(本リリースは、10月27日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は、ライブエンターテインメントの世界的リーダーであるシルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループが、債務管理業務の合理化を支援する「AI搭載請求書アシスタント」を導入したことを発表しました。
SAP® Business AIとSAP® Business Technology Platform上に構築されたこのアシスタントは、応答時間の短縮、サプライヤーエクスペリエンスの向上、多言語対応による円滑な自動化を実現します。
世界中の都市で 38 のショーを展開し、80 カ国から集まった約 4,000 人のアーティストとスタッフを擁するシルク・ドゥ・ソレイユの事業は、そのパフォーマンスと同じくらいダイナミックです。年間 70,000 件を超えるサプライヤーからの請求書を管理しており、特に常設公演でのツアー・サポート・ベンダーからの請求書処理が多く、債務管理部門の負担を増大させています。問い合わせの40% 近くが請求書ステータスの更新を求めるベンダーからのもので、こうした問い合わせは、可視性が低く、手作業による処理のため、対応が遅れることが多くありました。
この課題に対処するため、シルク・ドゥ・ソレイユは SAP Business AIを導入しました。新しい AI搭載請求書アシスタントでは、請求書関連メールに対するトリアージとレスポンスのプロセスを自動化します。受信したあらゆる言語のメッセージを分析し、依頼内容を識別、請求書情報を抽出して、各請求書のステータスを判定します。さらにメールのセンチメントを検出して、注意が必要な問い合わせを優先順位に処理します。その後、英語とフランス語で提案応答が生成し、1件あたりの平均処理時間を30 分からわずか 2 分に大幅に短縮しました。
シルク・ドゥ・ソレイユ・エンターテインメント・グループの情報技術担当バイスプレジデントを務めるフィリップ・ラルミエール(Philippe Lalumière)氏は次のように述べています。「請求書の支払状況とその理由を特定する作業は、非常に時間のかかるものでした。効率的な方法を模索していた私たちに、SAP Business AIは驚異的な力を発揮してくれたのです」
この AI 搭載アシスタントは、SAP HANA® Cloud を活用し、受信メールから抽出した構造化データを分析結果や生成された応答とともに格納・処理します。SAP® AI Coreの基盤は、インテリジェントな自動化をサポートし、請求書アシスタントが支払遅延の緊急性、センチメント、および根本原因を検出できるようにします。これらの機能により、手作業による負荷は大幅に軽減され、サプライヤー満足度が向上しました。
SAP SE の最高技術責任者兼最高 AI 責任者を務めるフィリップ・ヘルツィヒ (Philipp Herzig) 博士は次のように述べています。「シルク・ドゥ・ソレイユとのこの変革のジャーニーにおいて、テクノロジーが業務を合理化し、組織が本来の強みである “忘れられない体験の提供” にさらに集中できるようになる姿を見るのは非常に感動的です。これは、データと AI が創造性と効率性の両方を引き出す完璧な事例です」
主なメリットは以下のとおりです。
- 効率性:自動化により従業員の時間が解放され、応答率が向上
- 正確性:AI がヒューマンエラーを最小限に抑え、契約に準拠した支払いを遅延なく実施
- 多言語サポート:バイリンガル機能により、シルク・ドゥ・ソレイのグローバルなサプライヤーベース全体に対応
- スケーラビリティ: 請求書アシスタントが追加リソースなしで大量の請求書に対応
- エクスペリエンスの向上:標準化されたタイムリーな対応でサプライヤーとの関係を強化
このイノベーションにより、シルク・ドゥ・ソレイユはライブパフォーマンスの世界だけでなくオペレーショナルエクセレンスの領域でもリードし続けています。この変革の中で、SAP は信頼できるパートナーとして、俊敏性と即応性を維持しながら、同社のグローバルな事業拡大を後押しします。
以上
SAPについて
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