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新しいSAP Fieldglass® Assignment Managementソリューション、資産集約型産業の外部人材管理をシンプル化

プレスリリース

SAP SE(NYSE:SAP)は、SAP Fieldglass® Assignment Managementの一般提供開始を発表しました。契約に基づき設備保全工事等の作業を実施するコントラクタ(サプライヤ)の管理業務をサポートするソリューションです。

各プロジェクトにおいて求められる作業員の作業と支払単価の割当管理を簡素化することで、オペレーションマネージャが割当を効率よく実施し、ダウンタイムを最小限化し、ROIを最大化することを支援します。

石油・ガス、化学、公益、エネルギー・鉱山資源産業等の装置産業では保守や工事の多くを外部に委託しています。現場で作業を行う外部人員は、同時に複数の保全工事プロジェクトにアサインされていることが多くあります。それぞれの工事は別々の元請・下請業者によって管理されていることが多く、またシステム・情報も分断されていることも多々あります。このような環境は、求める技術をもった人財の探索や作業時間に応じた支払を難しくしています。また各プロジェクトでは、法へ準拠するための管理の徹底、勤務時間管理、プロジェクト別・作業オーダー別・発注別コスト管理も行う必要があり、さらに業務を困難なものにしています。

IDC社でエンタープライズアプリケーションおよびデジタルコマース部門のプログラムバイスプレジデントを務めるミッキー・ノース・リッツァ(Mickey North Rizza)氏は次のように述べています。
「契約に基づき複数のコントラクタとやりとりしなければならない設備保全工事プロジェクトは、管理が非常に複雑です。SAPはこのような環境下において、単一のプラットフォームで一連の業務を管理するためのソリューションを提供しています。このソリューションによって、外部要員調達プロセスに伴う管理部門の負荷は軽減され、情報は製造実行管理システム(MES)やERPに連携が行えるようになるでしょう」

SAPとOxford Economics社による最新のレポートによると、総労働力支出の42%を外部要員支出が占めています。調査対象となった経営幹部の55%が外部人材なしでは業務を通常どおりに遂行できないと回答しましたが、多くの企業ではこの大きな戦略的支出分野に対する可視性とインサイトが欠如しています。SAP Fieldglass Assignment Managementソリューションは、透明性、柔軟性、管理性を1つのインターフェースで提供し、ゲートで区切られた企業の施設内に必要に応じて配置される契約業者の管理をシンプル化します。

SAP Fieldglass®のゼネラルマネージャーを務めるアルン・シュリニヴァサン(Arun Srinivasan)は次のように述べています。
「外部労働力に対する企業支出の割合が増加する中で、企業は外部人材の業務を完全に透明化する必要があります。SAP Fieldglass Assignment Managementは高度な設定が可能な統合型ツールであり、企業はこれによってコスト管理を改善できます。設備産業に属する企業は、高度なスキルを有するコントラクタおよびサブコントラクタに対して、重要な保全作業を完了するための適切な施設へのアクセスを確実に提供できます。また、正確な請求と、労働者の安全などに関する労働法規の遵守を確実に実現できます」

外部人材管理の業界リーダーであるSAPは、SAP Fieldglass Assignment Managementのリリースにより、お客様の要望に応え、企業の以下の能力を強化します。

  • コスト管理と業績の改善につながる可視性:支払ルールにより、契約レベルおよびロケーションレベルのコンプライアンス管理をサポートします。企業は、標準勤務時間と時間外勤務を1日単位で追跡できます。
  • スピードと生産性を向上させる柔軟性:ゲートシステム(施設への入・退構管理)との統合および組み込まれたスマートロジックにより、勤務時間の計算精度が向上してエラーが減少するため、保全担当者の移動と保全作業が円滑化され、ダウンタイムと作業の中断が最小限に抑えられます。
  • コンプライアンスおよびセキュリティリスク管理の信頼性:作業割り当ての追跡と管理を改善することで、契約業者による施設へのアクセスが適切に管理され、作業者のオンボーディングとオフボーディングが標準化されます。これによってリスクが軽減され、各国/地域における労働法規の遵守が強化されます。

SAP Fieldglass Assignment Managementの詳細については、こちらをご覧ください。

以上

 

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