(本リリースは、1 月 12 日に弊社本社から発表された発表文の抄訳です)

SAP SE (NYSE:SAP) と The Economist Intelligence Unit 社が新たに発表した調査レポートによると、ベビーブーム世代と X 世代の消費者は、新しいオンラインショッピング行動の一部を放棄し、若い世代よりもブリック&モルタルの世界に戻る傾向が高いと予測されます。

4,000 人を超える世界中の消費者を対象として行われた The Influential Shopper レポートでは、パンデミック前後の消費者の支出レベルを世代別に調査しました。2020 年 9 月に実施されたこの調査では、パンデミック前、パンデミック中、および各種規制が緩和された後の消費傾向と利用チャネルを評価しました。このレポートは、生活必需品だけでなくそれ以外の商品アイテムもオンラインショッピングへの依存度が一層強まっている傾向を明確に示しています。この調査によると、次のことがわかりました。

  • 調査対象となった国の月間小売支出は、2020 年第 1 四半期から第 2 四半期にかけて 9% 減少したものの、オンラインでの支出平均では 15% 増加しました。
  • パンデミックの間、食料品や日用品などの生活必需品のオンラインショッピングはこれまで以上に定着し、2つのカテゴリの月間平均支出はそれぞれ78%と49%増加しました。
  • 規制が緩和された後も、新しいオンラインショッピング行動は継続する見込みですが、ミレニアル世代と Z 世代で 4% ではわずかに減少し、ベビーブーム世代で 9%、X 世代で 6%と、さらに高い比率で減少している。
  • いつでもどこでも買い物ができることが、すべての世代でオンラインショッピングが好まれる最大の理由になっています(全体の 49% が回答)。世代別に見ると、ベビーブーム世代で 59%、X 世代で 51% と、ミレニアル世代と Z 世代(ともに 42%)の割合を大きく上回りました。

SAP Customer Experience 担当の CRO を務めるポーラ・ハンセン (Paula Hansen) は次のように述べています。「将来、ブランド企業成功の鍵を握るのは、店舗であろうとオンラインチャネルだろうと、すべての世代グループのニーズを満たし、彼らが求める優れたエクスペリエンスを生み出す方法を確立することです。企業は、シームレスな顧客体験を提供しながら、買い物客を購入へと導くために、年齢や好まれる購買方法を熟慮して適切なマーケティングを実行する必要があります。それらが、ビジネスの力強い回復につながり、将来の危機に備えることにもなります」

この小売調査の結果は、2021 年の 1 月 12~14 日、19 日、21~22 日にバーチャル開催された NRF 2021:Chapter One(英語)で公開されました。X (@SAP Retail) および sap.com/nrf(英語)でも情報を提供しています。

以上

 

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