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SAP、最新のアナリティクスを提供

WALLDORF — (本リリースは、11月8日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)


業界をリードするSAPのアナリティクス・ソリューション・ポートフォリオの新機能を発表デジタル時代におけるビジネスの理解、計画策定、シンプル化を促進


SAP SE(NYSE: SAP)は、SAP® BusinessObjects™ Analyticsのクラウド版とオンプレミス版で、新しい取り組みや機能の提供が開始されることを発表しました。機械学習などを含む最新機能により、ユーザーはデータを新たな方法で活用して、ビジネスをより深く理解し、新しいビジネス機会を特定し、関係者に価値を提供することができます。さらに、SAP Digital BoardroomとMicrosoft Surface Hubを使って企業がデータによる対話を実現できるようにする予定です。

SAPのアナリティクス担当プレジデントのマラ・アナンド(Mala Anand)は次のように述べています。「アナリティクスは、まさにデジタル世界における原動力となっています。SAPはアナリティクスソリューションを強化することで、お客様のクラウドへの移行を加速するお手伝いをしています。SAP BusinessObjects Analyticsポートフォリオは、最も包括的なクラウドとオンプレミスのソリューションを提供しており、IT部門とビジネスユーザーが連携して、安全なセルフサービス方式のデータ分析を行うことができます」

SAP BusinessObjects Analyticsポートフォリオのクラウドイノベーション
クラウド向けに構築されたオールインワンのアプリケーションである SAP BusinessObjects Cloudは、発見、視覚化、計画、予測が1つにまとまった統合環境をビジネスユーザーに提供します。現在、34カ国でSAPStore.comから簡単な支払処理を通じてクレジットカードで購入できるようになりました。新しく拡張された機能には、埋め込まれた機械学習を利用できるデータラングリング機能があり、データプロファイリング、エラー検出、推奨される視覚表現の提案を実現します。SAP S/4HANA®へのライブ接続は、近日中にSAP Business Warehouseアプリケーションへのライブ接続と併せて提供開始の予定です。

B. Braun Melsungen AG(ビー・ブラウン・メルズンゲン)グループのAesculap Inc.(エースクラップ)社でセールス&サービスイノベーション担当ディレクターを務めるソレン・イェンス・ローインガー(Soeren Jens Lauinger)氏は次のように述べています。「SAP BusinessObjects Cloudによって、当社は、ビジネスニーズに最適化されたオンザフライ分析を使い、非常に効率的に働けるようになり、以前は実現できなかったような新しいサービスを開発できました。私たちはこうしたサービスを病院に提供することで、お客様にとってさらに良いパートナーになることを目指しています」

SAP BusinessObjects Cloudを使って構築されたSAP Digital Boardroomでは、あらゆる疑問に対してリアルタイムに回答が得られ、インサイトと予測が自動的に生成されるので、エグゼクティブミーティングが活性化されます。また、意思決定の影響をシミュレーションすることもできます。今回追加された機能は、より良い意思決定を生み出すために、リモート環境からリアルタイムで参加できるモバイルミーティングコラボレーションです。Microsoft Surface HubでSAP Digital Boardroomがサポートされることで、コラボレーションしやすいタッチスクリーンの端末内で、デジタルボードルームのコンテンツをインタラクティブに表示できるようになります。

また、SAP Digital Boardroomでは、SAPとSAPパートナーが開発した事前構築済みの業種別・業務別コンテンツとアプリケーションの提供を開始します。これには、消費財、化学、エンジニアリング、建設および不動産管理、公共事業などの業種向け、そして人事や財務、マーケティングなどの業務向けがあります。たとえば、SAP Digital Boardroom向けのPwC Fit for Growth Performance Analytics(FFGPA)アプリでは、リアルタイムデータに時間、場所を問わずアクセスできます。このアプリは、130の業種にわたり公社債を発行している2,000の公共団体および民間企業からのデータを利用し、標準化することによって、同業他社との業績比較など、客観的な視点を提供します。

SAP BusinessObjects Roambi®モバイルアプリは、クラウドベースのモバイル向けアナリティクスソリューションです。モバイル端末に最適化された詳細な視覚化機能により、ビジネスユーザーは直感的にデータを理解、探索し、企業全体で情報を共有することが可能です。このモバイルアプリは、現在25カ国で提供が開始されています。

SAP BusinessObjects Enterpriseソリューションによるオンプレミスアナリティクス
オンプレミスアナリティクスでマーケットを牽引するSAPは、包括的で拡張性のある統合プラットフォームを提供することで、ユーザーがデータから真に価値あるものを引き出して、よりスマートな意思決定、競合優位性の獲得、ビジネス変革推進を実現できるよう支援します。

SAP BusinessObjects Predictive Analyticsの将来の拡張機能では、数千の予測モデルを作成、展開、更新できるようにすることが計画されています。この予測モデルの目的は、将来の動向や結果を予測し、デジタルエンタープライズ全体でより高い収益に結びつく、より良い意思決定を行えるようにすることです。SAP BusinessObjects Predictive Analyticsの計画中の拡張機能は次のとおりです。

• Predictive Factory機能を使用して作成されたモデルの最適化
• SAP HANA®プラットフォームのユーザー定義関数(UDF)をサポートする動的スコアリング
• SAP BusinessObjects Predictive Analyticsインテグレーターを使用したSAP Fraud Managementと予測モデルのシームレスな統合

SAPは、SAP BusinessObjects Business Intelligence(BI)プラットフォームを更新することによって、中核となるアナリティクステクノロジーの革新に引き続き取り組んでいきます。これには、ソフトウェア開発キット(SDK)、インフォメーションデザインツール、コメントサービス、Set分析、地理空間情報機能などの拡張、そしてビジネスユーザー向けの新しいデータアクセスのサポートなどが含まれます。SAP TechEdカンファレンスの参加者は、SAP BusinessObjects Lumiraのテクニカルプレビューと、最新のビジネスインテリジェンスを追加したSAP BusinessObjects Design Studioの統合計画をご確認いただけます。

バッチモードの終焉と継続的会計管理の始まり
SAP S/4HANAの最新リリースでは、SAP BusinessObjects Planning and ConsolidationがSAP S/4HANAのライブデータにアクセスし、リアルタイムでの連結処理が可能となりました。これにより、決算にかかる時間とコストが削減されるとともに、分散し接続されていないサードパーティーの計画ツールや連結ツールが不要となります。ライブアクセスにより、別の計画システムや連結システムにデータをレプリケートする必要がなくなり、信頼できる唯一のバージョンを確保できます。トランザクションデータの勘定コード、勘定科目名、会社コードは、経理処理全体で共有されるので、時間のかかるレプリケーションが不要になるだけでなく、データの不整合も回避できます。さらに、決算のソフトクローズはどの時点でも実行できるので、ユーザーは問題が起きるを待たずに、期末以前にインサイトを得ることができます。

税転記エラーの自動検出と修正を支援する新しいソリューションの計画
SAP Tax Complianceにより、税務のマネージャーだけでなく、財務、会計、リスク管理、コンプライアンスなどのチームで、税務コンプライアンスのチェックがシンプルになり、期末処理が迅速化されます。次のような機能を計画中です。

• 間違った転記を継続的に発見することにより、現会計期間中の修正が可能
• 期末決算処理のシンプル化と迅速化
• 透明性があり監査可能な修正プロセスにより過去の間違った税の修正が可能
• 負債リスクと法的リスクの軽減
• 自動化された継続監視により監督義務不履行を防止

以上

SAPについて
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国およそ335,000社の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。

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