SAP、第2四半期の総売上2桁増により通年の見通しを引き上げ

2017年7月21 日 by SAP News 0

注)本資料は、SAP SEが発行している「SAP Q2-2017 Quarterly Statement」の抄訳です。オリジナルの資料はリンク先を参照ください。

TOKYO – SAP SE(NYSE: SAP)は2017年6月30日を決算日とする2017年度第2四半期の決算を発表しました。

・新規のクラウド受注が好調な33%増
・ソフトウェア売上は輝かしい5%増 – 過去最高業績の2016年第2四半期を上回る
・営業利益は、2016年第2四半期の顕著な利益と比較してIFRSベースで27%減、Non-IFRSベースでは4%増
・デジタルコアビジネスはS/4HANAの顧客数が6,300社以上となる急成長 – 前年同期比で70%以上の増加
・半期で20%増の好調な営業キャッシュフローを受け、2017年に最大5億ユーロの自社株の買い入れを表明

SAP CEOビル・マクダーモット(Bill McDermott)は次のように述べています。
「第2四半期の好調な業績は、SAPの8年間にわたる一貫した成長によってもたらされた成果です。私たちの成功戦略の有効性が、S/4HANAの急速な導入とクラウドソリューションの包括的なポートフォリオによって再び実証されました。私たちは下期もこの勢いが継続すると見込んでおり、通年計画を上方修正いたします。SAPはかつてないほど好調な状況にあります」

SAP CFOルカ・ムチッチ(Luka Mucic)は次のように述べています。
「SAPは目覚しい勢いを持続し、総売上は2桁増を達成しました。今年度上期のクラウドおよびソフトウェア売上の成長率は、通年計画で定めた目標を超えようとしています。力強い成長と現金創出に基づいて下期に最大5億ユーロの自社株の買い入れを始めることにより、株主とSAPの成功を共有できることを喜ばしく思います」

事業ハイライト 

業績ハイライト 

2017年度第2四半期
第2四半期も、引き続きSAPのクラウドビジネスは急速に増加しました。新規のクラウド受注は、第2四半期は33%(固定通貨換算ベースで33%)増で3億4,000万ユーロを達成しました。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、IFRSベースとNon-IFRSベースの両方で前年同期比29%(固定通貨換算ベースでは27%)増の9億3,200万ユーロでした。ソフトウェア売上は、IFRSベース、Non-IFRSベースとも前年同期比5%(固定通貨換算ベースでは4%)増の10億9,000万ユーロでした。第2四半期の新規のクラウドおよびソフトウェアライセンスの受注入力は、前年同期比で20%以上増加しました。IFRSベース、Non-IFRSベースとも9%(固定通貨換算ベースでは8%)増の47億6,000万ユーロでした。SAPの「予測性の高い売上」(クラウドサブスクリプションおよびサポート売上とソフトウェアサポート売上の合計)は、総売上の63%を占めました。

営業利益は、IFRSベースでは、27%減の9億2,600万ユーロで、Non-IFRSベースでは、4%(固定通貨換算ベースで3%)増の15億7,000万ユーロでした。1株当たり利益は、IFRSベースでは、18%減の0.56ユーロで、Non-IFRSベースでは、14%増の0.94ユーロでした。IFRSベースの営業利益と1株当たり利益については、第2四半期に構造改革関連費用と株式報酬費用が大きく増加したことに主に影響を受けました。

第2四半期連結累計期間における営業キャッシュフローは、前年同期比20%増の35億1,000万ユーロで、フリーキャッシュフローは、前年同期比15%増の29億ユーロでした。四半期末時点の純負債は17億9,000万ユーロで、前年同期比で25億ユーロ改善しました。SAPの好調な成長と現金創出は、株主価値を高めることを目的とした資本配分に大きな柔軟性をもたらします。2017年度下期の予想キャッシュフローの増加を評価した結果、SAPの資本配分優先度にしたがい、SAPは2017年度に最大5億ユーロの自社株買い入れを決定しました。自社株買い入れは間もなく開始され、数回に分けて実行されます。 

SAP S/4HANA
S/4HANAを導入したお客様は、ITランドスケープを大幅にシンプル化し、Run Liveを実現しながら、クラウド環境と.オンプレミス環境の両方でデジタルエコノミーに対応するようビジネスモデルを再構築しています。S/4HANAを導入したお客様の数は6,300社を超え、前年同期比70%以上の増加でした。第2四半期には、およそ500社のお客様が新たに契約し、そのうちのおよそ30%は純新規顧客です。第2四半期にGoogle社、Centrica社、およびMercadona社がS/4HANAを選択しました。

SAP Leonardo
SAP Leonardoは、記録するためのシステムから、インテリジェンスのシステムに変革する最先端ツールのセットです。SAP Leonardoは、人工知能、機械学習、モノのインターネット(IoT)などの画期的なテクノロジーを統合し、それらをクラウドでシームレスに稼働させます。デザイン思考の手法とSAPの専門知識を提供することで、企業が迅速に新しい機能とビジネスモデルを導入し、デジタル変革を加速させる支援をします。第2四半期には、CITIC Pacific Mining社をはじめ多くのお客様がSAP Leonardoソリューションを採用しました。 

Human Capital Management人材管理
SAPは、SuccessFactorsとFieldglassによって、正規社員と非正規社員を包含するワークフォース管理のトータルソリューションを提供しています。このソリューションは84カ国で42言語にローカライズされています。大手業界アナリスト企業は先ごろ、従業員数が5,000人を超えるグローバル企業とヨーロッパに本社を置く中規模企業向けのコアHRと人材管理のCloud HCMにおいて、SAP SuccessFactorsを1位に選定しました。SAPのHCMソリューションの中核であるSuccessFactors Employee Centralを導入したお客様の数は、第2四半期末時点で1,800社以上に上ります。第2四半期には、Vitra社やSwiss Post社をはじめとする企業がSAPのワークフォース管理ソリューションを選択しました。

