産業構造を変革するテクノロジーが集積し、協創を促すイノベーション拠点 「Inspired(インスパイア―ド).Lab(ラボ)」が2月1日オープン


~WHILL(ウィル)の「パーソナルモビリティ自動運転システム」、

パナソニックの「無人販売ショーケース」の実証実験スタート~
~スタートアップ支援プログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」の展開を発表~


三菱地所株式会社とSAPジャパン株式会社は、社会課題を解決する新規ビジネスの創出を目的としたオープンイノベーションのためのコラボラティブスペース「Inspired.Lab*」を、「大手町ビル」(東京都千代田区大手町1-6-1)に、本日2月1日オープンしました。

*2018年7月2日付プレスリリースにて拠点名称を「(仮称)TechLab」としていましたが、今般「Inspired.Lab」に正式決定しました。

「Inspired.Lab」は、社会に大きなインパクトを与え、将来の産業構造を変革していく可能性を秘めた最先端の科学技術や研究成果をベースとするテクノロジーが集積し、企業の協創が生まれる拠点を目指します。

現在、これらテクノロジーにより、AI、ロボティクス、ゲノム、ライフサイエンスなどの分野において、新たなサービスが数多く誕生し、急速な成長が期待されており、日本が未来を創るイノベーションで世界をリードするために、協創の拠点が求められています。これらを背景に、三菱地所とSAPジャパンは「Inspired.Lab」において、イノベーション創出が重要なテーマとなっている大企業における、イノベーション部門の“出島”や“特区”としての、企業の枠を超えた場を提供、大企業とスタートアップのコラボレーションを生み出し、より変革が加速していくエコシステムを構築してまいります。

「Inspired.Lab」では、三菱地所とSAPジャパンが協業して、ファシリティの運営及びプログラムを提供していきます。世界で実績のあるSAPのデザインシンキングを核としたイノベーションフレームワークを活用しながら、SAPジャパンが発足した「Business Innovators Network」に参画する様々なステークホルダーを巻き込み、目的あるイノベーションの早期の実現を推進します。生み出したアイディアは「工房」で実際にカタチにしプロトタイプを作成、顧客やユーザーにテストを行いながら試行錯誤することで新たな製品やサービスの開発に繋げます。また、今まで自社の関連施設や工場で行われることの多かった実証実験を、東京・大手町の実際のオフィス空間を利用して、アイディアが生まれたその場で行うことを可能にし、将来的には丸の内仲通りを中心に丸の内エリア全体を実証実験の場として利用することもできます。

第1弾として、WHILL株式会社と三菱電機株式会社による「パーソナルモビリティ自動運転システム」、パナソニック株式会社と株式会社Liquidによる「無人販売ショーケース」の実証実験がスタートしました。

さらに、スタートアップを数多く支援し、東京大学のアントレプレナー講座のゲスト講師も務めるTomyK Ltd.代表の鎌田 富久氏(モバイルインターネットの技術革新をリードした株式会社ACCESSの共同創業者)もメンターの中心として参画し、企業をサポートしていきます。

三菱地所は、スタートアップ支援プログラム「FoundX」を通して東京大学とも連携しており、アカデミアの面からも「Inspired.Lab」におけるイノベーション創出を加速させていきます。SAPジャパンは、質の高いSAP社内外のメンターネットワークをもとに、スタートアップが、データ、API、顧客関係などのSAP独自の資産を活用できるように支援するプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo」を展開します。

三菱地所のファシリティ及びイノベーション創出のためのネットワークと、SAPが世界中で提供してきたデザインシンキングの実績及びノウハウを融合し、日本ならではのイノベーション創出を加速させていきます。

 

 

 

  実証実験の内容

<パーソナルモビリティ自動運転システム>

WHILLは、MaaS(Mobility as a Service)事業を事業の柱の一つとして位置づけ、障害の有無や年齢に関わらず、だれもが楽しく安全に乗れる一人乗りのモビリティの提供によって、既存の交通機関を降りてから目的地までの「ラストワンマイル」の移動の最適化を行うことを目指しています。これまで、空港などでの利用を視野に入れた、自動停止・自動運転機能を持つパーソナルモビリティ「WHILL自動運転システム」などを開発しましたが、ラストワンマイルの移動の最適化のためには、モビリティだけではなく、ファシリティなどインフラとの連携が不可欠と考えています。

