テクノロジーを用いて市民の声に耳を傾け、市民の声に基づいた政策の立案を目指す
SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)と、クアルトリクス合同会社(本社:東京都千代田区、カントリーマネージャー:熊代 悟、以下 クアルトリクス)は、我孫子市が、日本の自治体として初めてクアルトリクスの「Qualtrics CustomerXM™」を活用し市民向け調査を開始したことを発表します。SAPジャパンは、政府が2020年5月に国民1人当たり10万円の特別定額給付金の支給を決定した際、「SAP® Cloud Platform」を用いて開発した、住民自らが申請受付状況や給付金振込日をWebサイトから確認できるようにする「特別定額給付金問い合わせWebサービス」を地方自治体に無償提供しました。我孫子市は、このサービスを利用したことでテクノロジーの活用が大幅な業務効率化をもたらすことを実感し、市民満足度調査にテクノロジーを活用することを決定しました。
緑に恵まれ都心へのアクセスも良い我孫子市は、首都圏へ通勤する人々の住宅地としても人気があり、現在約13万人の人口を抱えています。近年は、充実した子育て支援策や治安の良さが評価されており、子育て世代からも注目されています。しかし、日本が人口減少社会へ突入し、生産年齢人口の減少による地域の活力や機能の低下、歳入の確保と財源の創出、高齢人口の増加による医療や介護など社会保障関係費の増加など、地方行政でも様々な課題も抱えています。このような状況において、我孫子市は持続可能なまちづくりを実現するために、人口の規模やその構成に応じた施策を展開するとともに、これまで以上に子育て世代の定住化等を促し、バランスの取れた人口構成を目指していくことが重要と考えています。我孫子市ではこのような施策づくりに役立てるため、平成27年から約300名の「我孫子eモニター」を募集し市民の声を聴く調査を実施していましたが、メールや紙の配信や調査結果の集計・分析には莫大なマンパワーを要していました。そこで、Qualtrics CustomerXMを活用して市民満足度を調査することしました。テクノロジーを活用することで業務の効率化を図ると同時に、分析が今後の政策を決定する上で有益な情報となるか、また偏りなく様々な属性の市民から回答が集まるかなどを確認し、今後の調査のあり方を改善していく予定です。
我孫子市 企画財政部長 渡辺健成様のコメント
「市民がどのようなまちづくりを望んでいるか?市の施策に満足しているか?民間企業の顧客満足度調査に代表されるサーベイは、我々地方自治体には馴染みのないものでした。しかし、定住化の促進や地域の活性化を図り、魅力あるまちづくりを目指すためには、市民に寄り添い、ニーズを的確に捉え応えることが非常に重要になると考えています。Qualtrics CustomerXMを導入することで、アンケートの作成・配信・分析まで一貫して行うことができ、また、優れた分析機能で、子育て世代のニーズや市の強み・弱みを掴むことが可能となります。これらは効率的・効果的な行政運営の推進にも役立つことを期待しています。」
クアルトリクス合同会社 カントリーマネージャー熊代悟のコメント
「我孫子市の「市民のみなさまの声を聞き、市民のみなさまの望むまちづくりやより良い施策に活かす」取り組みにQualtrics CustomerXMを活用いただけることを大変嬉しく感じております。今回の取り組みの中で、Qualtricsの「単に声を聞くだけではなく、簡単に高い精度の統計分析を行いアクションに活かせる」特徴をぜひご活用いただきたいと考えております。我孫子市の政策立案の高度化、ひいては市民のみなさまの生活向上に向け、微力ながら弊社も全力で支援させていただきたいと考えております。」
■我孫子市について
千葉県の北西部に位置し、北は利根川、南は都心から一番近い天然湖沼「手賀沼」にはさまれており、細長い馬の背状の土地が特徴です。南北延長は最長部で約4キロメートル、東西延長約14キロメートル、面積はおよそ43.15平方キロメートルです。江戸時代には江戸と水戸を結ぶ水戸街道の宿場町として栄えた歴史ある街です。また、明治後期から大正期にかけては、利根川や手賀沼の風光明媚な景観に魅せられて、柔道家の嘉納治五郎や白樺派の志賀直哉、武者小路実篤など多くの文化人がこの街に住居や別荘を構えました。昭和40年代から宅地開発等で市街化が急速に進み、現在の市域を形成しています。豊かな水と緑に恵まれ、都心から約40キロメートル、常磐線で上野から35分の近距離にあることから、首都圏へ通勤する人々の住宅地としての役割がおおきくなっています。近年は、充実した子育て支援策や治安の良さが評価されており、子育て世代からも注目されています。
■クアルトリクスについて
クアルトリクスは、企業や組織のエクスペリエンス・データ (X-data™)の収集から管理・分析、およびそのデータに基づくアクションに至るまでを同じプラットフォームで運用を行うテクノロジープラットフォームです。Qualtrics XM Platform™は、チーム、部門、組織全体がビジネスに欠かせない顧客、製品、従業員、ブランドという4つの主要なエクスペリエンスを一つのプラットフォームで管理するのみならず、アクションへつなげるシステムです。世界中の大企業13,000社超に、継続して人々に愛されるプロダクトの提供や、より多くのロイヤルカスタマーの獲得や、素晴らしい従業員文化の創造、あるいはアイコンとなるブランドを創るためにクアルトリクスを利用いただいております。顧客の中にはフォーチュン100企業の85%以上、米国のトップ100ビジネススクールの99校が含まれます。詳細と無料アカウントについては、www.qualtrics.com をご覧ください。
■クアルトリクス合同会社について
クアルトリクス合同会社は、2018年に国内で事業を開始した、Qualtrics LLC(本社: 米国ユタ州プロボ)が100%出資する日本法人です。
所在地 :東京都千代田区丸の内1-6-5 丸の内北口ビルディング9階
代表者 :熊代 悟
事業内容:日本におけるクアルトリクス 製品の販売・サポート・導入支援
URL : www.qualtrics.com/jp/
■SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan )
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