(本記事は、12月1日に本社で掲載されたものです)

オーシャンクリーンアップ(The Ocean Cleanup) は現在、内部プロセスの改善、世界各国とのコラボレーションの効率化、さらなる成長のためのスケールアップを目指し、SAP® S/4HANA Cloud Public Edition の実装を進めています。

この取り組みは、組織のグローバルなミッションを支えるために不可欠なデジタルトランスフォーメーションの一環です。

オーシャンクリーンアップ は、河川や海洋におけるプラスチック汚染の削減に注力し、国際的に活動する急成長中の団体です。これまで、すでに 4,000 万キログラム以上の廃棄物を回収しています。

その挑戦は止まることなく、同団体は 2040 年までに浮遊する海洋プラスチックの 90%を除去し、90 の河川都市でプラスチック汚染を浄化することを目指しています。これを実現するには、活動規模を大幅に拡大し、世界中の河川や海洋でさらなる展開と設備の設置が必要となります。 

柔軟な成長

オーシャンクリーンアップにとって、グローバルなプロセスを適切に管理し、国際的な活動を支えるためには、近代的で拡張性の高いシステムの導入が急務でした。その結果、オランダの非営利団体である同組織は、既存システムを SAP S/4HANA Cloud Public Edition に置き換える決断をしました。

この最新の ERP プラットフォームは、容易な拡張性を備え、プロセスやプロジェクト、国際活動の拡大に柔軟に対応できるため、オーシャンクリーンアップの成長目標達成を強力に後押しします。

グローバルコラボレーションには、強固な基盤が不可欠です。例えば、財務チームは資金提供者と緊密に連携し、国際プロジェクト間で寄付を最適に配分する必要がある一方、プロジェクトチーム、エンジニア、およびデータアナリストは、世界中の河川や海洋への取り組みにおけるテクノロジー、計画、予算を日々調整しています。

オーシャンクリーンアップ のシニア・パートナーシップ・マネージャーであるアウレリア・フェラーロ(Aurelia Ferraro)氏は次のように述べています。「チーム間の完璧な連携は不可欠です。私たちは一丸となって、プラスチック回収に取り組んでいます。このシステムは、その連携を支え、新たな課題にも迅速に対応できるようにしてくれます」

さらにフェロー氏は続けます。「私たちは飛躍的に成長しています。社内プロセスはますます複雑化し、事業はさらに多くの国々へと拡大しています。SAP S/4HANA は、その複雑さを管理できる理想的なシステムです」

同氏は、この DX が単なるテクノロジー導入にとどまらないことを強調しました。「変化とイノベーションは常に複雑ですが、私たちは変化には慣れています。コミュニケーションとトレーニングに多くのエネルギーを注ぐことで、円滑な SAP 導入を実現しています」

迅速な導入と構成

オーシャンクリーンアップの導入パートナーである Scheer Nederland 社の戦略的アドバイザー、ヨスト・ファン・ランクフェルト(Joost van Lankveld)氏は、導入のサクセスファクターについて次のように述べています。「私たちは オーシャンクリーンアップと協力し、段階的に導入を進めています。SAP の 80-20 Fit-to-Standard アプローチにより、短期間での導入が可能となりました。その後、オーシャンクリーンアップのニーズに合わせて段階的にGo liveを計画しています」

導入は、SAPが推奨するオランダ国内 5 法人における”ERPの2Tier階層モデルの導入と段階的なスコープ導入、つまり財務管理モジュールと購買モジュールからスタートしました。今後は、複雑な河川・海洋プロジェクトに関するインサイトを提供するプロジェクト管理モジュールや、ロジスティクスモジュールへと拡大していきます。オーシャンクリーンアップは、2025 年末までに SAP S/4HANA への移行を完了する予定です。

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パトリシア・ビュータース (Patricia Bueters)は、SAP Benelux(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)担当の統合コミュニケーション・シニア・マネージャーです。