SAP、Concurの買収を完了

2014年12月10 日 by SAP News 0

リソース、プロセス、支出のシンプルな管理のための新しいモデルを確立し、ビジネスネットワーク戦略を推進

(本リリースは、12月4日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP SE(NYSE:SAP、以下SAP)は本日、数十億ドル規模の出張・経費(T&E)管理ソリューションの市場リーダー、Concur Technologies, Inc.(NASDAQ:CNQR)の買収を完了したことを発表しました。Concurの買収に伴い、業務に関するリソース、プロセス、支出を可能な限りシンプルな方法で管理するという、新たなモデルが確立されるとともに、世界最大のビジネスネットワークを通じてこれを提供できることで、SAPのビジネスネットワーク戦略はさらなる進化を遂げることになります。

Concurの発行済株式はすべて、1株当たり129ドルの現金の受給権に転換されました。ナスダック株式市場には、すでにConcurの買収完了を通知済みであり、当該株式の上場廃止までの期間、同社の普通株式の取引は停止される予定です。

Concurは今後、SAPの事業部門として事業を行いますが、既存の経営陣による主導体制は維持されます。

企業のシンプル化を支援
SAPのCEOであるビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、次のように述べています。「ソーシャルネットワークの台頭により、ショッピング、共有、消費がこれまで以上に簡単になっています。企業各社が求めているのは、これと同じようなシンプルさです。SAPは、企業をデジタルで結び付ける業界最大のグローバルネットワークを擁しており、ビジネスモデルのコラボレーション、体系化、技術革新をまったく新しい方法で実現しています。Concurの買収により、当社はこうしたネットワークを拡大しつつ、お客様の『シンプル化』を支援する、という約束を果たしていきます。出張・経費管理の分野は、世界中の企業を悩ませるビジネスの課題です。出張・経費管理の分野をリードするソリューションがSAP Cloudポートフォリオの一部に加わり、これをお客様にお届けできることを、心から嬉しく思います」

ネットワーク経済の原動力として
ビジネスはもはや、社内のプロセスを簡単に実行できれば良いというものではなく、バリューチェーン全体で調和の取れた商取引を実現する必要があります。SAPが企業に提供するアプリケーション、ネットワーク、プラットフォームは、こうしたネットワーク経済の中で新たな発見やつながり、コラボレーションを実現する上でなくてはならないものであり、これによってお客様の成功を支援することで、同社は独自のポジションを確立しています。

  • SAPのビジネスネットワークは世界最大であり、世界190カ国で160万以上の企業がネットワークを活用し、年間5,000億ドルを超える商取引を行っています。
  • Ariba(an SAP company)のコラボレーティブコマース機能、Fieldglassの柔軟なワークフォース管理機能、Concurの出張・経費管理機能と、「SAP HANA®」プラットフォームのリアルタイムのインメモリー機能を活用することで、企業はパートナーの仮想ネットワークを共通のコミュニティと連動させ、調達、請求書発行、決済、従業員補強、タレントマネジメントといった主要なビジネスプロセスを、情報に基づく、より効率的でシンプルな形で遂行することが可能です。

世界最大のビジネスネットワークを拡大
Concurの業界をリードするクラウドソリューションによって、SAPのビジネスネットワークはさらに拡大されます。これは、画期的で簡単な出張・経費管理を通じ、業務の場所に関わらず、出張費の完全な透明性を実現します。Concurでは、出張費管理のグローバルなエコシステムをつなぎ、連動させる独自のプラットフォームを提供しており、これによって、SAPのネットワーク戦略はさらに進化します。

  • Concurは、あらゆる業種・規模の企業を対象とした、総合出張経費管理ソリューションのグローバルリーダーです。世界150カ国以上に2万5,000社以上のお客様を擁しており、アクティブ・ユーザー数は2,500万人に上ります。
  • Concurは、サプライヤー、出張管理企業、オンライン旅行代理店、グローバルな流通システム、アプリ開発者など、出張費管理のグローバルなエコシステムと出張側の企業の両方を対象とし、1兆2,000億ドル規模の出張管理市場で事業を行っています。
  • AribaとFieldglassのビジネスネットワークにConcurが加わることで、SAPには、世界の年間支出額で10兆ドル以上を生み出す取引を支える機会が得られます。

ConcurのCEOであるスティーブ・シン(Steve Singh)は、次のように述べています。「私たちConcurは、仕事のあり方について常に思いを巡らせています。経費報告書のような複雑なタスクは、ユーザの負担となってはならず、企業には透明性や洞察をもたらし、頼れるパートナー企業のコミュニティと人々をつなぐものでなければなりません。Concurの基礎となるのは、こうしたシンプルな考え方です。私たちはこれまで、出張管理の完璧なビジョンを共有してきましたが、その大きな夢に比べると、現段階で実現できているのは氷山の一角に過ぎないと考えています。SAPの一員となることで、こうしたビジョンを拡大し、グローバルなリソース管理のあり方を見直すことで、出張管理、調達、非正規雇用者管理など、他のあらゆる支出ともリアルタイムな連動が可能になることを、非常に嬉しく思います」

製品の提供について
SAPのお客様は本日からConcurのソリューションを購入いただけます。

業績への影響
SAPの2014年度第4四半期および通年の業績では、Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上に対し、Concurから4,000万~4,500万ユーロの寄与分が発生すると推定されます。一方、SAPの2014年度通年のNon-IFRSベースの営業利益に対する寄与分は、軽微なものと予想されます。SAPでは、Concurを含む2015年度の指針と中期目標を2015年1月中に発表する予定です。

以上

【Concurについて】
Concurは、支出管理ソリューション/サービスで世界をリードするプロバイダであり、企業が最も重要な業務に専念できるよう、支出管理のあり方を変革することで、あらゆる規模の企業を支援しています。お客様、サプライヤー、開発者による出張・経費管理のエコシステム全体では、Concurのオープンなプラットフォームを通じて、同社の出張・経費管理クラウドを利用・拡大できます。Concurのシステムは、従業員の個別の嗜好に対応しつつ、小規模企業から大企業まで、各社のニーズに応じた規模の拡大・縮小が可能です。詳細については、 www.concur.comをご覧ください。

【SAPについて】
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスから役員会議室、倉庫から店頭、さらにデスクトップ環境からモバイル環境において、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国263,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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