ガートナー社がこのたび発表した 2023 Magic Quadrant for Data Integration Tools(データ統合ツール分野のマジック・クアドラント)にて、SAP が 16 年連続でリーダーに選ばれたことを、ここにご報告いたします。
SAP Datasphere を実際に使ってみる
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真のデジタルトランスフォーメーションを実現するためには、企業はミッションクリティカルなビジネスデータに、その保存場所にかかわらずシームレスにアクセスできることが必要です。しかし、クラウドとオンプレミスに分散したアプリケーションやシステムで構成されるデータランドスケープでは、企業はデータの抽出、再構築、統合に膨大なリソースを費やさねばなりません。
企業は、適切なデータ統合ツール/戦略を活用することで、データ資産の検出、接続、統合、管理、編成を容易に行うことができます。SAP が提供するデータ統合オファリングでは、信頼性、関連性の高いタイムリーな情報が提供されるので、データランドスケープをシンプル化し、ビジネスデータのパワーを解き放つことができます。SAP の主なソリューションには SAP® Datasphere、 SAP® Data Intelligence Cloud、 SAP® Data Services、 SAP® Integration Suite があります。これらは、SAP® Business Technology Platform (SAP® BTP) に含まれるソリューションです。
ガートナー社は 21 社のベンダーを評価し、当社の「実行能力」と「ビジョンの完全性」に基づいて SAP をリーダーに選出しました。今回の評価は、お客様企業にワールドクラスのデータ統合ツールを提供するという SAP の継続的なコミットメントが認められたものと私たちは考えています。
本グラフィックは調査資料全体の一部分として Gartner, Inc. が発行したものであり、資料全体の文脈の中での判断・評価を目的としています。ガートナー社の資料をご希望のお客様は SAP までお問い合わせください。
ビジネスデータのパワーを解き放つ
より良い意思決定のために、インテリジェントで関連性が高く、文脈に即したインサイトを得ようとすれば、データ統合が必要です。ただし、適切なデータ管理アプローチおよびそのテクノロジーがなければ、企業はデータの統合、処理、キュレーション、管理、強化において苦しい戦いに直面することになります。
SAP は現在、従来のデータファブリックを超えた、ビジネスデータファブリックというアプローチを採用しています。ビジネスデータファブリックとは、基盤となるデータランドスケープ上に、統合されたセマンティックリッチなデータ層を提供するデータ管理アーキテクチャーです。このアプローチでは、複製の必要なくデータへのスケーラブルなアクセスをユーザーに提供することができます。
また、データの抽出と複製によって失われるビジネスコンテキストを再構築する必要がありません。これによりユーザーは、データの保存場所や設計方法に関係なく、常にデータの全体像を把握できるため、信頼と確信を持ってスピーディに意思決定を実行できるようになります。
SAP Datasphere とそのオープンデータエコシステムは、ビジネスデータファブリックの基盤であり、どんな組織でも、ビジネスのコンテキストとロジックはそのままに、意味のあるデータをあらゆるデータコンシューマーに提供できるようになります。SAP Datasphere をご利用いただくお客様は次のことが可能になります。
- 信頼性の高いデータにアクセス:SAP® アプリケーションのセマンティック定義と関連付けを自動的に再利用し、価値実現までの時間を短縮します。
- すべてのデータプロジェクトを強化:異種混在のデータを多様なデータランドスケープのビジネスセマンティックモデルに統合します。
- データランドスケープをシンプル化:データの場所を問わず、ハイブリッド環境とクラウド環境のすべてのデータにアクセスできます。
SAP Datasphere は、データ統合、データカタログ、セマンティックモデリング、データウェアハウジング、データフェデレーション、データ仮想化において統一したエクスペリエンスを提供するので、データ担当者は、ビジネスコンテキストとロジックを保持したまま、信頼性の高いビジネスデータをデータランドスケープ全体に容易に配信できるようになります。
SAP Datasphere のローンチ以降、このテクノロジーを活用してイノベーションを起こされているお客様は数多くいらっしゃいます。例えば、Messer 社の CIO であるデビッド・ジョンストン (David Johnston) 氏は、SAP Datasphere について次のように語っています。「ビジネスデータファブリック・アーキテクチャーであれば、私たちが思い描いていたシームレスかつセルフサービスな方法で、SAP データと非 SAP データを統合することが可能です。SAP Datasphere は、SAP と非 SAP、クラウドとオンプレミスのデータソースをカバーする調和された層(ビジネスデータファブリック)を作るソリューションを提供してくれるので、今まで当社が投資してきた SAP、Microsoft Azure、Salesforce、Oracle を最大限活用することができるのです」
次のステップ
16 年以上もの間、SAP のデータ統合ツールは、企業の分散されたデータ資産から実用的なビジネスインサイトを生み出す支援を行ってきました。そして今、ビジネスデータファブリックという次なるステップに進むときがやってきました。ぜひ SAP にそのお手伝いをさせてください。
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- 2023 Gartner Magic Quadrant for Data Integration Tools レポートを読む
カイザー・ラーセン (Kaiser Larsen) は、SAP のデータおよびアナリティクス担当バイスプレジデントです。
Gartner, Magic Quadrant for Data Integration Tools, Ehtisham Zaidi, Robert Thanaraj, Sharat Menon, Thornton Craig, Roxane Edjlali, Michele Launi, 2023 年 12 月 4 日
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