SAP Japan プレスルーム

SAP HANA® Cloudに新しいサービスを追加、 データ管理規制の厳しい企業向けに低TCOを実現

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、SAP HANA® Cloud内で、SAP® ASE(Adaptive Server Enterprise)、SAP® Replication Server、SAP® IQのクラウドサービスが利用可能になったことを発表しました。これにより、お客様は、金融サービスや電気通信などのデータ集約型で規制の厳しい業界で、増え続けるトランザクションデータと分析データをクラウドで処理することができます。

今回追加されたSAP HANA Cloudの新しいサービスは、SAP® Business Technology Platformのコアコンポーネントであり、拡張性と柔軟性、オンデマンドのプロビジョニング、使用量ベースの価格をサポートする、高性能でクラウドネイティブなデータ管理環境をユーザーに提供することを目的としています。

このSAP HANA Cloudの最新リリースにより、信頼性が高く実績豊富なSybaseのデータ管理ソリューションを使用している金融サービス企業を含む多くのお客様に対して、システムをクラウド内で柔軟に拡張し、プロセッシングパワーとストレージに関わるインフラストラクチャーコストをより適切に管理することが可能になります。

SAP ASEの信頼性とパフォーマンス、SAP IQの拡張性の高い大量データ管理機能、SAP HANAによる高度な分析機能を活用したアプリケーションを1つのシンプルなSAP HANA Cloud上で構築できるので、複雑性やインフラストラクチャー管理コストを大幅に低減することができます。

SAP HANA Cloudサービスは、今年度末までには、Amazon AWS、Microsoft Azure、 AliCloud、Google Cloud Servicesにデプロイメント可能になり、クラウドサービスプロバイダーの選択肢をお客様に提供します。

SAP HANA Database & AnalyticsのプレジデントであるIrfan Khan(イルファン・カーン)は、以下のように述べています。「新しいSAP HANA Cloudサービスは、最高レベルのセキュリティと稼働時間を維持しながら、クラウドへの移行を検討しているお客様にとって最適なクラウドサービスです。お客様は既存のシステムランドスケープをSAP HANA Cloudへ移行・拡張することによって、より高速なプロビジョニング、柔軟で拡張性の高いクラウドの品質、ハードウェアインフラストラクチャーも含めた完全に管理されたDatabase-as-a Service、そして使用量ベースの価格というメリットを享受できます。これによって、運用管理コストとTCO(総所有コスト)の大幅な削減につながります。また、オンプレミスからSAP HANA Cloudへ移行することで、SAP HANAやSAP Business Technology Platformを活用した継続的なイノベーションが実現可能になります」

SAP HANA Cloud, SAP Adaptive Server Enterpriseサービス
SAP Adaptive Server Enterpriseとそのレプリケーション機能は、パフォーマンスとセキュリティが最重要であるお客様や業界向けの高速なトランザクションの大量処理に優れていることが実績で証明されています。金融業界では、ミッションクリティカルなグローバルトレーディング、リスク分析、さらにはトレードライフサイクル全体をサポートするために使用されています。通信業界では、通話やお客様の契約データの処理に使用されています。SAP HANA CloudのSAP ASEサービスは、オンプレミス版との互換性が高いため、お客様はこれまでの投資を継続利用することができます。また、この新しいクラウドサービスは、標準SQLベースのアプリケーションの利便性も維持しているため、他のデータベースからSAP HANA Cloudを使用したアプリケーションへの移植も迅速かつ容易に行うことができます。

SAP HANA Cloud, Data Lakeサービス
SAP HANA CloudのビルトインコンポーネントであるData Lakeサービスは、ペタバイトスケールの大量データを格納、分析するために使用されています。SAP IQの実績で証明されたData Lakeスケールテクノロジーで構築されているため、大量のデータを高速かつ効率的にクラウド内に格納し、クエリの実行が可能です。格納されている全てのデータに対して、容易に高性能な分析処理を実行できることがData Lakeの強みです。今回のアップデートにより、既存のオンプレミスのSAP IQデータベースとの完全な互換性が提供され、SAP HANAデータベースサービスを介さずに直接Data LakeをSAP IQとして利用できるようになったことで、お客様は既存のヒストリカルデータの価値を継続して得ることができます。

SAPはSAP® Database Migration Factoryを含め、高度にシンプル化し、最適化したクラウドへのマイグレーションパスをお客様に提供しています。SAP HANA CloudはSAP HANA Cloudトライアルからも利用可能です。Early adopter programについてはSAP営業にお問い合わせください。SAP HANA CloudおよびSAP Business Technology Platform上で稼働するソリューションを含め、SAPおよびパートナーソリューションをSAP Storeより、ご購入いただけます。

以上

 

SAPジャパンについて
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPの戦略は、あらゆる企業がインテリジェントエンタープライズになるよう支援することです。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを経由しており、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェア市場のリーダーとして、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術により、従業員がより価値の高い成果に集中できる企業のあり方である「インテリジェントエンタープライズ」へとすべての企業が変革できるよう支援することを戦略に掲げています。さらに、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。( www.sap.com/japan

Copyright © 2021 SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved.

SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

モバイルバージョンを終了