SAP、再生プラスチックおよびプラスチック代替品サプライヤーの新しいグローバルマーケットプレイスを発表


SAPは再生プラスチックおよびプラスチック代替品の取引を拡大するため、SAP® Ariba®ソリューションを使用した新しいマーケットプレイスの構築を発表


(本リリースは、9月16日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

 SAP SE(NYSE:SAP)は、再生プラスチックおよびプラスチック代替品の取引を拡大するために、SAP® Ariba®ソリューションを使用して新しいマーケットプレイスを構築すると発表しました。これは、使い捨てプラスチック製品のごみを削減し、最終的には全廃することを目的に昨年開始されたパイロットプログラム「プラスチッククラウド」が次の段階に入ったことを示しています。

このプログラムの第1段階では、ごみ削減の新たなアイデアを生み出すために、英国のプラスチックサプライチェーンから既存のライブデータを収集することに重点を置いていました。SAPは9月14日から22日に開催されたロンドン・デザイン・フェスティバルで、プラスチッククラウドの次なる段階について発表しました。

プラスチッククラウドの第2段階として、SAPはパートナーと協力して世界最大のB2BネットワークであるAriba® Networkを拡大し、再生プラスチックおよびプラスチック代替品サプライヤーのための新たなグローバルマーケットプレイスを構築することを発表しました。第2段階の目標は、Ariba Networkを使用して新しい再生プラスチックサプライヤーと購入企業とを結ぶことです。これには、Bantam Materials UK社を始め、OceanCycle社などの組織に認定されたサプライヤーが含まれます。OceanCycle社は、プラスチックサプライチェーンにおけるトレーサビリティを確立し、企業が自社製品に海洋プラスチックを使用できるよう支援する社会的企業です。

Ariba Networkを活用することでプラスチッククラウドは、企業がウェイストピッカー(廃品回収業者)のコミュニティを通じて再生プラスチックおよびプラスチック代替品の新たな供給元とより持続可能な形でつながることができるよう支援します。ナショナルジオグラフィックによれば、世界中で製造されているプラスチックの約40%が製品の包装に使用されている一方で、再利用されているプラスチックは5分の1に満たず、深刻な環境問題と健康問題を引き起こしています。Ariba Networkを介して取引されている包装材料は、年間で約100億米ドルに相当します。

SAP Aribaの持続可能性およびサプライヤーリスクソリューション担当グローバルバイスプレジデントを務めるパドミニ・ランガナータン(Padmini Ranganathan)は次のように述べています。「包装材料に費やされている世界の支出のほんの一部でも、再生プラスチックおよびプラスチック代替品の認定サプライヤーに支払われるようになれば、世界中のウェイストピッカーの生計から環境、最終製品の品質に至るまで、計り知れない影響を及ぼす可能性があります。Ariba NetworkとSAPのクラウドベース調達ソリューションを組み合わせることで、再生プラスチックを新しいリサイクル市場経済へと導くことができます。これにより、供給元は購入企業と信頼できるパートナーシップを構築できるだけでなく、環境に良い影響を与え、企業に価値をもたらすことができます」

Bantam Materials UK社のディレクターであるラフィー・シイェル(Raffi Schieir)氏は次のように述べています。「海洋プラスチックの80~90%は陸域から流入しています。そのため、世界中のリスクのある沿岸地域でのプラスチック回収を奨励することで、プラスチックによる海洋汚染を大幅に削減できます。回収したプラスチックを業界が必要とする量の最高品質の材料に再処理するとともに、OceanCycleによって認定されたトレーサビリティを提供することで、大きな影響をもたらすことになるでしょう。また、この取り組みは当社のお客様が持続可能性に関する目標を達成するための手助けとなり、環境に真のメリットをもたらすことで消費者の評価を得ることにもつながります」

今回の開発は、Procter & Gamble社、Coca-Cola社、Nestle社などの世界的な食品・消費財ブランドとSAPの共同の取り組みに沿ったものです。リサイクル製品による調達を拡大し、自社製品の社会的影響を高め、環境改善解決策を見出すために尽力することは、海洋プラスチックリーダーシップサミットで明確に表明しています。

SAP UK and Irelandのマネージングディレクターであるイェンス・アメイル(Jens Amail)は次のように述べています。「プラスチック問題の中心にあるのは、プラスチックごみの経済的価値です。環境を持続可能で意義あるものに変えていくためには、新しい材料の導入に加え、廃棄物が自然環境へと流れるのを防ぐために、既存のプラスチックごみの価値を高める必要があります。企業が環境に責任をもつことは、もはや『そうであれば好ましい』というものではなく、不可欠なものとなっています。過去10年間にわたり、SAPはお客様とパートナーがより効果的かつ環境に優しい方法で事業を運営できるよう、そして人々の生活をより豊かなものにするよう絶えず取り組んできました。私はこの取り組みによって、英国がこの分野のイノベーションの最先端にいることを誇りに思います」

1週間にわたるロンドン・デザイン・フェスティバルで、SAPは建築家のサム・ジェイコブ(Sam Jacob)氏と協力して、ヴィクトリア&アルバート博物館の入り口広間に海洋プラスチックの削減におけるデザインとテクノロジーの役割を探求するアートインスタレーションを制作しました。

今年は、SAPが持続可能な影響を生み出す取り組みを始めてからちょうど10年目にあたります。SAPは次世代のためにより持続可能な世界を創り出す取り組みをさまざまな方法で行っていますが、プラスチッククラウドの取り組みは、その中でも特に際立ったものとなっています。

 

SAP AribaSAP Fieldglassについて
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詳細はhttps://www.ariba.com/ja-jp およびwww.fieldglass.com をご参照下さい。

 

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