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(本リリースは、1月21日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)は、2030年までにきれいな海を実現することを目指す世界経済フォーラムのグローバル プラスチック アクション パートナーシップコミュニティへの参加を発表しました。

海洋プラスチックごみの量を減らすには、データとインテリジェントテクノロジーを生かした業種間のコラボレーションが必要です。この取り組みを支援するため、SAPは「プラスチッククラウド」の次のフェーズとして、企業による使い捨てプラスチックの代替品への急速な転換、循環性を実現するデザインの導入、資源回収インフラへの投資、消費者エクスペリエンスの改善の支援を開始する予定です。

SAP SEの共同CEOで、エグゼクティブ・ボード・メンバーを務めるクリスチャン・クライン(Christian Klein)は次のように述べています。「SAPは、2030年までに海を大幅にきれいにするために全力を尽くします。この目標を達成するにはお客様、NGO、政府、パートナーとの連携が必要であり、SAPは廃棄物をなくしてリソースの生産性を最大化するためのツール、インサイト、ソリューションをそれらの組織に提供します。お客様の多くは、地球をきれいにする取り組みも進めています。SAPはこれらのお客様の意欲的な目標の達成を支援し、修復型および再生型経済の実現に向けた動きをお客様とともに加速させていきます」

この一環として、SAPは「プラスチッククラウド」を更新し、使用される材料とその最終的な行き先をより正確に把握するためのグローバルなインサイトを提供することで、企業がより責任ある生産を行えるよう支援します。この支援は、各都市、地域、国におけるリサイクルのインフラとポリシーに基づきます。企業は、リサイクルまたは再利用可能な材料と梱包材の使用を増やすことによる環境とビジネスへの影響をより正確に計算できるようになります。SAPソフトウェアシステムは、企業が規制(拡大生産者責任制度など)の変化に適応し、ローカル市場、グローバルスタンダード、ベストプラクティスの動きに乗り遅れないよう支援することもできます。

新しいプラスチッククラウドは、Ariba Networkを基盤とする再生資源マーケットプレイスとリンクされ、梱包材や消費財の製造企業と、再生プラスチックやプラスチック代替品の新たな供給元を結び付けます。さらに、廃棄物に関するインサイトを提供するTopolytics Limited社が昨年発表した英国デジタル廃棄物マップのようなイニシアチブを補完する役割も果たします。

消費者、規制当局、投資家、従業員によって、企業の責任ある成長が加速しています。SAPが買収したエクスペリエンスマネジメント企業のQualtrics(クアルトリクス)社は、プラスチックの使用など、サステナビリティに関する世界経済フォーラムのアジェンダについて、世界中の市民が直面している多様な問題への理解を深めるために同フォーラムとの大規模な共同グローバル調査を実施しました。プラスチックの有害性を軽減する望ましい手段として、1万501人の調査回答者のおよそ半数が代替材料への切り替えを挙げました。一方、大多数の回答者はリサイクルが非常に重要であると回答しましたが、リサイクルがプラスチック危機の最善の解決策であると回答した人は30%にすぎませんでした。この調査については、「New Research:Understanding World Issues Through the Experiences of Those Who Are Living Them」をお読みください。

海をきれいにするコラボレーション

SAPは、政策立案者、NGO、ソーシャルグループ、大手企業の間で高まっている、修復型および再生型経済を実現するためのソリューションを共同で構築する運動に参加しています。SAP、The Coca-Cola Company(ザ コカ・コーラ カンパニー)社、エレン・マッカーサー財団、世界自然保護基金のグローバルリーダーが、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラムの年次会合で、プラスチックごみのない海の実現に向けたビジョンについて話し合いました。

GPAP(Global Plastic Action Partnership)のディレクターで、世界経済フォーラムのエグゼクティブ・コミッティ・メンバーでもあるクリスティン・ヒューズ(Kristin Hughes)氏は次のように述べています。「SAPがGlobal Plastic Action Partnershipのコミュニティに参加したことを、とても嬉しく思います。プラスチック汚染へのグローバルな対応を強化し、より良い持続可能な世界の実現を推進するソリューションに、テクノロジーとイノベーション分野のパイオニアであるSAPの専門知識とリソースが注ぎ込まれるのは素晴らしいことです。長く、実りあるパートナーシップに期待しています」

SAPは先日、エレン・マッカーサー財団のサーキュラーエコノミー100(CE100)ネットワークに参加しました。これは、資源を最大限に活用するサーキュラーエコノミーのプラクティスとプロセスの導入を推進するために連携する企業、政府、大学、ソートリーダーのコラボレーションです。

以上

 

SAPについて
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