SAP 2016年第1四半期決算発表

2016年4月21 日 by SAP News 0

クラウド売上 33%増
IFRSベース1株当たり利益 38%増
Non-IFRSベース1株当たり利益 9%増

Walldorf注)本資料は、SAP SEが発行している「SAP Q1 2016 Quarterly Statement」の抄訳です。オリジナルの資料はリンク先を参照ください。

■Non-IFRSベースでのクラウドおよびソフトウェア売上は5%増の38億5,000万ユーロ(固定通貨換算ベースで6%増)
■SAP S/4HANAの勢いが持続、顧客数はすでに3,200を超える
■主な競合他社とは対照的にビジネス変革の最中にも営業利益が拡大
■第2四半期および通年の全地域にわたる有力なパイプラインの高い確度から、年度が進むにつれて勢いが加速する見込み – 今後の見通しに変更はない

SAP CEO ビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。「SAPは、全社をあげて業界最高のソリューションをお客様に提供することに全力を注いでいます。当社のパイプラインはポートフォリオ全体にわたって堅調であり、通年の計画額達成の確信に揺らぎはありません」

SAP CFO ルカ・ムシッチ(Luka Mucic)は次のように述べています。「SAPのクラウドの力強い成長は、2016年の計画の中でも際立っており、中期計画の目標額を前倒しで達成しました。クラウドの売上総利益は年々増加し、ライセンス事業の業績が想定よりも低かったにもかかわらず、ビジネス変革の成功に伴い、5%の営業利益増をもたらしました」

事業ハイライト

業績ハイライト
SAPは、クラウド事業において力強い成長を持続し、中期目標を前倒しで達成しました。第1四半期のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比33%(固定通貨換算ベースでも33%)増で6億7,800万ユーロでした。新規クラウド受注 1は、第1四半期も順調に伸長し、23%増(固定通貨ベースで26%増)の1億4,500万ユーロを達成しました。

クラウドビジネス売上の急速な拡大とサポート売上の堅調な成長が予測性の高い売上のシェアを記録的に押し上げています。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上とソフトウェアサポート売上の合計が、2016年第1四半期の全売上の69%を占めました。
クラウドおよびソフトウェア売上は、IFRSベースの場合、5%増の38億5,000万ユーロ(2015年=36億5,000万ユーロ)で、Non-IFRSベースの場合、5%(固定通貨換算ベースで6%)増の38億5,000万ユーロ(2015年=36億6,000万ユーロ)でした。
営業利益は、IFRSベースの場合、28%増の8億1,000万ユーロで、Non-IFRSベースの場合、5%増(固定通貨換算ベースで4%)の11億ユーロでした。1株当たり利益は、IFRSベースの場合、38%増の0.48ユーロで、Non-IFRSベースの場合、9%増の0.64ユーロでした。
営業キャッシュフローは、前年同期比5%増の24億8,000万ユーロ(2015年= 23億7,000万ユーロ)でした。フリーキャッシュフローは、前年度同期比4%増の23億1,000万ユーロ(2015年=22億3,000万ユーロ)でした。

SAP S/4HANA
シンプル化したリアルタイムのオペレーションの利点を活かそうというお客様の志向の高まりから、SAP S/4HANAの勢いは第1四半期も継続しています。第1四半期にS/4HANAの顧客数は500社以上増加し、そのうちのおよそ30%はSAPの新規顧客です。SAP S/4HANA導入の世界的な拡大を牽引しているのは、SAP HANA Enterprise Cloudです。安全性とSAPの新たなイノベーションへの迅速なアクセスを提供しているSAP HANA Enterprise Cloud により、お客様はミッションクリティカルなシステムをクラウドに移行することができます。第1四半期には、Benetton社、Norton Rose Fulbright社、Beiqi Foton Motor社、およびHuaxin Cement社がSAP S/4HANAの採用を決定しました。

Human Capital Management(人材管理)
クラウドベースのHuman Capital Managementソリューションを引き続き勢いがあります。SAPのワークフォース管理のトータルソリューションを全世界で提供し、SAP HANA Cloud Platformによる拡張も可能です。SAPのHuman Capital Managementサービスの中核であるSuccessFactors Employee Centralの顧客数は、第4四半期末に初めて1,100を超えました。

カスタマーエンゲージメントおよびコマース
SAPのカスタマーエンゲージメントおよびコマース(CEC)ソリューションによって、お客様は消費者とあらゆるチャネルでより豊富で柔軟に状況に応じることができる、よりパーソナライズされた新たな関係を築いています。SAPならではの特長は、企業がフロントオフィスとバックオフィスをリアルタイムで繋ぎ、1つの包括的なバリューチェーンでオンライン取引も実現できる点です。CECのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、第1四半期に2桁の力強い成長を見せました。

ビジネスネットワーク
SAPはハイパーコネクテッドワールドを牽引しています。SAPのビジネスネットワークグループのAriba、Fieldglass、およびConcurは、進化を続けるコンテンツとイノベーションを提供する、お客様、サプライヤー、パートナー、開発者の大規模なエコシステムを繋げる豊富なオープンプラットフォームを提供します。
Aribaネットワークでつながるおよそ210万社の企業が行った取引総額は8,000億ドル以上です 2。Concurを使って旅費や経費を処理したエンドユーザーは過去12カ月で4,000万以上おり、お客様は約130カ国においてFieldglassプラットフォームを使って230万人の非正規社員を管理しました。

