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Google CloudとSAPがパートナーシップを拡大、Google WorkspaceとSAP S/4HANA® Cloudのネイティブ統合が可能に

プレスリリース

(本リリースは、5月4日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

Google CloudとSAP SE(NYSE:SAP)は本日、両社の関係を拡大し、Google WorkspaceとSAPの主力クラウドERPであるSAP S/4HANA® Cloudを新たに統合することを発表しました。

両サービスのネイティブ統合によって、あらゆるミッションクリティカルなプロセスをクラウドで実行するために設計された主要な SAP®ソフトウェアと、GoogleドキュメントおよびGoogleスプレッドシートのコラボレーション機能の接続が可能になり、企業全体で仕事のやり方を刷新することができます。


  • 新しい統合によって、GoogleドキュメントとGoogleスプレッドシートのコラボレーション機能をSAPのソフトウェアワークフローから直接活用できます

SAPは、エンタープライズ向けERPソフトウェアの大手プロバイダーです。SAPのRISE with SAPソリューションでは、SAP S/4HANA Cloudをはじめとする製品とサービスの包括的なセットを提供し、サステナブル・インテリジェントエンタープライズの実現に向けた企業の取り組みを支援します。Google Workspaceは、あらゆる規模のチームがつながって創造力を発揮し、共同作業を進めて、どこからでも、またあらゆるデバイスから、イノベーションを推進できるように支援します。Google Workspaceは、業界最先端のクラウドネイティブなコミュニケーションおよびコラボレーションプラットフォーム上に構築されており、Gmail、チャット、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、Meet など、何十億もの人々に愛用されるアプリを単一の統合ワークスペースにまとめます。

GoogleドキュメントとGoogleスプレッドシートは、SAP S/4HANA Cloudとの統合により、組織の大小を問わず、組織内の共同作業を可能にする新しいビジネス機能、ユースケース、機会を実現します。最初のシナリオは、財務・経理に加えて多くのソリューション領域で計画されており、データのエクスポートとドキュメントの共同管理によって、よりシームレスなユーザーエクスペリエンスを生み出します。今後新たなシナリオも追加される予定です。今回の統合によるメリットをいくつかご紹介します。

  • そのまま使える効率的な統合によって、ソリューションの迅速な導入が可能に
  • SAPソフトウェアとGoogleドキュメントおよびGoogleスプレッドシート間でデータのエクスポートとインポートが可能になり、これらのドキュメントやスプレッドシート上でのリアルタイム編集や同時進行の共同作業への即時アクセスを実現
  • ワンステップの統合により、クリーンなデータソースの信頼性を確保。バージョン管理に対応し、アプリケーションデータとドキュメントを共有する際、変換候補のレイヤーを削除

たとえば、SAP S/4HANA Cloudで作業をする財務担当者が、安全で信頼性が高く、コンプライアンスに基づいた方法で財務記録を管理する場合を考えてみましょう。担当者は、SAP S/4HANA Cloudがバージョン管理とプロセスの信頼性を備えたクリーンなデータソースを提供していることを理解した上で、標準ビジネスプロセスの一環として、GoogleドキュメントとGoogleスプレッドシートにアクセスし、ドキュメントを共同で編集することができます。

SAPのインテリジェントエンタープライズとクロスアーキテクチャー担当SVP兼責任者のフィリップ・ハーツィグ(Philipp Herzig)は次のように述べています。「GoogleドキュメントおよびGoogleスプレッドシートとネイティブ統合してほしいというご要望は、両社共通のお客様から数多く寄せられていました。今回の統合により、ビジネスドキュメント上で共同作業を行う人々のためにしっかりと準備を整え、このドキュメントとともに、最も重要なビジネスプロセスとデータをSAP®を通じて厳重に管理することができます。対応はすべてクラウドで行われます」

Google Workspaceのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのハビエル・ソルテロ(Javier Soltero)氏は次のように述べています。「ハイブリッドワークへの移行は、サイロやコラボレーションに対する障壁を生み出しかねない従来のツールにはこれ以上依存できないことを表しています。SAPとのパートナーシップ拡大を受け、密接な統合を新たに加えることで、SAPの複雑なデータセットで作業する従業員は、Google Workspaceのリアルタイムコラボレーション機能を活用できます。また、複数のチームがSAPのデータに同時にアクセスして、より効率的にプロジェクトを推進することもできます」

初回機能セットは、SAP S/4HANA Cloudの標準機能として今年中に組み込まれる予定です。SAP S/4HANA Cloudの基盤であるSAP® Business Technology Platformは、エンド・ツー・エンドのビジネスプロセスをサポートするSAPのソフトウェア全体で、緊密な統合と一貫性のあるユーザーエクスペリエンスを実現します。

以上

 

Google Cloudについて
Google Cloudは、企業のデジタル変革の加速をサポートしています。業界で最もクリーンなクラウドで、Googleの最先端テクノロジーを活用したエンタープライズグレードのソリューションを提供します。200以上の国と地域のお客様が、信頼できるパートナーとしてGoogle Cloudを選択し、成長を実現しながらビジネスに関する重要課題を解決しています。

 

SAPについて
SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com

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