SAP、SAP HANA® Cloud Platform for the Internet of Thingsを発表

2015年5月11 日 by SAP News 0

(本リリースは、5月6日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

TokyoSAP SE(NYSE:SAP、以下SAP)は、SAP HANA® Cloud Platform for the Internet of Things(IoT)の提供開始を発表しました。これにより、SAPの包括的IoTソリューションポートフォリオが拡充され、お客様はビジネスの中核部分をネットワークに接続して、業務効率を高め、新しい収益モデル、製品、サービスの創出を促進できます。SAPは、お客様がIoTソリューションの導入と管理を簡単に行えるよう、SiemensおよびIntelと提携して、引き続きサービスを拡充していきます。両社との提携は、最近発表されたJasper、Accenture、T-Systemsとの提携に続き、SAPが構築した強力なパートナーエコシステムの一部となります。すでにTennantをはじめとするお客様が、SAP HANAを利用してIoTを効果的に導入し、確かなビジネス上の価値を実現しつつあります。今回の発表は、5月5~7日にフロリダ州オーランドで開催されたSAPPHIRE® NOWで行われました。

SAPのプラットフォームソリューションズ担当プレジデントであるスティーブ・ルーカス(Steve Lucas)は、次のように述べています。「SAPは、きわめて包括的なInternet of Thingsソリューションポートフォリオをお客様に提供することで、コアビジネスの運用からネットワークへの接続に至るビジネス全体の刷新をお手伝いします。SAP HANA Cloud Platform for the Internet of Thingsの提供開始に伴って、SAPのお客様およびパートナーは、あらゆる機器を社内のビジネスネットワークにあるアプリケーションやビジネスプロセスに自由に接続できるようになりました。これにより業務遂行力が大幅に改善され、カスタマーエクスペリエンス、製品、サービスが一新されます」

SAPが発表した「モノのインターネット」向けエンド・ツー・エンド・プラットフォーム
SAP HANA Cloud Platform for the IoTは、膨大な数のデバイスが接続しているネットワークを企業が安全に利用できるインフラストラクチャを提供するサービスです。予測分析、テレマティクス、位置情報をはじめとするSAPの既存のデータ/アプリケーション・サービス上に構築されたこの新しいSAP IoTサービスでは、デバイスクラウドを利用したIoTのビジネス価値(デバイス管理、IoTメッセージング、データモデリングなどのIoTアプリケーションサポート)を短期間で実現する計画が進行中です。また、SAP IoTサービスでは、IoT向けSAPソリューションの開発、導入、および運用が優れたコスト効率で迅速に行えるようになる予定です。プライベートクラウドを導入する目的は、SAPのお客様が独自のデバイスクラウドを構築したり、顧客向けのデバイスクラウドを運用したりできるようにすることです。SAPは、お客様がIoTアプリケーションをネットワーク環境に簡単に配備できるように、新しいSAP HANA Cloud Platform for the IoTと組み合わせて使用できるリモートデバイス向け軽量埋め込み型データベース、SAP® SQL Anywhere®スイートへの無制限のアクセスを期間限定で無料提供します。

SAPはIoTアプリケーションポートフォリオを提供しており、これには、SAP Connected Assetsソリューション、SAP Predictive Maintenance and Serviceソリューションのクラウドエディション、SAP Connected Logisticsソフトウェア、その他SAP HANA Cloud Platform for the IoTを利用する製品やサービスが含まれています。

SAPで製造業顧客向けの「モノのインターネット」構築手法をシンプル化したSiemens
Siemensは、オープン・クラウド・プラットフォームにSAP HANA Cloud Platformを採用して、業界の大規模データセットを分析するための「Siemens Cloud for Industry powered by SAP HANA Cloud Platform」を構築します。これは、製造業顧客向けに、簡単にモノのインターネットから付加価値を創出して、生産力を向上させ、優れた製品やサービスを提供できるようにするものです。Siemensは、SAP HANA Cloud Platformを基盤として、OEMおよびアプリケーション開発者向けのオープンITエコシステムを構築する計画です。

Siemens AGのデジタル・ファクトリー・カスタマー・サービス担当CEOであるピーター・ウェケッサー(Peter Weckesser)博士は、次のように述べています。「SAPとSiemensの提携により、製造業のお客様向けのモノのインターネット、そしてインダストリー4.0の実現が促進されると思われます。新しいSiemens Cloud for Industry powered by SAP HANAを導入するねらいは、製造業分野のデジタル化を強力に推進することにあります。業界からのデータを分析するための強力なサービスは、弊社のデジタル・エンタープライズ戦略の重要な部分です」

IntelとSAPが協力して、顧客向けのエンド・ツー・エンドIoTを実現
SAPとIntelは、エンタープライズ向けIoTの簡素化、セキュリティ保護、規模拡大を目的としてコラボレーションを実施します。Intelからは、業界最先端の相互運用可能なIoTソリューションのブループリントが提供されます。SAPは、IoTのエンタープライズ向けエンド・ツー・エンド配備を簡素化するため、このIntelのブループリントに基づいてSAP HANAプラットフォームを補助的に用います。コラボレーションの最初のステップは、Intel® IoT GatewayをSAPクラウドと統合するためのジョイントPOC(proof of concept)です。

SAPが「モノのインターネット」を利用してエンタープライズプロセスを加速するTennantを支援
屋内および屋外の環境洗浄ソリューション製造業で世界最大手のTennant Companyは、機械資産の使用状況、場所の追跡、および保守履歴情報を顧客に提供する方法の改善が課題でした。Tennantは現在、SAP HANAを使用して、同社の全洗浄機器からのリアルタイムのマシン・データ、および同社のコア・ビジネス・プロセスからのERPデータの両方を顧客に提供しています。目標は、世界中の顧客がリアルタイムの通信によってすべての機械資産を管理できるようにすることです。

TennantのCIOであるポール・ウェルマン(Paul Wellman)は、次のように述べています。「TennantはSAP HANAを利用して、自社のソリューションを差別化し、洗浄機器ビジネスにおける競争力を維持できています。今や弊社のお客様は、すべての機器の使用状況を測定して運用の一貫性を高め、機器を追跡して資産管理業務を改善し、このようなビジネス・インテリジェンスを活用して大幅なコスト削減に成功しています」

以上

SAPについて

SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国291,000社以上の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com (英語)をご参照ください。

Tags: ,