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福井県にて社会データ解析とデザイン思考を活用した地域課題解決への取組みを開始 福井大学、エル・コミュニティ、SAPジャパンが産学官民連携

プレスリリース

国立大学法人 福井大学 工学部 大学院工学研究科 産業創成工学専攻 経営・技術革新工学研究室(福井県福井市、担当教授:竹本拓治、以下竹本研究室)とNPO法人エル・コミュニティ(福井県鯖江市、代表理事:竹部美樹、以下エル・コミュニティ)およびSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木洋史、以下SAPジャパン)は、福井県にて社会データ解析とデザイン思考を活用した地域課題解決への取組みを2021年5月11日に開始します。

福井県では、人口減少と少子高齢化に伴い、地域社会において解決すべき課題が山積する一方で、表面上に見える課題から地域にとって解決すべき根本原因を探求する事は困難になっています。本取組みは、教員と企業等との共同研究に学生を関与させた課題解決活動を支援する「FAA学ぶならふくい!応援事業」(福井県大学私学課)の補助を受け実施します。

課題解決型学習(PBL)によるアントレプレナーシップ養成を活動方針としている竹本研究室は社会調査と統計解析による理文融合領域の研究を行ってきており、統計データ等を用いた本質的な課題の探求、デザイン思考を用いた仮説検証、福井県内でのフィールドワークの実施、および地域課題解決のためのプロトタイプを作成し、課題解決の実践を目指します。若者による地域づくりの企画/推進/支援を行っているエル・コミュニティは、学生が提案する企画支援を行います。SAPジャパンは、デザイン思考の方法論とテクノロジーの知見を提供し、課題解決を支援します。

産学官民連携の本取組みにより、福井県の地域課題解決を推進し、地域に根ざした実践型人材を育成します。

以上

 

竹本研究室について
国立大学法人 福井大学大学院工学研究科 産業創成工学専攻 経営・技術革新工学コースの研究室として、新事業創出(アントレプレナーシップ)やシリアスゲーム(ゲーミフィケーション)、地域活性化(SDGs)等に関する研究に取り組む。産学官連携、高大連携による課題解決型学習(PBL)を基盤とした活動、国内外における調査や、欧米大学とのディスカッションなどを通してリーダーシップや起業家精神を養成し、工学と経営学の双方を理解したγ(ガンマ)型人材の育成を目指している。( http://www.hisac.u-fukui.ac.jp/imlabo/home.html

 

エル・コミュニティについて
エル・コミュニティは、福井県鯖江市に拠点を構え、若者による地域活性化のための活動を支援する団体として、特定の地域や分野にとらわれることなく、若者の意見を地域社会に反映させる仕組みづくりとその促進、多様な人材と学びあえる場と新たな地域ブランドの創出を目的として活動している特定非営利法人です。2008年から鯖江市地域活性化プランコンテストを開催。
2015年には、SAPジャパンをはじめ25社以上のグローバル企業と地元企業が支援しているHana道場を開設。Hana道場は小学生からシニア世代までがプログラミングを学びなにかを創る場であり、多世代多業種が関わり新たな事業を生み出す「オープンイノベーション」をめざしています。
また2020年から鯖江市内外の人々が集いコミュニティを形成し相互に新たな挑戦を支援し合う「場」の創出を目的とした、コミュニティ シェアオフィス「Hana Innovation Lab.」(Hana工房)を開設。また、サイバーセキュリティ教育プログラム「CyberSakura」を開催しています。
https://www.l-community.com/

 

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPはエンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支え、そのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援しています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

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