SAPジャパン、支出管理における生産性向上と成長促進を支援する新しいイノベーションを発表

プレスリリース

SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)は、企業の戦略的なコラボレーション、生産性向上、コンプライアンス管理の効率化、そしてビジネスインサイトの提供を目的とした支出管理ソリューションのアップデートを発表しました。今回の発表は、業界を代表する支出管理カンファレンス「SAP Spend Connect Live」(10月14日〜16日、ラスベガス開催)において行われました。

SAP、支出管理およびビジネス・ネットワーク・ソリューション全体に生成AIを導入

SAPは、自然言語生成型AIコパイロット「Joule(ジュール)」をSAP Ariba®の一連のソリューションに組み込み、ステータス更新やFAQの応答といった日常的な問い合わせ対応をシンプル化します。また、購買バンドルの推奨やサプライヤー情報の要約を提供するなど、生成AIがSAP Aribaソリューションでさらに活用される予定です。

SAP Fieldglass®では、Jouleにより、時間のかかる人材採用やサービスリクエストが迅速かつ正確に行えるようになります。Jouleは、職務記述書やスコープ・オブ・ワーク(SOW)のテンプレートを自動生成し、開始日や必要なスキル要件などを事前に入力します。

SAP Business Networkでは、物流および資産管理のタスクがJouleにより支援され、未解決の請求書エラーを構造化して解決に向けたインサイトを提供します。さらに、SAP Business Network Discoveryソリューション内の生成AIが新しいビジネス機会とサプライヤーをマッチングします。

Jouleは現在、SAP Aribaソリューションで利用可能で、2024年第4四半期にSAP FieldglassおよびSAP Business Networkに導入される予定です。この導入により、支出管理およびビジネス・ネットワーク・ソリューション全体で、頻繁に行われるタスクの80%が効率化されることが期待されます。

SAP Ariba® Intake Managementで調達業務のシンプル化を実現

SAPは、新たに「SAP Ariba Intake Management」ソリューションを導入し、社員のリクエスト処理とプロセスの効率化を支援します。このソリューションは、社員のリクエストを収集し、プロセスを自動化してステークホルダー間での調整を行い、進捗状況を可視化します。これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、コンプライアンスの改善が期待されます。

SAP Business Networkの新しいプロモートサブスクリプションで、サプライヤーのビジネス成長を支援

SAP Business Networkでは、サプライヤーが差別化を図り、新規バイヤーの獲得やビジネス拡大を目指すための「プロモートサブスクリプション」が2025年第1四半期に提供されます。年間6兆ドル規模の取引が行われているSAP Business Networkでプロモートを活用することで、サプライヤーの成長が加速されることが期待されます。

SAP Fieldglassにおける外部人材管理向けのアナリティクスアドオンを発表

SAP Fieldglassソリューション向けに提供される新しいアナリティクスアドオンは、調達・ベンダー管理および人材管理の担当者が柔軟なマルチチャネル人材戦略を迅速に実行できるよう支援します。KPIのレビュー、グローバルな市場動向、サステナビリティ指標などを一元的に管理できるこのツールにより、外部人材管理が強化されます。

SAPジャパンは、企業の生産性向上と支出データからのインサイト獲得を支援するため、AIを基盤とするインテリジェントな製品を提供し、調達から支出管理、サプライチェーンまでの効率性向上を目指していきます。

以上