SAP、2015 年度第 1 四半期の業績を発表

2015年4月22 日 by SAP News 0

131% 増のクラウド売上、207% 増の SAP Business Network 売上
HANA の急成長、24% 増のクラウドおよびソフトウェア売上を牽引

(本リリースは、4 月 21 日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

Tokyo

  • 新規のクラウド受注が力強い成長:121% 増
  • 好調に売上高を達成:Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、前年同期比 24% 増の約 36 億 6,000 万ユーロ。すべての地域で 2 桁成長を達成
  • SAP S/4HANA の迅速な立ち上がり:すでに 370 を超える顧客数
  • Non-IFRS ベースの営業利益が前年同期比 15% 増の 10 億 6,000 万ユーロ
  • 通年の見通しに変更なし

SAP SE (NYSE:SAP、以下 SAP) は、2015 年 3 月 31 日を決算日とする 2015 年度第 1 四半期の決算を発表しました。

2015 年第 1 四半期の事業ハイライト

SAP は、今期も引き続きクラウド事業で非常に高い伸び率を達成しました。第 1 四半期の Non-IFRS ベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比 131% (固定通貨換算ベースで 95%) 増加しました。1クラウド事業における順調な売上達成の主要な指標である新規のクラウド受注は、第 1 四半期において 121% 増で 1 億 2,000 万ユーロでした。2

Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、前年同期比 24% (固定通貨換算ベースで 12%) 増の非常に好調な成長率で、36 億 6,000 万ユーロの売上を達成しました。

Non-IFRS ベースの営業利益は、前年同期比 15% 増 (固定通貨換算ベースでは 2% 減) の 10 億 6,000 万ユーロとなりました。

SAP の CEO のビル・マクダーモット (Bill McDermott) は、次のように述べています。「大変好調なスタートを切ったクラウドとビジネスネットワークの両分野で 3 桁の成長を遂げました。SAP S/4HANA も早くも強力な牽引力となり、SAP の事業全体にわたって弾みをつけています。SAP は、この四半期にクラウドとソフトウェア売上ですべての地域において 2 桁の成長を遂げ、さらに大きく進化しました。我々は、一貫してお客様のニーズに合った戦略をシームレスに提供することに邁進してまいります」。

SAP の CFO のルカ・ムシッチ (Luka Mucic) も、次のように述べています。「SAP が、イノベーションをお客様中心主義で実行していることが、成功をもたらしています。第 1 四半期にクラウドとソフトウェアの売上が 24% の増加となり、営業利益は15% 増加し、為替レートの追い風もあって10 億ユーロを初めて突破しました」

SAP HANA は、弊社の成長を牽引する主要分野です。当該四半期に HANA の顧客数は、6,400 を超え、わずか 1 年で倍増となりました。SAP S/4HANA が早期に確実な軌道に乗った (年初から現在までの SAP S/4HANA 顧客は 370 以上) ことが、すべての業界と地域にわたって、HANA の市場での普及を広げる主な原動力となりました。

SAP HANA もまた開発基盤として進化し続けています。Platform as a ServiceとしてのHANA Cloud Platform を利用することで、企業は SAP のアプリケーションを迅速かつ容易にクラウド上で拡張したりカスタマイズしたりできます。この新しいサービスが大きな推進力となり、顧客数は短期間でおよそ 1,400 に達しています。

SAP Business Network は、この種のビジネスネットワークでは世界最大規模です。SAP Business Network 分野の第 1 四半期の総売上は、前年同期比で 207% (固定通貨換算ベースで 157 %) 増の 3 億 6,800 万 (固定通貨換算ベースでは 3 億 800 万ユーロ) でした。このネットワークに 180 万の企業が接続し、7,500 億ドルを超える取引を円滑に行っています。3SAP Business Network は、Ariba、Concur、および Fieldglass を個別のビジネスセグメントとして報告する 1 つの事業単位にまとめています。

2015 年第 1 四半期の地域別業績

SAP は、ヨーロッパ・中東・アフリカ (EMEA) 地域で中核ビジネス、および、クラウドビジネスの両分野で高い業績を達成しました。クラウドの業績は、英国でのとりわけ強い業績に牽引され、クラウドサブスクリプションおよびサポート売上が、114% の成長を達成し、非常に好調でした。予測通り、包括的、かつ政治的な環境によって、ロシアとウクライナにおけるビジネスには引き続き影響がでています。しかし、ドイツでのソフトウェアライセンス売上の 2 桁成長が、EMEA における Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上を 13% 増に押し上げました。

南北中央アメリカ地域では、Non-IFRS ベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が、136% の成長でした。Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、アメリカ合衆国におけるクラウドサブスクリプションおよびサポート売上の 3 桁成長に牽引され、前年同期比で 34% 増加しました。ブラジルは、ソフトウェアライセンス売上が 2 桁成長となり回復してきました。