カスタマーエンゲージメント&コマース(CEC
SAPの次世代カスタマーエンゲージメントソリューションを導入することで、企業はマーケティングからセールス、サービスにいたるフロントオフィスのすべての領域を管理できます。ソーシャルでも、小売でも、Eコマースでも、お客様の情報を単一のビューで確認できます。SAPのCECソリューションは、小売、通信、金融サービス、製造、公共機関など、さまざまな業種にわたってB2CとB2Bの両方に有効に活用されています。大手業界アナリスト企業は先ごろ、SAP HybrisをB2CおよびB2Bの両方のデジタルコマースおよびマルチチャネルマーケティング管理におけるリーダーと選定しました。SAPのCECソリューションは、今回も新規クラウド受注で2桁もの力強い増加を達成し、ソフトウェア売上でも2桁の増加を達成しました。 

ビジネスネットワーク
SAPのビジネスネットワークソリューションは、お客様、サプライヤー、パートナー、開発者からなる大きなエコシステムをつないで広がり続けるコンテンツとイノベーションを提供する、リッチで、オープンで、グローバルなプラットフォームを提供します。Ariba Networkでは、180カ国以上の280万社を超える企業がコラボレーションしながら、年間1兆ドル以上の商品とサービスを取引しています。Concurは、4,900万人以上のエンドユーザーの旅費や経費の効率的な処理を支援しています。SAP Fieldglassでは、お客様が140カ国以上の350万人を超える非正規社員を管理しています。SAPビジネスネットワークセグメントにおける第2四半期の総売上は、前年同期比で22%増の5億7,000万ユーロでした。

2017年度第2四半期の地域別業績
EMEA地域では、クラウドおよびソフトウェア売上がIFRSベースで9%増となり、業績は堅調でした。クラウドサブスクリプションおよびサポート売上はIFRSベースで48%増となり、ドイツとロシアでは特に好調な四半期となりました。また、SAPはソフトウェア売上でもドイツとMENA(中東および北アフリカ)で2桁、ロシアで3桁の増加を達成しました。

南北中央アメリカ地域では、クラウドおよびソフトウェア売上がIFRSベースで8%、クラウドサブスクリプションおよびサポート売上がIFRSベースで20%の増加となり堅調な業績でした。北米では、カナダのソフトウェア売上が2桁の増加を達成しました。ラテンアメリカでは、メキシコとチリでソフトウェア売上の2桁増を達成したことが注目に値します。

APJ地域では、SAPは、クラウドおよびソフトウェア売上とクラウドサブスクリプションおよびサポート売上の両方で顕著な業績を達成しました。クラウドおよびソフトウェア売上はIFRSベースで13%増、クラウドサブスクリプションおよびサポート売上はIFRSベースで52%増でした。中国ではクラウドサブスクリプションおよびサポート売上が非常に好調で、一方、日本とオーストラリアの両国ではソフトウェア売上で2桁の大幅な増加を達成しました。

2017年度の見通し

2017年度通年の見通しは以下のとおりです。
SAPは、2017年度通年の見通しを以下のとおり引き上げます。
– 引き続きSAPのクラウドビジネスの力強い成長によって、2017年通年のNon-IFRSベースのクラウドサブスクリプションおよびサポート売上は、固定通貨換算ベースで約38億ユーロから40億ユーロの見込みです(2016年=29億9,000万ユーロ)。この範囲の上限は、固定通貨換算ベースで34%の成長率を設定した場合のものです。
– S/4HANAとデジタル・ビジネスプ・ラットフォームの導入増により、2017年通年のNon-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上は、固定通貨換算ベースで6.5%から8.5%の増加の見込みです(2016年=184億3,000万ユーロ)。
– 2017年通年のNon-IFRSベースの総売上は、固定通貨換算ベースで233億ユーロから237億ユーロの見込みです(2016年=220億7,000万ユーロ)。
– 2017年通年のNon-IFRSベースの営業利益は、固定通貨換算ベースで68億ユーロから70億ユーロの見込みです(2016年=66億3,000万ユーロ)。

SAPの2017年通年の見通しは、固定通貨換算ベースですが、実通貨ベースで報告される数値については、為替レートの変動による影響を今後も受ける見込みです。仮に為替レートが年間を通じて2017年6月の水準を維持した場合、Non-IFRSベースのクラウドおよびソフトウェア売上での成長率とNon-IFRSベースの営業利益の成長率は、2017年度第3四半期については、-2パーセンテージポイントから0パーセンテージポイントのマイナスの影響を受けると予想しています(2017年度通年については、-1パーセンテージポイントから1パーセンテージポイント)。

四半期業績報告とSAP統合報告書に関する全般的な注釈
2016年度第1四半期より、各会計四半期に四半期決算報告を発行します。なお、半期レポート、および通年レポートも発行します。SAPの株主向け2016年度統合報告書とForm 20-Fの2016年度年次報告書は2017年2月28日に公表され、www.sapintegratedreport.comからダウンロードできます。
SAPのNon-IFRS指標とその制約に関する詳細な説明、および、固定通貨とフリーキャッシュフローの数値については、オンラインの「Non-IFRS指標に関する説明(Explanation of Non-IFRS Measures)」をご覧ください。

以上

SAPについて
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また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。
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