SAPブロックチェーン・イニシアティブの参加メンバーが27社に拡大

2017年11月24 日 by SAP News 0


SAPがAlastria Consortiumに参加、BiTAブロックチェーン業界提携構想はIoT、製造、デジタル・サプライチェーン・ソリューションへのブロックチェーンの普及を目指す

(本リリースは、11月14日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

TOKYO – SAP SE(NYSE: SAP)は、顧客およびパートナー合わせて27社、市場価値総額は8,190億ドルにおよぶ企業*が、SAPブロックチェーン共同イノベーションイニシアティブに参加を表明したと発表しました。本イニシアティブの目的は、SAP® Cloud Platform Blockchainサービスを利用して、デジタル元帳システムを、モノのインターネット(IoT)、製造、デジタルサプライチェーンソリューションに統合することです。

参加企業は、消費財、通信、小売、製薬、ロジスティクス、農業、ハイテク、航空宇宙、防衛、産業用機械、エネルギー、公益事業、公共サービスの各産業を代表する全世界の企業におよびます。こうした幅広い参加は、ブロックチェーン技術が広く普及する可能性を示唆するものです。

Deutsche Telekom IT部門のSVPビジネスソリューション担当、ハルトムート・ミュラー(Hartmut Mueller)氏は次のように述べています。「Deutsche Telekomは、ブロックチェーン技術が通信ビジネスにとって大きな可能性を秘めていると見ています。SAPと連携することで同社はデジタル化のスピードを上げ、その利益をお客様に還元できるでしょう」

SAPは、世界中のさまざまな業種の顧客企業にブロックチェーンの採用を働きかけるため、スペインのAlastria ConsortiumBlockchain in Trucking Alliance(BiTA)に参加することも発表しました。銀行、通信プロバイダー、エネルギー企業、大学、スマートシティ関連団体、デベロッパーなどが連携するAlastriaに参加すれば、ヨーロッパにおける同社のブロックチェーンエコシステムとネットワークがいっそう強化されるでしょう。また、ブロックチェーンの標準策定と教育の推進団体であるBiTAのメンバーとして、SAPは貨物および輸送管理までブロックチェーンを拡張する予定です。

SAPは、標準化可能なブロックチェーンのユースケースの確立を目指して顧客およびパートナーとともにイノベーションを進めており、SAP Leonardo のIoT機能を基盤として構築された、以下のようなデジタルサプライチェーンのさまざまなソリューションへの導入が期待できます。

    • SAP Asset Intelligence Network – クラウドベースのビジネスネットワークおよび機器のグローバルなレジストリで、サービス目標の改善や資産の稼働率向上のためにオペレーターやサービスプロバイダーと資産情報を共有してきたOEM向けのデジタル化プラットフォームを提供します。ブロックチェーンは、複数のビジネスパートナー間の信頼レベルをいっそう高め、監査、資産追跡、来歴などのコラボレーション資産の管理プロセスを実現する技術として検討されるでしょう。
    • SAP Distributed Manufacturing – プライベートかつ安全なプラットフォームを提供するネットワークベースのアプリケーションで、顧客はサプライヤー(たとえば、3Dプリンティングサービスサプライヤー、資材供給会社、OEM、技術認定機関)とのカスタマイズ製造やコラボレーション製造を活用できます。ブロックチェーンは、コラボレーション製造プロセスを合理化する手段として評価されるでしょう。
    • SAP Transportation Management – 輸送のあらゆる手段および業種に対応する世界最先端のアプリケーションで、国際取引向けのブロックチェーンユースケースの適用を推進しています。ブロックチェーンを利用すれば、販売業者、購入者、銀行、規制当局は、文書を電子的に共有、確認して、それに署名したり、配送状況を追跡したり、電子船荷証券に裏書したりできるようになります。これは、不正行為や荷物の盗難を減らせる安全なコンテナリリース処理として検討する価値があります。
    • SAP Global Track and Trace – オブジェクトとビジネスプロセスの追跡、監視、およびレポート作成をエンドツーエンドの統一された方法で行うクラウドベースのソリューションで、サプライチェーンネットワーク全体に適用されます。機密性の高い追跡情報を変更できないようにし、不正操作を防止するブロックチェーン技術の特性は詳細な検討に値します。情報をその作成者まで明確に遡ることができるので、支払および決済プロセスの完全自動化に向けた基盤となります。
    • SAP Advanced Track and Trace for Pharmaceuticals – 製薬サプライチェーンのメンバーが国際的な麻薬禁止・偽造規制を遵守し、SAP Information Collaboration Hub for Life Sciencesを利用してサプライチェーンのパートナー間でコラボレーションを推進できるようにするアプリケーションです。ブロックチェーン技術をこれらの機能と組み合わせれば、米国の法令に従って販売可能な返品の検証要件に対処できると考えられます。

Benjamin Moore & Co.のセンターオブエクセレンス部長、ジョー・ペライノ(Joe Peraino)氏は次のように述べています。「Benjamin Moore & Co.は、運用を合理化してサプライチェーン全体の効率を高める方法として、ブロックチェーン技術を検討することを考えています。特に、輸送管理面での可能性を詳しく調査して、現在の紙ベースのシステムに見られる複雑さをなくすことに関心があります。この種のデジタルイノベーションは、Benjamin Moore & Co.の戦略目標の1つである『容易なビジネス遂行』を実現する助けになります」

SAP IoT & Digital Supply Chain部門のプレジデント、ターニャ・リュッカート(Dr. Tanja Rueckert)は次のように述べています。「弊社のお客様とパートナー様は、SAPと協力し、ブロックチェーンの分散型元帳としての利用を推進し、透明性とコラボレーションを高めていこうという強い意欲をお持ちです。私たちは、世界最大手企業との共同イノベーションによって未来を再構築し、デジタルバリューチェーンの基盤にブロックチェーンを取り込んでいくという熱意を共有しています」

*時価総額に基づいて試算された価値

以上

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