SAP、2017年度第1四半期決算発表、第1四半期も急成長し勢いを持続

2017年4月26 日 by SAP News 0

TOKYO – 本資料は、SAP SEが発行している「SAP Q1/2017 Quarterly Statement」の抄訳です。オリジナルの資料はリンク先を参照ください。

SAP SE(NYSE:SAP)は、2017年3月31日を決算日とする2017年度第1四半期の決算を発表しました。

  • 新規のクラウド受注は急速に増加して49%増

  • ソフトウェア売上は好調な13%増
  • 営業キャッシュフローは堅調な16%増

SAP CEO ビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。「過去最高の業績となった2016年に続き、SAPは第1四半期もすばらしい業績を達成しました。S/4HANAがけん引役となり、世界中の多くのお客様にSAPのソリューションを導入いただいています。SAPのインスピレーションあふれる従業員は、お客様と株主の成功のために、献身的に取り組んでいます」

SAP CFO ルカ・ムシッチ(Luka Mucic)は次のように述べています。「クラウドが引き続き急速に増加し、新規のクラウド受注が49%増となりました。このすばらしい業績は、SAPが将来の成長を促進するために行ってきた投資判断が正しかったことをさらに実証しています。SAPは通年目標の達成に向けて好調なスタートを切りました。2018年度以降も収益性が拡大すると確信しています」

事業ハイライト
業績ハイライト
2017年度第1四半期
第1四半期も、引き続きSAPのクラウドは急速に増加しました。新規クラウド受注は、第1四半期は49%(固定通貨ベースで44%)増で、2億1,500万ユーロを達成しました。IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比34%増で9億500万ユーロでした。Non-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、前年同期比34%(固定通貨換算ベースで30%)増で9億600万ユーロとなりました。IFRSベースのソフトウェア売上は、前年同期比13%増で6億9,100万ユーロと成長しました。第1四半期の新規のクラウドおよびソフトウェアライセンスの受注は、前年同期比で30%以上増加しました。IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上は43億3,000万ユーロで、12%(Non-IFRSの固定通貨換算ベースで9%)増でした。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上とソフトウェアサポート売上の合計は、総売上の69%となりました。

営業利益は、IFRSベースでは、17%減の6億7,300万ユーロで、Non-IFRSベースでは、8%(固定通貨換算ベースで2%)増の12億ユーロでした。1株当たり利益は、IFRSベースでは、9%減の0.43ユーロで、Non-IFRSベースでは、15%増の0.73ユーロでした。IFRSベースの営業利益と1株当たり利益については、SAPの株価上昇と従業員参加の増加により、株式報酬費用が増加したことに主に影響を受けました。SAP従業員の約65%が、SAPの最新の持ち株制度であるOWN SAPに参加しています。

営業キャッシュフローは、前年同期比16%増の28億7,000万ユーロでした。フリーキャッシュフローは、前年同期比12%増の25億8,000万ユーロでした。この結果、SAPは引き続き貸借対照表のレバレッジを解消し、今四半期末で純負債が4億6,000万ユーロとなって、前年同期比で28億ユーロ改善しました。

SAP S/4HANA
S/4HANAを導入したお客様は、ITランドスケープを大幅にシンプル化し、Run Liveを実現しながら、クラウド環境とオンプレミス環境の両方でデジタルエコノミーに対応するようビジネスモデルを再構築しています。S/4HANAを導入したお客様の数は5,800社を超えました。第1四半期には、およそ400社のお客様が新たに契約し、そのうちのおよそ50%はSAPの純新規顧客です。第1四半期には、Innogy社がS/4HANAを選択しました。S/4HANA Cloudによって、次世代のインテリジェントERPが短期間で簡単に導入できるクラウド対応になりました。第1四半期には、Citrix社とiColor社がS/4HANA Cloud Editionを選択しました。

 SAP Cloud Platform
SAP Cloud Platformは、お客様がデジタル企業へと移行できるよう支援するために設計されたPaaS(Platform as a Service)です。速いペースで新規アプリケーションと既存アプリケーションの拡張機能を構築するためのサービスや、オンプレミスとクラウドのランドスケープを統合するためのサービスを幅広く提供しています。SAP Cloud Platformは人、モノ、ビジネスに関するプロセスをインテリジェントにつなぐことで、モノのインターネット(IoT)、機械学習、ビッグデータといった新しいソリューションを作り出す企業を支援します。石油およびガスサービスの大手事業者であるC&J Energy Services社は、掘削作業主任者が業務の情報を正確に把握し、バックエンドのSAP S/4HANA Financeシステムと同期できるデジタル・フィールドチケッティング・アプリケーションを構築するために、SAP Cloud Platformを選択しました。

Human Capital Management人材管理
SAPは、SuccessFactorsとFieldglassによって、正規社員と非正規社員を包含するワークフォース管理のトータルソリューションを提供しています。このソリューションは80カ国以上で40以上の言語にローカライズされています。大手業界アナリスト企業は先ごろ、従業員数が5,000人を超えるグローバル企業とヨーロッパに本社を置く中規模企業向けのコアHRと人材管理のCloud HCMにおいて、SAP SuccessFactorsを1位に選定しました。SAPのHCMソリューションの中核であるSuccessFactors Employee Centralを導入したお客様の数は、第1四半期末時点で1,700社に迫ろうとしています。第1四半期には、Dolce & Gabbana社をはじめとする企業がSAPのワークフォース管理ソリューションを選択しました。