アジア太平洋・日本 (APJ) 地域は、好調な業績を上げました。Non-IFRS ベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、インドでの非常に強力な四半期によって、137% の成長でした。Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上は 38% の増加でした。日本は、ソフトウェアライセンス売上増が力強く 2 桁の成長で際立っています。

業績の詳細

2015年度第1四半期の業績ハイライト

2015年度第1四半期1)

IFRS

Non-IFRS 2)

単位:特に記載のない限り百万ユーロ

2015年度 第1四半期

2014年度 第1四半期

増減率(%)

2015年度 第1四半期

2014年度 第1四半期

増減率(%)

固定通貨換算ベース増減率(%)

クラウドサブスクリプションおよびサポート

503

219

129

509

221

131

95

ソフトウェアライセンス

696

623

12

696

623

12

1

ソフトウェアサポート

2,454

2,097

17

2,454

2,098

17

7

ソフトウェアライセンスおよびサポート

3,150

2,720

16

3,150

2,722

16

5

クラウドおよびソフトウェア

3,653

2,939

24

3,659

2,942

24

12

総売上

4,497

3,698

22

4,502

3,701

22

10

総営業経費

-3,859

-2,975

30

-3,446

-2,782

24

13

営業利益

638

723

-12

1,056

919

15

-2

営業利益率 (%)

14.2

19.5

-5.4pp

23.5

24.8

-1.4pp

-2.6pp

税引き後利益

413

534

-23

697

667

5

基本1株当たり利益(?)

0.35

0.45

-23

0.58

0.56

5

フルタイム換算従業員数

74,551

66,750

12

N/A

N/A

N/A

N/A

1)全ての数値は未監査のものです

2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。個々の調整の詳細については本プレスリリース付表のF5ページをご覧ください。

クラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、IFRS ベースの場合、前年同期比 129% 増の 5 億 3 00 万ユーロ (2014 年= 2 億 1,900 万ユーロ) となりました。一方、Non-IFRS ベースでのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比 131% (固定通貨換算ベースでは 95%) 増の 5 億 900 万ユーロ (2014 年= 2 億 2,100 万ユーロ)でした。 ソフトウェアライセンスおよびサポート売上は、IFRS ベースの場合、前年同期比 16% 増の 31 億 5,000 万ユーロ (2014 年= 27 億 2,000 万ユーロ) となりました。一方、Non-IFRS ベースでのソフトウェアライセンスおよびサポート売上は、前年同期比 16% (固定通貨換算ベースでは 5%) 増の 31 億 5,000 万ユーロ (2014 年= 27 億 2,000 万ユーロ) でした。クラウドおよびソフトウェア売上については、IFRS ベースの場合、前年同期比 24% 増の 36 億 5,000 万ユーロ (2014 年= 29 億 4,000 万ユーロ) となりました。 Non-IFRS ベースでのクラウドおよびソフトウェア売上は、前年同期比 24% (固定通貨換算ベースでは 12% ) 増の 36 億 6,000 万ユーロ (2014 年=29 億 4,000 万ユーロ) でした。総売上については、IFRS ベースの場合、前年同期比 22% 増の 45 億ユーロ (2014 年= 37 億ユーロ) となりました。Non-IFRSベースの総売上は、前年同期比 22% (固定通貨換算ベースでは10%) 増の 45 億ユーロ (2014 年=37 億ユーロ) でした。

営業利益については、IFRS ベースの場合、前年同期比から 12% 減の 6 億 3,800 万ユーロ (2014 年= 7 億 2,300 万ユーロ) となりました。一方、Non-IFRS ベースの営業利益は、15% 増 (固定通貨換算ベースでは 2% 減) の 10 億 6,000 万ユーロ (2014 年= 9 億 1,900 万ユーロ) でした。 営業利益率については、IFRS ベースでは、前年同期比 5.4 パーセンテージポイント減の 14.2% (2014 年= 19.5%) となりました。Non-IFRS ベースの営業利益率は、1.4 パーセンテージポイント (固定通貨換算ベースでは 2.6 パーセントポイント) 減の 23.5% (2014 年= 24.8%) となりました。

