SAPとMicrosoft 社が SAP Business Data Cloud Connect for Microsoft Fabricのローンチによりビジネスインサイトの取得と AI イノベーションを加速化

フィーチャー

(本記事は、11月18日に本社で掲載されたものです)

本日サンフランシスコで開催されたイベントMicrosoft Igniteで、SAPとMicrosoft社は、SAP Business Data Cloud (SAP BDC) Connect for Microsoft Fabric の提供開始に伴い、長年のパートナーシップを拡大する計画を発表しました。

この新しい機能により、Microsoft Fabricとの双方向ゼロコピー共有が実現し、セマンティックリッチなSAP データ製品へのアクセスがシンプル化され、企業は高度な分析と AI のための信頼できるビジネスインサイトに即座にアクセスできるようになります。

SAP SEのSAP Product Product & Engineering 担当エグゼクティブ・ボード・メンバーを務めるムハンマド・アラム(Muhammad Alam)は次のように述べています。「Microsoft 社とのパートナーシップを強化し、より大きな価値をお客様にご提供できることを楽しみにしています。SAP® Business Data Cloud と Microsoft Fabric を緊密に連携させることで、お客様はデータのパワーをシームレスに活用し、AI とアナリティクスを通じて真のビジネス価値を生み出すことができます」

Microsoft社のCloud & AI担当エグゼクティブバイスプレジデントのスコット・ガスリー(Scott Guthrie)氏は次のように語っています。「業種を問わずさまざまな組織が、オペレーション、アナリティクス、アプリケーションのデータを統合することで、AIトランスフォーメーションを加速しています。SAP Business Data Cloud と Microsoft Fabric は、お客様がより迅速に行動し、よりスマートな意思決定を行い、インサイトを実際のビジネス成果に変えられるよう支援するアナリティクスと AI にとって信頼できる基盤を提供します」 

企業データの真の可能性を解き放つ

SAP BDC Connect for Microsoft Fabric は、データ複製の遅延なく、SAP データ製品に大規模に、安全に、そして迅速にアクセスできるようにすることで、組織が自社のデータやアプリケーションをフル活用できるよう支援します。

SAP Business Data Cloud と Microsoft Fabric 間の双方向のゼロコピー共有により、これまではデータのコピーを移動したり管理したりする必要があったユースケースをシンプルに実現できるようになります。SAP データ製品は、Microsoft Fabric の AI 対応データレイクである Microsoft OneLake にシームレスに統合される予定です。Microsoft OneLake で共有されるデータセットも SAP BDC で利用可能になり、インテリジェントアプリケーションの補完に活用できるようになります。

Microsoft Fabric のデータエンジニアリング機能、データウェアハウジング機能、Power BI 機能を活用することで、組織は SAP データをより広範なエコシステムと効果的に統合して、企業データの統一された基盤を確立することができます。また、Microsoft AI Foundry への OneLake 統合により、お客様は AI アプリケーションの構築に SAP データを活用できるようになります。OneLake は Microsoft 365 に組み込まれているため、何億ものユーザーが Excel や Teams などの毎日使用するアプリケーションを通じて SAP データに安全にアクセスできます。 

SAP Microsoft Fabric でビジネスインサイトの取得と AI 活用を加速化

SAP BDC Connect for Microsoft Fabric は、インサイトのスピーディな取得と AI 戦略の迅速化に役立つ統一されたデータ基盤を実現します。この双方向統合により、お客様は以下のことが可能になります。

  • ハーモナイズされた SAP データと非 SAP データに基づいて、セマンティックリッチなデータ基盤を構築
  • Microsoft Power BI で Copilot を使用して、自然言語による高度な分析や企業データとの対話が可能に
  • Fabric データエージェント、Copilot Studio、および AI Foundry を活用して、基幹業務データに基づくインテリジェントな AI アプリケーションやエージェントを開発
  • 企業データの統合と生産性向上のためのプラットフォームにより、ビジネスユーザーにシームレスなエクスペリエンスを提供する、Microsoft 365 Copilot と Joule 間のマルチエージェントコラボレーションを実現

一般提供

SAP Business Data Cloud Connect for Microsoft Fabric は、2026 年第 3 四半期に一般提供される予定です。


イルファン・カーン (Irfan Khan) は SAP Data and Analytics 担当プレジデント兼最高製品責任者です。
アラン・ウラグ (Arun Ulag) 氏は Microsoft 社の Azure Data 部門プレジデントです。