カスタマーエンゲージメント&コマース(CEC
SAPの次世代カスタマーエンゲージメントソリューションを導入することで、企業はマーケティングからセールス、サービスにいたるフロントオフィスのすべての領域を管理できます。ソーシャルでも、小売でも、Eコマースでも、お客様の情報を単一のビューで確認できます。SAPのCECソリューションは、小売、通信、金融サービス、製造、公共機関など、さまざまな業種にわたってB2CとB2Bの両方に有効に活用されています。大手業界アナリスト企業は先ごろ、SAP HybrisをB2CおよびB2Bのデジタルコマースおよびマルチチャネルマーケティング管理におけるリーダーと選定しました。SAPのCECソリューションは、今回もクラウドサブスクリプションおよびサポート売上で2桁もの力強い成長を達成し、ソフトウェア売上でも2桁の成長を達成しました。

ビジネスネットワーク
SAPのビジネスネットワークソリューションは、お客様、サプライヤー、パートナー、開発者からなる大きなエコシステムをつないで広がり続けるコンテンツとイノベーションを提供する、リッチで、オープンで、グローバルなプラットフォームです。Ariba Networkでは、180カ国以上の270万社を超える企業がコラボレーションしながら、年間9,000億ドル以上の商品とサービスを取引しています。Concurは、4,700万人以上のエンドユーザーの旅費や経費の効率的な処理を支援しています。SAP Fieldglassでは、お客様が約140カ国の330万人を超える非正規社員を管理しています。SAPビジネスネットワークセグメントにおけるクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、第1四半期に24%増加しました。

2017年度第1四半期の地域別業績
EMEA地域は、クラウドおよびソフトウェア売上がIFRSベースで10%増となりました。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、IFRSベースで43%増となり、ドイツ、フランス、イタリアでは特に好調な四半期となりました。ソフトウェア売上は、南アフリカとオランダで3桁の成長を達成しました。

南北中央アメリカ地域では、クラウドおよびソフトウェア売上がIFRSベースで12%増となり、業績は堅調でした。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、カナダとメキシコで2桁成長という堅調な業績を達成したことにより、IFRSベースで27%増となりました。北米では、ソフトウェア売上で2桁の成長を達成しました。ラテンアメリカのブラジルでは、厳しいマクロ経済環境の中、ソフトウェア売上が堅調に成長したことは特筆すべき点です。

APJ地域では、クラウドサブスクリプションおよびソフトウェア売上の両方で顕著な業績を達成しました。クラウドおよびソフトウェア売上はIFRSベースで21%増、クラウドサブスクリプションおよびサポート売上はIFRSベースで65%増でした。日本とインドで、今四半期にクラウドサブスクリプションおよびソフトウェア売上の両方で堅調な業績を達成したことは注目に値します。また、SAPは中華圏と韓国でもソフトウェア売上で2桁の力強い成長を達成しました。

2017年度の見通し
2017年度通年の見通しは、変更なく、以下のとおりです。

  • 引き続きSAPのクラウドビジネスの力強い成長によって、2017年通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで約38億ユーロから40億ユーロの見込みです(2016年=29億9,000万ユーロ)。この範囲の上限は、固定通貨換算ベースで34%の成長率を設定した場合のものです。
  • 2017年通年のNon-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、固定通貨換算ベースで6%から8%の増加の見込みです(2016年=184億3,000万ユーロ)。
  • 2017年通年のNon-IFRSベースの総売上は、固定通貨換算ベースで232億ユーロから236億ユーロの見込みです(2016年=220億7,000万ユーロ)。

SAPの2017年通年の見通しは、固定通貨換算ベースですが、実通貨ベースで報告される数値については、為替レートの変動による影響を今後も受ける見込みです。仮に為替レートが年間を通じて2017年3月の水準を維持した場合、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上での成長率とNon-IFRSベースの営業利益の成長率は、2017年度第2四半期については、2パーセンテージポイントから5パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています。2017年度通年については、1パーセンテージポイントから4パーセンテージポイントのプラスの影響を受けると予想しています。

追加情報
SAPエグゼクティブ・ボードの変更点
SAP SEのスーパーバイザリー・ボードは、エグゼクティブ・ボード・メンバーのロバート・エンスリン(Robert Enslin)とバーンド・ロイケ(Bernd Leukert)の責務を2017年5月1日から拡大することを決定しました。ロバート・エンスリンは、新しいクラウドビジネスグループを率います。また、スーパーバイザリー・ボードは、アデア・フォックス・マーティン(Adaire Fox-Martin)とジェニファー・モーガン(Jennifer Morgan)をエグゼクティブ・ボードに任命しました。両者はグローバル・カスタマー・オペレーションの共同プレジデントとなり、 すべてのSAPの地域を監督します。

ビジネスネットワーク&アプリケーションズを担当していたエグゼクティブ・ボード・メンバーのスティーブ・シン(Steve Singh)は2017年4月30日付でSAP SEを退職します。

SAPエグゼクティブ・ボードのこのような変更に伴い、SAPのセグメントレポートは2017年第2四半期から変更されます。SAPは、この変更後のエグゼクティブ・ボードの体制の下、管理レポートを見直すプロセスにすでに着手しています。

四半期業績報告とSAP統合報告書に関する全般的な注釈
2016年度第1四半期より、各会計四半期に四半期決算報告を発行します。なお、半期レポート、および通年レポートも発行します。SAPの2016年度統合報告書とForm 20-Fの2016年度年次報告書は2017年2月28日に公表され、www.sapintegratedreport.com からダウンロードできます。

SAPのNon-IFRS指標とその制約に関する詳細な説明、および、固定通貨とフリーキャッシュフローの数値については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

以上

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