SAP、ライブビジネスの全容、Google社との提携拡大、SAP Cloud Platformの強化を発表

2017年5月22 日 by SAP News 0

(本リリースは、5月16日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
TOKYO – SAP SEは、お客様のデジタル化、プログラム化、スマート化に向けた全社的な取り組みを支援するため、SAPのデジタルコア、最先端テクノロジー、ERPの専門知識を活用することを発表しました。

SAPのオープンなエコシステムと強力なパートナーシップへのコミットメントが、新しいグローバル経済の基盤となる、クラウドベースのインテリジェントエンタープライズの鍵となるでしょう。

SAPは2つの新たな取り組みによって、お客様の声に耳を傾け、お客様の懸念の払拭に務めることを改めて表明しました。SAP Cloud Trust Center、そして新しいデジタルツールSAP Transformation Navigatorの展開によって、透明性を高め、お客様により分かりやすい製品ガイダンスを提供していきます。


SAP Leonardoをデジタル・イノベーション・システムとして拡張

ビジネスをデジタル化するには、ビジネスモデルとビジネスプロセスの変更が必要ですが、これは単一の技術で実現できるものではありません。SAP Leonardoの拡張により、SAPの専門知識、プロセスと業界に関する豊富な知見、デザイン思考方法論が取り込まれ、SAP Cloud Platform上で機械学習、モノのインターネット(IoT)、ビッグデータ、アナリティクス、ブロックチェーン関連の各種ソフトウェア機能が統合されるようになりました。SAPのポートフォリオに含まれるこれらの技術は、単体でも業界で高い評価を受けており、お客様のデジタル変革推進に大きな価値をもたらしますが、統合することで真の実力を発揮します。

この包括的なデジタル・イノベーション・システムは、2つのアプローチで提供されます。1つは、各業界に特化し、個別の使用ケースに合わせ、価格やタイムラインが固定されたアプローチ(インダストリーアクセラレーター)、もう1つは、特定の業界やビジネスニーズに限定されずに必要なものを構築できる柔軟なアプローチです。このほかにSAPは、SAP Leonardoに既存のアプリケーションを統合して機能やインテリジェンスを向上させる取り組みを進めています。また、ニューヨーク、パリ、サン・レオポルド、バンガロールを皮切りに、開発者やパートナーにカスタムアプリケーション開発支援サービスを提供するSAP Leonardo Centerを立ち上げ、世界各地に展開していく予定です。

SAP Leonardoイノベーションポートフォリオには、請求処理、カスタマーサービス、顧客維持などの各種業務に対応した新しい機械学習型アプリケーション群であるSAP Leonardo Machine Learning Foundation、分散型台帳技術を利用したアプリケーション拡張機能や新しいソリューションを開発するためのSAP Cloud Platform Blockchainサービスなどが新たに追加されました。

さらにSAPは、IoTを活用した資産管理を推進するための新しいデジタルツインソリューションとサービスを発表しました。SAPはまた、SAP Leonardoのエコシステムを確立するため、Deloitte社と新たな提携を結び、イノベーションの促進、コアの強化、価値の拡大を実現するサービスを提供していきます。今後は、ファイナンス、サプライチェーン、および業界向けのSaaSを支援するデジタルソリューション、インテリジェントソリューションを提供していく予定です。


SAPGoogle社との提携の拡充

今年3月にGoogle社との共同イノベーション開発を目的とした戦略的提携を発表したSAPは、今回、Google Cloud Platform(GCP)でのSAPテクノロジー・アプリケーションの認定を追加しました。このパートナーシップにおいて、GCPでのSAP Cloud Platform運用の世界展開を目指すとともに、今後は、機械学習、IoT、データの透明性、保管管理サービス、オフィスワーカーの生産性向上に関する共同開発や統合を進めていく予定です。

SAPとGoogle社は、GCP上のSAP NetWeaverテクノロジープラットフォームを認定し、お客様はGCP上でSAP S/4HANAとSAP Business Warehouseアプリケーションを実行できるようになりました。

また両社は、GCP上でのSAP HANAデータベースを認定し、これにより、大規模インスタンスの実行や、スケールアウト、SAP Analytics CloudソリューションのGoogle BigQuery用データコネクタの利用が可能になりました。早期導入企業であるドイツのソフトウェア会社、sovanta社は、SAP NetWeaverやSAP S/4HANAなどのSAP技術・アプリケーションをGCP上で運用できることを実証しました。

SAPとGoogle社は、複雑なワークフローやトランザクションの手引きや社内の問い合わせに音声対応する会話型アプリケーションなど含む、インテリジェントアプリケーションを通じて、お客様のデジタルビジネスの変革を推進していく計画です。これを実現するため、Google社の機械学習サービス(Translate API、Speech API、機械学習用オープンソースライブラリーTensorFlowなど)に、SAPが培ってきたビジネスプロセスに関する知識を取り入れていく考えです。

さらにSAPとGoogle社は、Intelligent App Challengeコンペティションの開催を発表しました。これにより、GCP上でSAP HANA, express editionを使用するインテリジェントアプリケーションの開発を促進して、パートナーエコシステムを強化します。


SAP Cloud Platformの導入環境と利便性の向上

SAP Cloud Platformが俊敏性の高いマルチクラウド環境に対応しました。これでアプリケーションの開発および実行環境として利用できるクラウドの選択肢が広がりました。マルチクラウドとしてAmazon Web Services(正式リリース)、Microsoft Azure(パブリックプレビュー)、Google Cloud Platform(デモショーケース)がフルサポートされ、すべて新しいSAP Cloud Platformコックピットで一元管理できます。Cloud FoundryをベースとするSAP Cloud Platformには、Java、Node.js、SAP HANA extended application services, advanced modelなど、多言語対応のランタイム環境が含まれます。

また、API、SAPパートナーアプリケーション、その他のデジタルビジネスサービスの検索、試用、購入、デプロイの利便性が大幅に向上しました。SAP API Business Hubには、SAP S/4HANA、SAP Hybrisソリューション、SAP Aribaソリューション向けの新しいAPIや、テストとデプロイ用の新しい統合フローとマイクロサービスが多数追加されています。SAP App Centerでは、オンラインディスカバリーにより、パートナーアプリケーションを直接試用、購入、利用できるようになりました。SAP API Business HubとSAP App Centerの強化により、デジタルダウンロードとアプリケーションライフサイクル管理がより効率的になります。

SAP Cloud Platform向けの新しい付加価値サービスには、SAP Leonardo対応アプリケーションをサポートするIoTサービス(正式リリース)とビッグデータサービスや、エッジデバイスのデジタル化を実現する新しいモバイルサービスとSAP Fiori Cloudアプリケーション開発・デプロイサービスなども含まれます。

以上

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