（本リリースは、2月11日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です）
SAP SE (NYSE: SAP) のスーパーバイザリー・ボードは、ペッカ・アラ・ピエティラ (Pekka Ala-Pietilä) 氏をスーパーバイザリー・ボードの新メンバーに立候補させ、現会長ハッソ・プラットナー (Hasso Plattner) 工学博士の後任に指名しました。アラ・ピエティラ氏は、次の年次総会で 2 年間の任期で選挙に立候補し、選出されれば会長に就任します。
SAP のスーパーバイザリー・ボード会長にはプニート・レンジン (Punit Renjen) 名誉博士が任命されていましたが、会長職の役割に対する見解の相違により、SAP と博士は別々の道を歩むという合意にいたりました。よって、プニート・レンジン名誉博士は、2024 年 5 月 15 日の SAP 年次総会の終了をもって、SAP のスーパーバイザリー・ボードの任務を辞任することとなりました。
ペッカ・アラ・ピエティラ氏（67 歳）は、欧州のイノベーションとテクノロジーの分野で輝かしい実績を持ち、SAP の継続的な変革を成功に導いていくのにふさわしい人物です。1999 年から 2005 年まで Nokia 社の社長を務め、2002 年から 2021 年まで SAP のスーパーバイザリー・ボードのメンバーでした。2018 年から 2020 年まで EU 委員会の人工知能に関するハイレベル専門家グループ (High-Level Expert Group on Artificial Intelligence) の会長を、2017 年から 2019 年までフィンランドの人工知能プログラム (Artificial Intelligence Program) の会長を務めました。現在は、ロケーションインテリジェンスを提供するオランダの多国籍企業 HERE Technologies 社のスーパーバイザリー・ボードの会長など、複数の欧州企業で取締役を務めています。また、タンペレ工科大学 (Tampere University of Technology) で名誉技術博士号を、アールト大学ビジネス学部 (Aalto University School of Business) で名誉科学博士号を取得しています。ヘルシンキ在住です。
2003 年から会長を務めてきたハッソ・プラットナー工学博士は次のように述べています。「20 年にわたり SAP SE を率いてまいりましたが、創業当時から、この会社の成長を支えてもきました。会長職の引き継ぎを確実に成功させることは、私にとって最重要課題であると同時に、SAP の継続的な成功を左右する極めて重要な要素でもあります。ペッカ・アラ・ピエティラ氏は指導者として、この業界に精通しており、欧州企業のガバナンスの複雑な事情を熟知しているだけでなく、SAP の重大な局面の数々を共に経験してきた頼もしい盟友でもあります。今後についてお話する前に、この場を借りて、プニート・レンジェン名誉博士のこれまでの努力と貢献に深い感謝を述べさせてください。博士の行動力と奉仕の精神は、当初から変わらず並外れたものでした。この度、ペッカ・アラ・ピエティラ氏を迎えることになり、SAP のスーパーバイザリー・ボードは最も有能な人物の手に委ねられたと確信しております。SAP の将来を守り、継続的な成功を確かなものにするには、氏のビジョンと的確なアプローチが不可欠です」
ペッカ・アラ・ピエティラ氏は次のように述べています。「このような極めて重要な時期に、欧州のテクノロジーを力強く牽引するこの会社に再び加わる機会を与えていただき、 SAP のスーパーバイザリー・ボードとハッソ・プラットナー工学博士に感謝しております。素晴らしい人材に支えられて、SAP は 50 年以上にわたり、エンタープライズテクノロジーのグローバルスタンダードを確立してきました。そして今では、関連性と信頼性の高い、責任あるビジネス AI の開発・導入の先駆者として、ビジネスのあり方を根本から変えようとしています。SAP には、革新的なテクノロジーで真の成果をもたらしてきた実績があります。この実績を基盤として、新旧の仲間たちと共にさらなる成果を積み上げていけることを楽しみにしています」
ペッカ・アラ・ピエティラ 氏 / 写真 SANOMA 社：ハイディ・ピロイネン (Heidi Piiroinen) 氏
以上
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