(本リリースは、2月28日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)
SAP SE(NYSE:SAP)は、SAPの投資ファンドであるSAP.iO Fundが、サンフランシスコとバンガロールを拠点とするHasura社に投資したことを発表しました。同社は、GraphQL APIを使用してデータアクセスとデータフローのツールおよびサービスを提供しています。
今後SAPはHasura社と協力して、SAP HANA®をサポートするとともにGraphQLのネイティブ機能をSAP® Cloud Platform Integrationスイートに提供します。シリーズAラウンドはVertex Ventures社が中心となり、既存の投資家であるNexus Venture PartnersやStrive VCも参加しています。
Hasura社のイベントエンジンを使えば、クラウドネイティブ/サーバーレスのビジネスロジックをGraphQL APIに簡単に統合できます。Hasuraは、コンシューマー向けに、宣言型のメタデータ設定および権限ポリシーを使用して、GraphQL APIをリアルタイムで自動的に生成します。既存および最新式のクラウドネイティブインフラストラクチャーと並行して、本稼働環境のミッションクリティカルなアプリケーションでGraphQLを使用でき、GraphQLサーバーの構築と維持に莫大なコストをかける必要はありません。
SAPのシニアバイスプレジデント兼SAP.iOのマネージングディレクターであるラム・ジャンブナサン(Ram Jambunathan)は次のように述べています。「SAPには、SAP Cloud Platformでアプリケーションを構築しているパートナーとお客様から構成される、強力なコミュニティーがあります。SAPはHasura社と協力して、GraphQLのデータアクセス機能を拡張およびサポートします。これによってお客様は、インテリジェントエンタープライズへの変革の一環として、SAPソリューションの機能を拡張できます」
ますます多くの企業がGraphQL Foundationに参加するなかで、Hasura社のオープンソース戦略は着実に開発者の支持を得てきました。現在では、ダウンロード数が2,800万を超え、GitHubで15,000以上のスターを獲得しています。JavaScript Rising Starsのレポートによれば、HasuraのGraphQLエンジンは2019年に最も急速に成長したプロジェクトの1つであり、成長著しいスタートアップだけでなく、世界最大規模のヘルスケア企業や金融サービス企業を含むFortune 500企業にも広く普及しています。
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