税引き後利益については、IFRS ベースの場合、前年同期比 23% 減の 4 億 1,300 万ユーロ (2014 年= 5 億 3,400 万ユーロ) となりました。一方、Non-IFRS ベースの税引き後利益は、前年同期比 5% 増の 6 億 9,700 万ユーロ (2014 年= 6 億 6,700 万ユーロ) となりました。基本 1 株当たり利益については、IFRS ベースの場合、前年同期比 23% 減の 0.35 ユーロ (2014 年= 0.45 ユーロ) となりました。Non-IFRS ベースの基本 1 株当たり利益は、前年同期比 5% 増の 0.58 ユーロ (2014 年= 0.56 ユーロ) となりました。 2015 年度第 1 四半期の IFRS ベース実効税率は、13.6% (2014 年= 24.1%)、Non-IFRS ベースの実効税率は、22.3% (2014 年= 25.9%) となりました。

2015 年度第 1 四半期のキャッシュフロー

営業キャッシュフローは、前年同期比 1% 増の 23 億 7,000 万ユーロ (2014 年= 23 億 5,000 万ユーロ) でした。 フリーキャッシュフローは、前年同期比から若干増の 22 億 3,000 万ユーロ (2014 年= 22 億 2,000 万ユーロ) でした。 総売上に占めるフリーキャッシュフローの割合は、50 % (2014 年=60%) でした。2015 年 3 月 31 日時点での現金および現金等価物、短期投資を含む SAP グループ全体の流動資金は、53 億 3,000 万ユーロ (2014 年 12 月 31 日= 34 億 2,000 万ユーロ) でした。2015 年 3 月 31 日時点での純流動資産は、2014 年 12 月 31 日時点でマイナス 76 億 7,000 万ユーロだったのに対し、マイナス 51 億 9,000 万ユーロでした。

今後の見通し

2015 年度通年の見通しは、変更なく、以下のとおりです。

  • SAP のクラウドビジネスの強い勢いによって、2015 年通年の Non-IFRS ベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで約 19 億 5,000 万ユーロから 20 億 5,000 万ユーロの見込みです。(2014 年= 11 億ユーロ) この範囲の上限は、固定通貨換算ベースで 86% の成長率を設定した場合のものです。Concur と Fieldglass は、この成長率のうち、約 50 パーセンテージポイントの貢献を見込んでいます。
  • 2015 年通年の Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、固定通貨換算ベースで約 8% から 10% の増加の見込みです。(2014 年= 143 億 3,000 万ユーロ)
  • 2015 年通年の Non-IFRS ベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで 56 億ユーロから 59 億ユーロの見込みです。(2014 年= 56 億 4,000 万ユーロ)

SAP の 2015 年通年の見通しは、固定通貨換算ベースですが、実通貨ベースで報告される数値については、為替レートの変動による影響を今後も受ける見込みです。仮に為替レートが年間を通じて 2015 年 3 月の水準を維持した場合、Non-IFRS ベースのクラウドおよびソフトウェア売上での成長率は、2015 年度第 2 四半期については、約 10 パーセンテージポイントから 13 パーセンテージポイント、2015 年度通年については、約 8 パーセンテージポイントから 11 パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています。Non-IFRS ベースの営業利益の実通貨ベースでの成長率は、2015 年度第 2 四半期については、約 12 パーセンテージポイントから 15 パーセンテージポイント、2015 年度通年については、約 10 パーセンテージポイントから 13 パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています。

追加の情報

2015 年度年の売上と収益の数値には Concur および Fieldglass の全売上および収益が含まれます。2014 年度の比較数値には、Concur と Fieldglass について、それぞれ 12 月 4 日からと 5 月 2 日からの数字を含みます。

SAP の Non-IFRS 指標とその制約に関する詳細な説明、および、固定通貨とフリーキャッシュフローの数値については、オンラインの「Non-IFRS 指標に関する説明 (Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

本社プレスリリースの原文はこちらをご参照ください。

地域別業績概要につきましてはこちらをご覧ください。

以上


1: 2015 年度第 1 四半期における Fieldglass、および、Concur の SAP の Non-IFRS ベースの クラウドサブスクリプションおよびサポート売上に対する貢献高は、固定通貨換算ベースで、それぞれ 1,900 万ユーロ、1 億 2,800 万ユーロでした。
2:新規のクラウド受注は、ある期間のクラウドサブスクリプションおよびサポート売上と、新規の顧客からの発注と既存顧客の発注増の数値として識別される見込みの注文をすべてを含みます。受注総額には、契約的に拘束されているもののみが含まれます (従量課金や同様のしくみによる変動総額を含みません)。したがって、拘束されない従量課金を特徴とする Ariba や Fieldglass のネットワーク上の取引額は、新規のクラウド受注の計算には反映されません。総額は、年間で算定します。Concur は、SAP の新規のクラウド受注に第 1 四半期に 3,500 万ユーロ貢献しました。
3:ネットワーク上で行われた取引総額は、直近の 12 カ月間に Ariba、Concur、および Fieldglassのネットワーク上で発生した注文書の総額です。

【SAPについて】
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国291,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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