(本リリースは、5月27日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE: SAP)は本日、世界有数の大手化学企業であるBASF社が、SAP S/4HANA® Cloud Private Editionを基盤としたデジタルトランスフォーメーション(DX)を開始したことを発表しました。

SAPの長年のお客様であるBASF社は、同社の大規模システムにSAP S/4HANA® Cloudを統合し、オンプレミス管理の複雑さを軽減するため、ハイブリッドなシステム環境への移行を決定しました。クリーンコア戦略に基づき、今後追加されるカスタマイズや機能拡張はクラウド上で実装される予定です。これにより、長期的観点から見ると、システムの保守や運用がよりシンプルになります。

BASF社は、最新のAI技術やサステナビリティソリューションを活用するために、SAP S/4HANA Cloud Private Editionを導入しました。SAP S/4HANA Cloudに移行したシステムは第一弾がすでに稼動しており、今後、残りのシステムが完全に実装されれば、BASF社は業務の効率化、リアルタイムなデータ分析、意思決定能力の向上、および変化する市場ニーズに迅速に対応できる柔軟性の獲得というメリットを享受することができます。同社は、SAP SuccessFactors®ソリューションにおける最初のユースケースとして生成AIアシスタント「Joule」の活用を開始していますが、コア業務プロセスにおいても評価を進めています。

SAP SEのカスタマーサービス&デリバリー担当でエグゼクティブ・ボード・メンバーのトーマス・ザウアーエシッヒ(Thomas Saueressig)は、次のように述べています。「BASF社のDXプロジェクトにパートナーとして参画できることを大変光栄に思います。BASF社はSAP S/4HANA Cloudの導入により、将来の成長とイノベーションに向けて強固な基盤を構築することができます。クリーンコアと標準化されたプロセスを活用することで、BASF社は、今日のダイナミックなビジネス環境において成功するために必要な俊敏性とレジリエンスを得ることができるでしょう」

以上

 

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