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SAP.iO、スタートアップとパートナーのイノベーションを推進するSustainable FutureアクセラレータープログラムをAccenture社と共同で開始

プレスリリース

(本リリースは、3月30日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)は、SAP.iO Foundry BerlinおよびSAP.iO Foundry Munichにおいて、グローバルなサステナビリティにフォーカスしたアクセラレータープログラムをAccenture社と共同で開始しました。Sustainable Futureプログラムの目的は、創設間もないB2Bスタートアップのビジネスを滞りなく軌道に乗せることで、さまざまな業種の企業がサステナビリティの課題を解決し、それぞれの業界と社会全体に貢献できるようにすることです。

Sustainable Futureは、過去最大規模のSAP.iOコホートプログラムです。SAP.iO Foundry BerlinおよびSAP.iO Foundry Munichに選ばれた13社のスタートアップは、Accenture社のエキスパートや幅広い業界の大手企業と連携します。

SAPのチーフ・サステナビリティ・オフィサーを務めるダニエル・シュミット(Daniel Schmid)は次のように述べています。「気候変動などのグローバルな課題を解決するには、企業が組織、業界、地域の枠を超え、あらゆるレベルで連携する必要があります。Accenture社と協力して創設間もないスタートアップを支援するのは、SAPの包括的なイノベーションアプローチの一環です。このアプローチでは、お客様が環境と社会への影響を理解し、それを改善できるよう、SAPのポートフォリオに新たなソリューションを統合しています」

Sustainable Futureは、カーボントラッキングと炭素取引、リソース効率、気候リスクのトラッキングと軽減、循環経済という4つの対象領域で、デジタル変革とスタートアップ企業によるイノベーションの推進を目指すエクイティなしのプログラムです。このプログラムは、SAPとAccenture社の長期にわたる提携と、テクノロジーによる持続可能な未来の構築に対する共同のコミットメントに基づいて作り上げられたものです。

Accenture社でSAPビジネスグループのグローバルリーダーを務めるキャスパー・ボログレブ(Caspar Borggreve)氏は次のように述べています。「当社のお客様は、全社的なサステナビリティの取り組みを進め、目的に基づくミッションを達成することでステークホルダーにより大きな価値を提供するために、テクノロジーの強化を進めています。AccentureはSAPと協力してスタートアップのイノベーションをソリューションやサービスで形にし、サステナビリティを企業のコアプロセス、戦略、業務モデルに組み込むことで、企業の変革を実現します」

このコホートプログラムに参加するスタートアップには、効果の大きいPoC(概念実証)を開発するため、精鋭メンターによる支援、SAPのテクノロジーやAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)による連携、SAPやAccenture社のお客様へのアプローチ機会が提供されます。このアクセラレータープログラムの期間は3カ月で、2021年7月8日のDemo day(最終成果発表会)が最終日となります。

Sustainable Futureコホートプログラムの対象となったスタートアップは次のとおりです。

  • Astraea社:AIを使用して地球観測データと地理空間情報にアクセスし、それを分析して提供する統合プラットフォームを開発しています。
  • Blacksquared社/Changers.com:従業員が健康的で環境に優しい活動への参加をチームごとに競い合い、報奨を得ることができるアプリを提供しています。
  • Breeze Technologies社:機械学習とビッグデータテクノロジーを使用し、酸化窒素、オゾン、粒子状物質などの一般的な汚染物質をリアルタイムで測定および分析しています。
  • Carbon Minds社:化学業界で最大かつ最も多くの地域に対応したライフサイクルデータベースを構築し、エビデンスベースのガイダンスによって企業の環境的影響の低減を支援しています。
  • Circular IQ社:サプライチェーン全体における複数のサプライヤー、製品、構成部品、品目の循環パフォーマンスをモニタリングし、人と地球への影響を改善するデジタルプラットフォームを提供しています。
  • CodeCheck社:原材料の透明性を向上させ、消費者が食品や化粧品の原料をバーコードのスキャンによってチェックできるモバイルアプリを提供しています。
  • Emitwise社:データの収集と処理を自動化することで、企業の業務およびサプライチェーン全体における二酸化炭素排出量の測定、レポート、削減を支援しています。
  • Footprint Technologies社:消費者が自宅で足のサイズを正確に測定し、それに合った靴のサイズを特定できるようにすることで、オンライン小売業者の返品、コスト、CO排出量を削減します。
  • GreenPlat社:ブロックチェーンテクノロジーを使用して原材料の採取から廃棄物の最終処分までのトレーサビリティを実現し、サプライチェーン全体を透明化します。
  • Journey Foods社:機械学習、AI、データスクレイピング、コホート分析を使用して、最も栄養価が高く、最も持続可能性が高い原料を食品会社に推奨します。
  • Lixo社:AIベースの廃棄物検出システムを提供し、廃棄物の回収から分類、リサイクルまで、リサイクル企業のパフォーマンスを改善します。
  • Lizee社:小売企業のレンタルビジネスモデルの立ち上げと、循環経済への適応を支援します。
  • Too Good To Go社:売れ残った余剰食品があるレストランや店舗を消費者と結び付け、食品ロスの削減に取り組んでいます。

以上

 

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