地域別業績
EMEA地域は堅調な業績を上げ、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上が8%増となり、Non-IFRSベースでのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は49%の増加でした。EMEA地域はソフトウェア売上にも安定した業績を持続しました。
新規のクラウド受注1は、ある期間のクラウドサブスクリプションおよびサポート売上と、新規の顧客からの発注と既存顧客の発注増の数値として識別される見込みの注文を含みます。したがって、既存契約の更新受注は含まれません。受注総額は、拘束されているものが対象です。したがって、従量課金を特徴とするため、最低使用量の拘束がないビジネスネットワーク取引の料金(SAP AribaやSAP Fieldglassの取引ベースの料金など)は、受注の計算には反映されません。総額は原則的に年間で算定します。
2ネットワーク上で行われた取引総額は、直近の12カ月間にAribaネットワーク上で発生した注文書の総額です。これまでの四半期では、ConcurとFieldglassも含まれていましたが、2015年度第3四半期では、より関連性の高い指標を公開するためにそれらを分けています。

南北中央アメリカ地域では、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上は4%増となり、Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は29%増でした。北アメリカは、非常に好調な業績を達成した2015年第4四半期の後で、期待よりも鈍化した年度の立ちあがりとなりました。ブラジルを始めとするラテンアメリカにおける政治的およびマクロ経済的な不安定要素の継続が第1四半期に影響を及ぼしました。

APJ地域では、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上が1%増となり、Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は26%増でした。ソフトウェア売上の地域別の業績は、前年度との比較では厳しい状況ながらも会社の期待値に達しています。その中で中国のソフトウェア売上の2桁成長は特筆に値します。

業績概要

2016年度第1四半期1)

IFRS

Non-IFRS 2)

単位:特に記載のない限り百万ユーロ

2016年度 第1四半期

2015年度 第1四半期

増減率(%)

2016年度 第1四半期

2015年度 第1四半期

増減率(%)

固定通貨換算ベース増減率(%)

新規クラウド受注 3)</

145

177

23

N/A

N/A

N/A

N/A

クラウドサブスクリプションおよびサポート

677

503

35

678

509

33

33

ソフトウェアライセンスおよびサポート

3,172

3,150

1

3,173

3,150

1

2

クラウドおよびソフトウェア

3,850

3,653

5

3,851

3,659

5

6

総売上

4,727

4,497

5

4,728

4,502

5

6

予想可能性の高い売上の比率(単位:%)

69

66

3pp

69

66

3pp

営業利益

813

638

28

1,104

1,056

5

4

税引き後利益

570

413

38

763

697

9

基本1株当たり利益(€)

0.48

0.35

38

0.64

0.58

9

フルタイム換算従業員数

78,230

74,551

5

N/A

N/A

N/A

N/A

1)全ての数値は未監査のものです

2) SAPのNon-IFRS指標に関する詳細な説明については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。個々の調整の詳細についてはこの四半期業績発表資料のF7ページをご覧ください。

3)受注入力の算定ですので、Non-IFRS調整は含まれません。

2016年度の見通し

2016 年度通年の見通しは、変更なく、以下のとおりです。

-引き続きSAPのクラウドビジネスの力強い成長によって、2016年通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで約29億5,000万ユーロから30億5,000万ユーロの見込みです(2015年=23億ユーロ)。この範囲の上限は、固定通貨換算ベースで33%の成長率を設定した場合のものです。
-2016年通年のNon-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、固定通貨換算ベースで6%から8%の増加の見込みです(2015年=172億3,000万ユーロ)。

-2016年通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで64億ユーロから67億ユーロの見込みです(2015年=63億5,000万ユーロ)。
SAPの2016年通年の見通しは、固定通貨換算ベースですが、実通貨ベースで報告される数値については、為替レートの変動による影響を今後も受ける見込みです。仮に為替レートが年間を通じて2016年3月の水準を維持した場合、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上での成長率とNon-IFRSベースの営業利益の成長率は、2016年度第2四半期については、0パーセンテージポイントから2パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています(2016年度通年については、1パーセンテージポイントから3パーセンテージポイント)。

追加の情報

後発事項
2016年4月1日付けで、SAPは、中堅中小企業のお客様を対象としたソリューションのSAP Anywhere、SAP Business One、SAP Business ByDesignを1つのエンドツーエンドの組織下にまとめました。この組織は、エグゼクティブ・ボード・メンバーのスティーブ・シン(Steve Singh)が統括します。また、スティーブ・シンは、ヘルスケアの戦略とソリューションを担当するとともに、引き続きSAPビジネスネットワークも担当します。これに伴い、2016年第2四半期のセグメント別レポートが変更になる可能性があります。

四半期業績報告に関する全般的な注釈
これまでSAPの四半期業績報告は、財務情報要約と中間報告を含む業績のプレスリリースとして構成されていました。今期の決算報告から、財務情報要約と中間報告に代わり、これらに関連する情報をすべて含めることとしました。今後、各会計四半期に四半期決算報告を発行します。なお、これまでと同様、半期レポート、および通年レポートも発行します。

SAPのNon-IFRS指標とその制約に関する詳細な説明、および、固定通貨とフリーキャッシュフローの数値については、オンラインの「Non-IFRS 指標に関する説明 (Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

以上

SAPについて

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