(本リリースは、9月18日に当社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE: SAP)はフォレスターリサーチ社が先日発行した2つのレポート「The Forrester Wave™: B2B Commerce Suites, Q3 2018」と「The Forrester Wave™: B2C Commerce Suites, Q3 2018」において、「リーダー」に認定されたことを発表しました。
フォレスターリサーチ社が発行したB2Cレポートによると、コマーススイートのベンダーは「AI、機械学習、クラウドインフラストラクチャー、アナリティクス、およびビジネスユーザー向けのツール」に投資することで、顧客ニーズに対応しています。この投資により、マーチャンダイジングの自動化、チームがカスタマーエクスペリエンスに及ぼす影響の拡大、業務の効率化が促進されています。 B2Bレポートでは、B2Bデジタルコマースがどのように成熟しつつあるか、また、B2Bデジタルコマースが、B2Cのそれとは異なる要件を考慮しながらその優れている点を活かし、ようやく成熟しつつあることについて特筆しています。
両レポートでは、SAP® Commerce Cloudのポートフォリオが、SAPエコシステムの強みを活かし、かつ SAP S/4HANA®およびSAP® C/4HANAスイートと統合されたフル機能のスイートを提供できると述べています。SAP Commerce Cloudは、B2BとB2Cの顧客において同じ割合の収益を構成しており、さらに両分野において同様に優れていると記載しています。
また両レポートでは、SAPがクラウド戦略に対して重点的に投資しており、コマース・スイートがSAPのプライベートクラウドとKubernetesベースのMicrosoft Azureのパブリッククラウドの両方で利用できるようになったことを述べています。また、SAPがこの戦略で成果を上げつつあり、2017年度のコマース収益の半分がクラウドサービスによるものであると指摘しています。B2Cレポートでは、SAP Commerce Cloud は、複数の業界で幅広く使用できる強力なフル機能のコマースプラットフォームを求める企業にとって、最適なソリューションであると評価しています。
SAP Commerce Cloudの戦略責任者であるクリス・ハウカ(Chris Hauca)は次のように述べています。「SAPは、非常に複雑になりがちなデジタルランドスケープをお客様が管理できるようにする統合クラウドプラットフォームを提供し、これからもコマースを牽引していきます。最終的には、購買とインタラクションのチャネル全体にわたってパーソナライズされた、シームレスなエクスペリエンスを作り出す企業が成功を収めるでしょう」
SAP Commerce CloudのB2BとB2Cのお客様は以下のとおりです。
- Lemon Sports社。フィットネス&テクノロジーのスタートアップ企業であり、SAPのクラウドソリューションでインテリジェントインターネットプラットフォームを構築しています。同社は業務の効率化のためにSAP S/4HANA Cloudを採用しました。またSAP C/4HANAを活用して国内のマーケティングと販売ネットワークを構築し、顧客がスポーツ関連のサービスに24時間365日アクセスできるeコマースシステムを開発する予定です。
- Sampo Corporation社。台湾の大手家電機器メーカーである同社は、オンライン販売におけるプレゼンスを高め、オンライン販売を単一の統合プラットフォームにまとめるために、Salesforce.comではなく、SAP C/4HANAを採用しました。また、事業を最適化するため、同社のデジタルコアとしてSAP S/4HANAを導入しています。
- Faberlic社。スキンケア、ヘアケア製品、フランス香水、メイク用品、健康関連用品、日用品、衣料品、下着、アクセサリー、靴など、さまざまな製品を取り扱う企業です。同社の顧客は、ヨーロッパ、アジアをはじめ世界中に広がっており、急速に成長する事業を支えるために高性能の堅固なプラットフォームが必要でした。同社はSAP Commerce Cloudのエンタープライズレベルの機能を使用し、総所有コスト(TCO)の削減と市場投入までの期間短縮を実現しています。
- Isagenix International社。ダイエット、健康増進、身体能力向上、エイジングケアのための製品を直接販売する非上場企業であり、アリゾナ州ギルバート市に本社を置き、世界中におよそ1,000人の従業員と60万人の顧客を抱えています。同社ではコマースベンダーを選ぶ際に、他社ベンダーで構築するとさらに高額な費用が見込まれるため、基幹となる機能および業界固有に求められる機能性を有するSAP Commerce Cloudを採用しました。これにより同社は、レガシーシステムの刷新、カスタマーエクスペリエンスの向上、市場投入までの期間短縮を実現しました。
フォレスターリサーチ社が発行する、B2B・B2Cのコマース・スイートに関する両レポートは、以下のWebサイトよりダウンロードできます。
The Forrester Wave™: B2B Commerce Suites, Q3 2018: https://cx.sap.com/en/forrester-wave-report-b2b-commerce-gcc02
The Forrester Wave™: B2C Commerce Suites, Q3 2018: https://cx.sap.com/en/forrester-wave-report-b2c-commerce-gcc03
以上
SAP Customer Experience LIVEが2018年10月10日~11日にバルセロナにて開催
SAP Customer Experience LIVEは今年最大のCRMに関するグローバルイベントのひとつです。従来SAP Hybris® Live Summitと呼ばれていた本イベントが、スペインのバルセロナにおいて2018年10月10日から11日にかけて開催されます。フィラ・デ・バルセロナのGran Viaを会場に、5万平方フィートを超える展示スペースと17のシアター、250以上のセッションを予定しています。詳細については、SAP Customer Experience LIVEをご覧いただくか、または、ソーシャルメディアで#SAPCXLiveをフォローしてください。
SAP Customer Experienceについて
SAP C/4HANAポートフォリオは、SAP Customer Data Cloud(買収したGigyaのソリューションを含む)、SAP Marketing Cloud、SAP Commerce Cloud(買収したHybrisのソリューションを含む)、SAP Sales Cloud(買収したCallidusCloudのソリューションを含む)、SAP Service Cloud(買収したCore Systemsのソリューションを含む)で構成されています。 これまでSAP Hybrisというブランド名で市場に提供していたこれらのクラウドソリューション、そしてSAPのカスタマーエンゲージメント&コマース部門は、SAP Customer Experience部門へと統合され、一貫性のあるブランドエクスペリエンスを実現します。詳細はhttps://cx.sap.com/ja/をご覧ください。
SAPについて
SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアにおけるマーケットリーダーとして、あらゆる業種におけるあらゆる規模の企業を支援しています。SAPは、企業が市場での優位性を保持するため、バックオフィスや役員会議室、倉庫や店頭で、さらにデスクトップ環境やモバイル環境などにおいて、企業がより効率的に協業を行い、より的確なビジネス判断を行うための様々なソリューションを提供します。
企業が継続的な収益性の高い事業を実現することに貢献するSAPのアプリケーションやサービスは、世界各国およそ404,000社の顧客企業に利用されています。
また、フランクフルト証券取引所やニューヨーク証券取引所を含むいくつかの取引所で「SAP」の銘柄で取引されています。詳細はhttp://www.sap.com(英語)をご参照ください。
Copyright c 2018 SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved.
SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。