WHILLは、今回の実証実験において、自動運転機能を持つWHILLの「WHILL自動運転システム」を用いた、パーソナルモビリティと建物のIoTによる連携を行います。具体的には、三菱電機と連携し、建物内のエレベーターとWHILLが通信回線でつながることにより、無人のWHILLが近づくとエレベーターがWHILLのいる階に停止し、扉の開閉を行い、目的の階までWHILLを送り届けます。これにより、これまでは同一の階でしかできなかった自動走行が、異なる階を跨いで可能になり、自動で建物内のあらゆる場所に行くことが可能です。また、Liquidと連携し、建物のセキュリティシステムとWHILLの連携の実証実験も行います。セキュリティエリアの内外をWHILLが自由に通行できるような運用を想定しています。将来的には、建物外など公道での自動走行も見据えて実証実験を展開していきます。さらに、パーソナルモビリティとファシリティの連携から得た知見は、今後、物流ロボット、清掃ロボット、警備ロボットなどと建物の連携に活かしていきます。

 

<無人販売ショーケース>

パナソニックは、製造業で積み重ねてきた現場の知見やノウハウで、変化し続けるお客様の事業成長と拡大を支え、「現場」へのお役立ちを通じて、より良い社会とくらしの実現を目指しています。昨今、労働力不足による省力化・無人化に対する社会の意識は高まっており、特に小売業において一刻も早くこの課題を解決したいというご要望にお応えするには、商品の個品管理が可能なRFIDタグや、生体認証デバイスを連携させることが必要不可欠と考えています。

パナソニックは、今回の実証実験において既存の冷蔵ショーケース製品と無線識別技術を活用し、Liquidのコア技術である「生体情報のインデックス化」と「深層学習による高速検索」とを組み合わせることで、安心安全で利便性の高い手ぶら決済を低コストで実現します。具体的には、Liquidのドア設置専用の生体認証(指紋)スキャナーでショーケースの鍵を開け、欲しい商品を手に取るとパナソニックのRFIDアンテナが感知し、ショーケースから商品が無くなるまで高精度に追跡し、購入したと判断すると自動で決済を行なう仕組みになっています。これにより利用者は、従来のセルフ購入システムに採用されている商品バーコードの読み取りや、漏洩が心配なパスワードの入力、カード紛失から解放され、24時間セキュアにキャッシュレスで買い物ができる利便性と快適な購買体験をしていただけます。将来的には、今回得たデータをベースにしながら、パーソナライズされたプロモーションや消費期限を考慮したダイナミックプライシングなどへ進化させ、機会ロスや廃棄ロスを極少化する最適なサプライチェーンコントロールの実現に向けた取り組みを進めていく予定です。

 

Inspired.Lab」概要

・所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル6階

・面 積:3,040.42㎡(919.73坪)

・U R L:https://inspiredlab.jp/

 

【コンセプト】

FULL OF BEANS,
FULL OF DREAMS

己の信念を強く持ち アイディアをフルスイングしよう
ひとりでは到達しえない未来を拓こう

 

Inspired.Lab」に参画している企業

「Inspired.Lab」では、現在スタートアップ会員10社、企業会員3社の参画が決まっています。また、メンターやパートナーにより、様々な分野で参画企業をしっかりとサポートする体制を整えています。

〇スタートアップ会員
アカデミスト株式会社、リトマス・オートメーション・ジャパン株式会社、WHILL株式会社、

エルピクセル株式会社、株式会社ZENKIGEN、TVISION INSIGHTS株式会社、Rescale Japan株式会社、株式会社ランドログ、株式会社アストロスケール、株式会社センスオブワンダーグループ

〇企業会員
旭化成エレクトロニクス株式会社、トラスコ中山株式会社、株式会社三菱地所設計

〇メンター
TomyK Ltd.

〇パートナー
株式会社ACTANT、株式会社アドライト、Creww株式会社、一般社団法人Japan Innovation Network、

ビートラックスジャパン合同会社、株式会社Holmes

以上

 

 

三菱地所について

三菱地所は、東京・丸の内における街づくりをはじめ、オフィスビル・商業施設・住宅・ホテル等の開発・運営等数多くのプロジェクトを手掛ける総合不動産デベロッパー。2007年に開設した“EGG JAPAN”や、“Global Business Hub Tokyo” といった丸の内エリアのビジネス支援施設を通じて国内・海外の成長企業をサポート、多様な人・企業が集い、交流を通じて進化していく街を目指し、丸の内エリアの「オープンイノベーションフィールド」化を進めています。

 

SAPジャパンについて

SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPは「cloud company powered by SAP HANA」としてエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の 77% は何らかの SAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、42万5000の企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。  ( www.sap.com/japan

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