イノベーションを実現し、データセンターを簡素化することで、短期間で価値を引き出すとともに、サービスレベルを向上させて、総所有コスト(TCO)を低減できます。

スタートアップ企業がpowered by SAP HANAのソリューションを提供
「SAP スタートアップフォーカス」プログラムは、SAPの従来型のエコシステム以外にも、SAP HANAプラットフォームの普及を推し進めることを目指しています。本プログラムは、SAP HANA上で、新規アプリケーションの開発や既存アプリケーションの移植を行う際に必要となる、テクノロジー、サポート、リソースを、スタートアップ企業に提供するものです。現在は、1,500社以上の新興企業が参加しており、SAPのお客様が評価・購入できるよう、様々な業種を対象に、100種類以上の認証済みソリューションが用意されています。今年は、20社以上のお客様がこうしたスタートアップ企業のソリューションを購入しており、参加企業の売上高合計は、1,000万ドルを上回っています。

Warwick Analytics社の創業者兼CEOであるダン・サマーズ(Dan Somers)氏は、次のように述べています。「SAP スタートアップフォーカスプログラムを知る前は、SAPのような大規模なソフトウェア企業とパートナーを組むことには、懐疑的でした。当時とは正反対の立場に立った訳ですが、嬉しいことに、これまでのプロセスはスムーズそのもので、SAPの担当チームは、私たちを組織内の適切な人材へと導いてくれ、Win-Winのソリューションであることを保証してくれました。SAP HANAによって、当社は、製造業界のお客様向けに、根本的原因分析の提案を変革しています。オフラインのバッチシステムはこれまで、処理に36時間を要していましたが、SAP HANAを使用すれば、35秒以内で処理が完了します」

SAP HANA Marketplace
「SAP HANA Marketplace」サイトは、お客様、パートナー、新興企業、デベロッパーで構成される、オンラインプラットフォーム/コマースのエコシステムであり、SAPのクラウドに関するビジョンと実行能力を支える主要素です。SAP HANAプラットフォームと、SAPエコシステムの提供するSAP HANAベースのアプリケーションの検索・試用・購入については、本サイトだけですべての業務を完了できます。お客様は、マーケティングやサプライチェーン用の次世代アプリケーションから、SAP HANA Cloud Platformまで、それぞれの業種や業務部門について、幅広いソリューションを体験した上で、月額制(サブスクリプション方式)により、購入・利用が可能です。SAP HANA Marketplaceを使用することで、パートナーやデベロッパーは、SAP HANAをベースとしたアプリケーションのパブリッシュを短期間で行い、自社のオンラインプレゼンスを管理することで、イノベーションの収益化を図ることが可能です。

OpsVeda社の社長兼CEOであるサンジブ・グプタ(Sanjiv Gupta)氏は、次のように述べています。「SAP HANA Marketplaceは、powered by SAP HANAのソリューションとパートナー向けに、効果的で魅力的な提案を実現し、SAPのグローバルな顧客基盤への訴求を可能にします」

以上

【SAPについて】
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国258,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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