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(本リリースは、4月22日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE(NYSE:SAP)は本日、製造業の生産性、効率性、精度に変革の波をもたらすサプライチェーンソリューションにおけるAIの進化を発表しました。リアルタイムデータから得られるAI主導のインサイトにより、企業は、自社データを活用してサプライチェーン全体に対して、より適切な意思決定を行い、製品開発を合理化し、製造効率を向上させることができるようになります。

ハノーバーメッセでのSAP:
新たなマニュファクチャリングエクセレンスを引き出す
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SAP SE エグゼクティブボードメンバーでSAP Product Engineering担当のムハンマド・アラム(Muhammad Alam)は次のように述べています。「現在、企業はサプライチェーンの混乱、人手不足、地政学的な不確実性など、さまざまな課題に直面しています。SAPは、スピードとインテリジェンスの必要性を認識し、サプライチェーンと製造プロセスを合理化するAI搭載ソリューションにより、イノベーションを推進しています。企業は、業務効率を高め、サプライチェーンのレジリエンスを向上させることで、優れたサービスで顧客を喜ばせ、持続的な成長と市場競争力獲得を目指すことができます」

正確で関連性の高いリアルタイムな情報は、サプライチェーンの混乱が世界中のサプライヤー、製造業者、流通業者に与える影響を軽減するのに役立ちます。SMA Solar Technology AGをはじめとするお客様企業は、サプライチェーンにおける労働生産性の約15%向上、サプライチェーン全体の計画コストの10%削減、在庫保有コストの10%削減、在庫回転率の改善など、SAPのソリューションのメリットをすでに体感されています。

SMA SolarのIT Order to Cash部門責任者であるハイコ・ケーム(Heiko Kehm)氏は、次のように述べています。「SMA Solarは、SAP® Digital ManufacturingソリューションのAI対応外観検査のパワーによって、持続可能でリスクに強い製造オペレーションを実現できるように製造実行システムを最新化しています」

SAPがスポンサーを務めるIDC InfoBriefの2024年度グローバル版「The Importance of AI in Supply Chain and Operations(サプライチェーンとオペレーションにおけるAIの重要性)」*によると、サプライチェーン担当エグゼクティブの63%およびオペレーション担当エグゼクティブの52%が、ビジネス目標と連動したAI戦略を用意しています。2,000人のアンケート対象者の51%が、リアルタイムに意思決定を行えるように、サプライチェーン計画ビジネスプロセスや主要アプリケーションにAIを組み込み、58%は、業務効率と従業員の生産性を高めるためにAIを活用しています。

お客様のAI中心戦略をサポートするSAPのサプライチェーンソリューションの主な進化ポイントは以下のとおりです。

  • AI主導のインサイトにより、サプライチェーン全体の意思決定を最適化:膨大なマシンデータを活用し、コンピューターによるAI主導の外観検査を生産工程に組み込み、自動化による大幅な品質向上が可能になりました。
  • 製品開発を効率化:製品開発者は、SAPのAIコパイロットであるJoule(ジュール)を使用することで、自然言語クエリを使って、新製品のアイデアを迅速かつ効果的に収集したり、強化したりすることが可能になりました。また、Jouleによって、製品デザインにビジネスデータをタグ付けすることで、ビジネスクリティカルな情報を視覚的にコンテキスト化することもできます。
  • 機器の異常を検出:AIを活用することで、設備オペレーターは、スマートデバイスやエッジゲートウェイから収集したセンサーデータに基づいて、潜在的な故障に事前に対処できるようになります。この新機能は、Software AGの最先端のCumulocity IoTプラットフォームを利用したもので、第3四半期にSAP® Asset Performance Managementアプリケーションに組み込まれる予定です。
  • 現場対応を改善:統合されたリアルタイムの交通データとトレーニング済み機械学習モデルによって、最適な運転ルートの選択や、仕事の効率的な割り当てが可能になりました。これによって、適切なフィールドサービス技術者が時間通りに目的地へ到着できるようになります。

SAPがハノーバーメッセで発表したイノベーションの詳細については、こちらをご覧ください。

*SAP後援によるIDC InfoBrief「The Importance of AI in Supply Chain and Operations」(文書番号 US52042224、2024年4月)

以上

 

 

SAPについて

SAP(NYSE:SAP)は、エンタープライズアプリケーションとビジネスAIのグローバルリーダーとして、ビジネスとテクノロジーの融合を推進しています。50年以上にわたり企業と共に歩み、進化を続け、財務、調達、人事、サプライチェーン、カスタマーエクスペリエンスなどのビジネスクリティカルな業務を統合し、お客様のビジネスを成功へと導く支援をしています。詳細は、こちらからご覧ください。www.sap.com

この文書には、将来の事象に関する予測、見通し、その他の将来予想についての記述が含まれています。これらの記述は現在の期待値、予測、仮定に基づいており、実際の結果や成果が予想と大きく異なる可能性があるリスクや不確実性を伴います。これらのリスクや不確実性に関する詳細情報は、証券取引委員会(SEC)に提出された資料に記載されています。特に、SAPの2023年度の年次報告書(様式20-F)のリスク要因セクションに詳細が記されています。

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