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SAP S/4HANA Cloudを採用事例

2023 年の米国サプライチェーンの状態を最新リサーチで予測

(本リリースは、10月24日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)が発表した新しい調査結果によると、米国の企業は、かつてないサプライチェーンの問題や混乱に何年もかけて取り組んできましたが、上級の意思決定者は、この問題がまだ終わっていないと考えていることが明らかになりました。

調査回答者の半数以上(52%)が、サプライチェーンのさらなる強化が必要だと考えており、約半数(49%)が、現在のサプライチェーンの問題は 2022 年末まで続くと予測しています。回答者の 3 分の 1 は、この問題が 2023 年の夏の終わりまで続くと述べています。その理由は、以下のとおりです。

サプライチェーンの問題の主な要因は世界的な政情不安

ビジネスリーダーは、現在、サプライチェーンの問題を引き起こしている第一の要因として、世界的な政情不安(58%)、原材料不足(44%)、燃料費とエネルギーコストの高騰(40%)を挙げています。主な要因として、インフレを挙げたのは 31% のみでした。

今後に目を向けると、2023 年に生じるサプライチェーンの混乱のうち、ビジネスリーダーが考える上位 3 つは以下のとおりです。

  • 国内(米国)で原材料が入手しにくくなる(50%)
  • 新規住宅着工の減速(44%)
  • ドライバー不足による公共交通機関の混乱(44%)

 パンデミックで失った収益を取り戻そうとすると、コストの問題が付きまとう

パンデミックの間に激変した消費者の購買行動に備えていなかった企業は、結果として、財政的な負担を感じるようになりました。ビジネスリーダーの約半数は、パンデミックが始まって以来、サプライチェーンの問題による財務上の影響をいくつか確認しています。

  • 減収減益(58%)
  • 事業資金の融資など、新しい財政対策の必要性(54%)
  • 給与支払い不能(50%)
  • 賃貸料の支払い不履行(42%)

サプライチェーンの問題による超過コストに対応するため、多くのビジネスリーダーが、昇給や新規採用の凍結(61%)やスタッフの雇用削減(50%)を検討せざるを得なかったと回答しています。製品やサービスの値上げを選択したのは 41% のみです。

サプライチェーンの問題による 2022 年ホリデーシーズンへの影響

2021 年のホリデー商戦は、サプライチェーンが限界を超えながら何とかもちこたえ、通常とはまったく異なる様相でした。多くの企業はすでに準備を始めていますが、どうすれば今年はうまくいくのか、未だに疑問を抱えています。

まずは消費者について見ていきましょう。米国の消費者 1,000 人を対象とした SAP の別の調査によると、購買の決定において考慮する要素の 1 位に約半数(45%)が価格を挙げており、価格を 3 位以内に挙げる回答者は実に 73% にも上ります。消費者は、インフレによるコスト上昇と予測される不景気を危惧しており、ホリデー商戦の支出予算削減を計画する人が 65% に上るのも無理はありません。54% がホリデーギフトの購入はインフレの影響を受けると考えており、39% がオンライン購入の拡大を検討しています。

ビジネスリーダーによるオンラインショッピングのトレンド予測では、昨年と比較して、今シーズンの e コマース取引量が増加すると考える回答者は 73% でした。自社の製品を販売するために、ビジネスリーダーは、以下のような差別化項目を実現しようとしています。

  • 迅速な納品(64%)
  • 卓越した顧客サービス(57%)
  • 製品在庫の充実(52%)
  • 持続可能性認証(47%)
  • 値引き(42%)
  • 国内(米国内)生産(38%)

今後に備えてサプライチェーンを強化

どの組織も、サプライチェーンにはある程度の改善が必要だと述べており、将来の混乱への備えとサプライチェーンの強化に向けて大変革を実施しています。ビジネスリーダーは以下の計画を進めています。

  • 新しいテクノロジーを導入して課題を克服する(74%)
  • 不測の事態への対処計画を新たに策定する(67%)
  • 国内(米国内)ベースのサプライチェーンソリューションを優先する(60%)
  • 環境に配慮した新しいサプライチェーンソリューションを見つける(58%)

企業の約 3 分の 2(64%)は、サプライチェーンを「ジャストインタイム」方式から「ジャストインケース(万が一への備え)」方式へと移行し、保管する在庫量を増やしています。実際、米国はこの方法で、想定される今年のサプライチェーン危機を克服する必要がある、と考える企業は 63% に上ります。

Why Most Businesses Want to Beef Up Their Supply Chains

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Why Most Businesses Want to Beef Up Their Supply Chains

多くの企業がサプライチェーンを強化したいと考える理由

SAP SE カスタマーサクセス担当エグゼクティブボードメンバーのスコット・ラッセル(Scott Russell)は、次のように述べています。「『ジャストインケース』への移行によって、在庫を多めに保管し、顧客の需要に応えることができますが、同時にコストも増加します。サプライチェーンの管理は、常にバランスを取る活動です。この数十年間、ジャストインタイム方式によって、回復力の代わりに効率と低コストを手に入れてきましたが、これによってサプライチェーンはもろくなってしまいました。今回のパンデミックと、これに関連して雪だるま式に発生した混乱によって、サプライチェーンのもろさが露呈し、各組織は回復力に再び注目するようになりました。とはいえ、特に現在の経済環境では、依然としてコストも重要な要素です。テクノロジーを活用して取引パートナー間のコラボレーションをリアルタイムに実現すれば、うまくバランスを取ることができるでしょう」

SAP は、グローバルに分散する業務の可視性を高め、取引パートナーとのより良いコラボレーションを実現し、リスクに対する知見を提供して、企業が需要に応え、持続可能な事業を展開できるよう支援します。

ここで重要なのがビジネスネットワークです。SAP Business Network を活用してサプライチェーンの回復力を強化する方法について、詳しくは sap.com/businessnetwork をご覧ください。

調査結果は、2022 年 8 月後半から 9 月前半にかけて実施された調査に基づいています。調査対象者は、米国に拠点を置く企業でロジスティクスおよびサプライチェーン戦略を担当する上級意思決定者 400 名です。企業規模は、中小企業、中堅企業、大企業とさまざまです。

以上

SAPについて
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