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センシンロボティクスとSAPが共同で、 業務自動化統合プラットフォームSENSYN COREを提供開始 世界各国の石油、ガス、電力企業の大規模プラントの設備保全を効率化 初の日本発SAPインダストリー・クラウド・パートナー・ソリューション

プレスリリース

株式会社センシンロボティクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 CEO:北村 卓也、以下 センシンロボティクス)およびSAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下 SAPジャパン)は共同で、世界各国の石油、化学、素材、ガス、電力などの企業を対象に、これらの企業が保有する大規模プラント設備の保全を効率化する業務自動化統合プラットフォーム「SENSYN CORE(センシンコア)」の提供をSAPインダストリー・クラウド・パートナー・ソリューションとして本日開始しました。SAPインダストリー・クラウド・ソリューションは、業界のニーズに特化したソリューション群です。SENSYN COREは、初の日本発SAPインダストリー・クラウド・パートナー・ソリューションとなります。

センシンロボティクスは、2015年に創業し、労働人口の減少、設備の老朽化、自然災害の激甚化といった社会課題に対し、産業用ドローン、カメラ、スマートデバイス等を使って業務プロセス改革を支援するサービスおよびプロダクトを提供する企業です。ドローンやロボットの自律制御、取得したデータの管理、AIによる分析解析、そして誰もが簡単に使える画面デザイン、これらソフトウェアと、データを収集するドローンなどのハードウェアといったデバイスを組み合わせ、送電設備やプラント施設、建設現場などでの設備点検や作業場管理を自動化するサービス・プロダクトを開発しています。

SAP はパートナー企業と協力して、業界固有のニーズに対応する専用アプリケーションであるSAPインダストリー・クラウド・ソリューションを提供することで、コスト効果の高い変革と持続可能な成長を支援します。SAP とパートナー企業が SAP® Business Technology Platform を使用してオープンなプラットフォーム上に構築したこれらのソリューションは、既存システムと連携して投資価値をさらに高めることを目指すものです。

センシンロボティクスは、SAPのスタートアップ向けのアクセラレーションプログラム「SAP.iO Foundry Tokyo(エスエーピードットアイオー・ファウンドリー・トウキョウ)」が実施した2021年上期コホートプログラムで支援企業として採択され、2021年4月より同年7月までプログラムに参加しました。このプログラムへの参画が契機となり、SENSYN COREをSAP Business Technology Platform上で、SAPの設備保全ソリューションSAP® Asset Intelligence Networkと連携し、SAPインダストリー・クラウド・パートナー・ソリューションとして提供することになりました。

センシンロボティクス代表取締役社長 CEOの北村 卓也氏は、以下のように述べています。「新技術により、電力やエネルギー企業がより安全で効率的なオペレーションを実現できると思います。業務自動化統合プラットフォームおよびロボティクスにより、大規模プラントの点検作業の信頼性が高まり、ビッグデータや分析機能を活用して、異常個所の発見とそれへの対応のスピードを向上させ、安全性と生産性を高めることを目指します。」

SENSYN COREの概要は以下の通りです。

  1. SENSYN COREプラットフォームおよびアプリケーションサービスを活用して、SAPの設備保全ソリューションが格納されている設備情報を呼び出し、その中から点検対象となるプラント設備を選択し、その情報をSENSYN COREに連携します。
  2. 点検するプラント設備の情報をSENSYN COREに入力することで、飛行ルートが自動生成されます。そのルートをもとにドローンを飛行させて点検作業を開始し、プラント設備の点検画像など必要なデータを取得します。
  3. 取得された画像データをSENSYN CORE上で異常がないか確認し、異常個所についてのコメントを付記して、その結果をSAPの設備保全ソリューションにデータ連携させます。
  4. これにより、異常データが関係者に共有され、対応策が実施されます。つまり、デジタルとロボティクスの活用により、プラント設備の確実な点検の実現を目指します。

SENSYN COREの活用により、点検作業の省人化・自動化が可能になります。これにより、人の移動頻度が削減され、人的ミスも減少することで、サステナビリティおよび環境衛生と安全面においても便益をもたらします。

SAPグローバルシニアバイスプレジデントおよびクラウドインダストリープログラムの責任者であるKai Finckは、以下のように述べています。「SAPのパートナー企業はインダストリークラウドの取り組みに不可欠な要素です。SAPインダストリークラウドは、オープンなAPI、プロセス、データモデル、クラウドネイティブなテクノロジーを備え、特定の業界に特化したイノベーションを醸成するのに有用です。変化するビジネスニーズに迅速に対応しようとしている企業や企業間のビジネスネットワークを対象に次世代のビジネスモデルを創造しようと検討しているセンシンロボティクスのようなパートナー企業には魅力的なものとなっていると思います。」

以上


センシンロボティクスについて

センシンロボティクスは『ロボティクスの力で、社会の「当たり前」を進化させていく。』をミッションに掲げ、企業や社会が抱える課題を、ドローンをはじめとするロボティクス技術で解決する社会インフラDXのリーディングカンパニーです。
設備点検・災害対策・警備監視・現場管理など、業務における「労働力不足・ミス防止・安全性の向上・時間・コスト」や災害発生時の迅速な対応など企業や社会が抱える様々な課題を解決するためのテクノロジーとソリューションを提供しています。
豊富なプロジェクト実績で得られたノウハウを活用し、シナリオ策定から実証実験、実業務への定着化まで一気通貫で支援、老朽化する産業インフラや社会インフラの点検や、少子高齢化による労働人口の減少、激甚化する災害対策といった社会課題の解決を目指します。
https://www.sensyn-robotics.com/

 

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。SAPは、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えており、世界中の商取引売上の87%は、SAPのお客様によって生み出されています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中でき、持続可能な成長を実現する企業のあり方である「サステナブル・インテリジェント・エンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

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