SAP、ソフトウェアとクラウドテクノロジー分野でボッシュ社と提携

2016年10月3 日 by SAP News 0

(本リリースは、9月21日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

WalldorfRobert Bosch GmbH(ボッシュ)社とSAP SE(NYSE:SAP)は、モノのインターネット(IoT)とインダストリー4.0の分野で戦略的パートナーシップを結びました。 両社はこの提携でクラウドテクノロジーとソフトウェアソリューションにおいて協業を拡大していく予定です。この共同アプローチにより、製造とロジスティクスのプロセスを高速化し、お客様に提供する製品とサービスの安全性と品質を向上させることができます。

• 長期的かつ戦略的な技術提携によってお客様のメリットが向上します。

• Bosch IoT CloudサービスにSAP HANA®データベースが追加されます。

• Bosch社のIoTマイクロサービスをSAP HANA® Cloud Platform上でSAPが利用可能になります。

• Bosch社はデバイスコネクティビティ、SAPはIoTアプリケーションの専門知識を持ちます。

• 両社ともインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(Industrial Internet Consortium:IIC)とドイツに拠点を置くプラットフォームインダストリー4.0(Plattform Industrie 4.0)の一員として標準化を推進しています。

Bosch社のCEOであるフォルクマル・デナー博士(Dr. Volkmar Denner)は、この提携に関する合意の署名の席で次のように述べています。「コネクテッドインダストリーが持つ大きな可能性をさらに活用するには、国際的企業が今まで以上に密接に協力していくことが不可欠です。そして、この連携はオープンスタンダードを基礎としなければなりません」

SAPのプロダクト&イノベーション担当エグゼクティブ・ボード・メンバーのベルント・ロイカート(Bernd Leukert)も次のように付け加えます。「お客様に高いレベルのメリットを提供する新しいソリューションは、企業がそれぞれの強みとコアコンピタンスに注力し、その強みを他社と共有して協力することで初めて生まれます」

新しいスマートソリューションが提供するお客様のメリット

まず、お客様がSAP HANAデータベースをBosch IoT Cloudで使用できるようにすることが計画されています。これはIoTアプリケーションの大量のデータをリアルタイムで処理する必要があるからです。さらに、Bosch社とSAPは、今後ソフトウェアとクラウドの専門技術の統合に取り組みます。Bosch社のIoTマイクロサービスをSAP HANA Cloud Platform上で利用できるようにして、さまざまなデバイスやコンポーネントを接続できるようにします。これによって、できるだけオープンなプラットフォームで、種々の車両や製造機械、ツールの安全で効率的なコネクティビティを実現します。お客様に新しくスマートなサービスを提供することを常に目指していきます。

たとえば、ネットでつながったスクリュードライバーは、その位置をセンチメートル単位の正確さで生産システムに報告できるため、生産システムはそれぞれのスクリュードライバーが行う作業に最適なトルクを選択できます。その結果、生産効率が上がります。SAP HANAのようなデータベースが、コネクテッドインダストリーからの大量データの保存や処理、分析、表示を行うためには欠かすことができません。Bosch社とSAPの両社が開発するシステムはすべて、データセキュリティと機密性を何よりも重視しています。両社はお客様のデータを最先端の技術で保護しています。お客様は個人情報を利用可能にするかどうか、いつ削除されるべきかを自身で決定することができます。

インダストリー4.0には標準化が必要

デナー氏は次のように述べています。「IoTとインダストリー4.0をあらゆるところに導入するには、標準と基準となるアーキテクチャーが必要です」。標準化のトピックについて、デナー氏とロイカートは、国際化志向のインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)とドイツに拠点を置くプラットフォームインダストリー4.0との密な連携を支援することを表明しました。この目的は、産業界で機械の相互運用を支える標準化の環境を作ることです。ロイカートは次のように述べています。「この目的に向かう手法として共同のテストベッドで実地検証を行います。センサー、機械、ソフトウェア、およびクラウドテクノロジーの相互作用をテストし、そこから標準を引き出すためにパートナーとともに協力して活動していきます」

費用の削減と効率性の向上

2つの国際的企業が協働した具体的な例として、ロジスティクスで可視性と効率性を向上させたフォークリフトの位置情報があります。トラック&トレースとして知られるIICが用意した既存のテストベッドで、大規模倉庫や航空機格納庫、産業用地におけるフォークリフトの位置をリアルタイムでセンチメートル単位で測定できるようになりました。Bosch社が創設したスタートアップ企業であるZeno Track社は、カメラ、GPS、レーザースキャナー、無線、そしてコネクテッドモーションセンサーを使ってフォークリフトの位置を正確に特定します。この位置データは、Bosch IoT Cloudを経由してフリート管理システムのSAP Vehicle Insightsアプリケーションに転送されます。その結果、全車両を対象にした、移送指図やメンテナンススケジュールの計画と遂行をスマートかつ最適に管理できます。これによって費用が削減され、効率も向上します。Bosch社とSAPが協力した結果、センサーとソフトウェアが連携して、個々の企業の枠を超えた新しいサービスが創出されたのです。

プラットフォームテクノロジーがモノのインターネットの基本的要素

さらに両社は、自動運転とコネクテッドドライブなどの領域でも進化したソリューションの開発を目指します。これらの領域では、大量のデータが常に生成され、そのデータを素早く高精度に判断する必要があります。ロイカートは次のように述べています。「データベースとプラットフォームテクノロジーは、モノのインターネットとインダストリー4.0において新しいソリューションを生み出すために必要な基本的要素です。私たちは、これらを世界中のお客様、パートナー様、ユーザーが自由にお使いいただけるようにしたいと考えています」。デナー氏も次のように続けます。「Bosch社は、自動車、製造、消費財、およびコネクティビティにおいて広範囲におよぶセンサーシステムの経験を活用することができます。これらすべてを結集することで、お客様が新しい収益を生むことを手助けしていく所存です」

以上

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